Kazuko MISAWA World

三沢かずこの青の世界 ー 作品の周辺

エネルギーのある作品でありたい

2015-07-11 22:19:27 | 作品

家族の入院で病院に通う生活が続いている。病院は、その中にいるときは、気を張っているのか、意外に疲れないのだが、一歩外に出たらどっと

疲れが出る。さっきまでは、結構自分の体力の量に驚いていたのだが。それが、息切れがして、足もふらつく。蒸し暑さのせいだろうか、もう

歩くのもきつくなっている。期日が残り少なくなった展覧会に行く予定を組んでいるのに、何とか自分を元気づけなくてはならない。三宮駅前の

ティールームに空いた席を見つけ、ロイヤルミルクティと焼き菓子を頼んだ。今日は食事の他に、何杯かのコーヒー、バナナ、どら焼きも食べた

のだけど、それは体を動かすためのエネルギー源なのだから、と自分に承知させた。甘さのあるロイヤルミルクティは少し元気をくれたみたいだ

席を立って気合を入れた。地下鉄に乗り、元町の山手にあるギャラリーに行くことができた。

繊細な針金で作った四角い箱状の造形に直径1センチぐらいの透明感のあるスパンコールが吊るしてある。外からの風や、扇風機からの風にその

スパンコールがキラキラと揺れる。数えきれないほど多くのスパンコールはいっせいに涼やかな舞いを見せる。ぼうっとながめた。何かを考える

ことなく、ただただ、ぼうっと見続けた。1年をかけたという時間の厚み、を。

帰り、元町駅までの道のりが短く感じられた。病院で使ったエネルギーが戻ってきている。びっくりするほど元気が出ている。造形作品のもつ

力だ。嬉しくなって作家の中村昌子さんに気持ちを伝えたかった。でも住所を知らない。そうだ、ブログに書こうと思った。

作品に最も必要なもの、やはり、エネルギーだ。大切なエネルギーをいただいたのだから、この次は私の個展でお返ししなくては。

         ☆ 中村昌子 展   wire beads breeze     2015.7/4(土)-12(日) ギャラリーAO   TEL/FAX     078-341-5399

 

                       フォト  2014

                      

 

                

 


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