川端康成文学館での個展が無事にオープンし、順調に展示日を重ねている。私と文学のつながりを、あまり人に話したことがな
いので、いろいろな質問がくるかなと思って覚悟していたが、意外に無く、三沢さんって文学と密接よね、などと言われている
え?っと聞き返したら、だって前に詩画集出していたよね、と言われた。そうだ、あの頃は、文学に対して引きずっている気持ち
が強かった時だった。自分の作品に文学性などさしてないという思いで抽象画を描いてきたのだが、他者からはまた、違った見
えかたなのかもしれない。個展会場にも、文学少女(元?)や、文学趣味の方々が多いような気がする。少し新鮮な思いがして
いる。『伊豆の踊子』の終盤の悲哀や無常感を支えてくれる希望に心が洗われて読み返す。やはり、元、文学少女か。
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