冬至が終わってほっとしている。後は日一日と、米粒ほどでも日が長くなっていく。制作時間が増えていくと思うだけで、とても嬉しい。二、三日
前から、和紙に水溶性の絵具で描きたい気持ちが突然起こって、和紙の在庫を探し、手当たり次第に描き出した。突然のことで、油絵の作品も、休
止状態。3月の個展が近付くというのに。でも、こんな突然湧いた気持ちを大切にすべきだと思った。小品をどんどん描いて、やや大きな作品も
和紙で描き始めた。ここ何年も、和紙に油絵の具で苦労してきているのに、もう和紙はやめようか、と思っていたのに...。
どこまでいくのかしら。わからない。在庫の和紙を皆使ってしまって、ネットでの検索が続く。目がかすむ...。
今日、何かしている時にふと気が付いた。この描き方って、20年前のスペインの初個展の頃の描き方だ。即興の描き方に対して、かなり評価して
もらったな。その次の個展で、即興をやめ、省略の画面にして、風当たりが強かった。駆け出しで、何もかもわからずの状態だったけれど。
頭で考えての画面作りが良かったのか、そうでなかったのか.....今は、ひたすら即興の描き方にこだわってみようと思う。
フォト 2016