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風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

「まっすぐ」 原田マハ

2023-01-28 19:13:02 | 思想

とても面白くて、早く読みたい本 『本日は お日柄もよく』 原田マハ 作

 わすかな待ち時間に、読んでいるのですが、やっと半分をすぎたところ。

P206にあった「まっすぐに」という言葉に魅かれました。

原田マハさんは、この「まっすぐに」という言葉について

***この言葉の持つ 強さ、着実さ、しなやかさ、明るさ、素直さ、すがすがしさ。

 潔く、誠実で、信念にあふれる言葉*********と言う。

 

そこで思い出したのが、

若き日に、何人かの男女で、聖書研究会をしていたとき、

会の名前をつけよう、、、という事になりました。

そこで選ばれたのが「真っすぐ」でした。

 聖書の使徒行伝9章11節より

  そこで主が彼(アナニア)に言われた。

  「立って『真っすぐ』という名の路地に行き、

  ユダの家でサウロというタルソ人を尋ねなさい。

  彼はいま祈っている。」

 

「まっすぐ」に生きたい!という願い、志、若い情熱あふれる言葉でした。

 

主は、エルサレムに向けて まっすぐに進まれた。

 

***いますぐに(やりましょう) まっすぐに(行きましょう)****

これを政党のスローガンとして掲げる。

亡き父親の遺志を継いで****という内容。(『本日は お日柄もよく』)

 

「まっすぐ」という言葉を、忘れてはいないか。

自問しました。

 まわりからの声に、惑わされていないか。

 自分を偽って、迎合していないか。

 

「まっすぐ」に、生きたい。 

原点に立ち返って。

 水仙 (野口勝利さんからお借りしました)

  まっすぐに、りんとして、咲いている水仙のごとく

 


共感できる人たち

2023-01-21 18:44:40 | 思想

分かり合える、、、とは、共感できるということ。

このごろ、つくづく、共感できる人たちがいてくれて、よかったと思います。

話をして、「そうそう、そうなのよ」と言える人。「あなたも、そうだったの」とほっとする人。

 

三浦綾子さんは、クリスチャン作家です。

共感できる人のひとり。教えられることも多いです。

「塩狩峠」をはじめとして、たくさんの日本の本物のクリスチャンのことを書いてくださっています。

「ちいろば先生物語」の榎本保郎先生。

「愛の鬼才」の西村久蔵さん。

 

ほんもののクリスチャンの愛を実践なさった人たち。

 

荒波に翻弄される人生を、愛をもって生き抜いた人に学びたい。

 

共感しあえる人たちと、出会わせていただいていることも、感謝します。

 試練と同時に、のがれる道も与えられています (聖書アプリから)

 どんなときにも、天を見上げる、イエス様のみ顔を仰ぎ見る日々を送りたいです。


落合恵子さんと柳田邦夫さんの対談 絵本

2023-01-19 18:13:36 | 思想

通販生活の何号だったか忘れましたが、

”落合恵子の深呼吸対談”の第49回最終回は、柳田邦夫さんがゲストでした。

 コロナ、ウクライナ紛争、環境破壊、貧困・格差・・・・・・

 こんな時代こそ、

 子どもには心の発達を

 大人には新たな気付きを

 与えてくれる絵本を読もう。

このサブタイトルに魅かれて、切り抜いていましたが、なかなか読めませんでした。

ふたりの前には10冊の絵本が置いてある写真。

それをよく見ると、柳田邦夫さんのすぐ前には

『おじさんのかさ』があるではありませんか。

 

この前の『百万回生きたねこ』つながりで、T子さんから紹介された

子どもたちに人気のある絵本の1冊。

図書館から借りてきたところです。

読んでみると、まえに読んだことがある絵本でした。。。。(すぐに思い出さない記憶力低下)

 「あめが ふったら ポンポロロン

  あめが ふったら ピッチャンチャン」

とても素敵な響きの言葉、、、こどもたちは、ここが気に入ったに違いありません。

佐野洋子さんの絵も、ほんわかしていいです。この本にも、なんびきかの猫がこっそりいました。

 

落合恵子さんは、絵本専門店「クレヨンハウス」を1976年に始められました。

とても衝撃的、斬新な試みと、当時は受け止められていました。

1度行ってみたいなあと、ずっと思っていて、まだ行けません。もう行けないかも。

 

「絵本がどれだけ多くの人の心の扉をノックしてきたか。

そのノックの音で人生が変わった人も数多くいます」と落合恵子さんは言っておられます。

同感です。

 

お二人が紹介してくださっている10冊の絵本、

図書館へ予約しなくては。。。(本当に図書館はありがたい本の宝庫です)

 絵本 おじさんのかさ (アマゾンさんからお借りしました)

 

 

 

 


小さきものの声を聞く~思想史家・渡辺京二の遺言

2023-01-13 19:21:02 | 思想

NHKのこころの時代は、いつも録画しているのですが、

私は見たり、見なかったり。

この渡辺京二さんの番組は、友人のMさんが教えてくれて見ました。

私は全く知らない人でしたが、

石牟礼道子さんが、苦海浄土を書くきっかけとなった雑誌「熊本風土記」への連載を依頼した人でした。

小さきものとは、庶民のことです。

水俣病患者の方々のことでもあります。

 

1970年に、厚生省へ「告発する会」として行ったのでした。仲間と一緒に。

出身は、熊本ですが、1947年に満州から引き揚げてこられました。

熊本大学に入学してまもなく、結核を患い、療養所で過ごす。

 知識だけはあっても、自分は何も分かっていない存在だと気付く。

結核が治ってから、法政大学で学ぶ。

 そのころ吉本隆明と出会い、師と仰ぐようになる。

 「日本読書新聞」で働くが、新聞社が、国に対して謝罪文を書かなければならなくなり、

 それに疑問をもち退職して、熊本に帰る。

 

「国からも世論からも妄想からも支配されないというあり方ができるのは、

自分が自分でありたいという仲間がいるから。」

「近代によって失われたものは何かを、庶民の視点から見つめ続けた人」

不知火の海には、宝があり、漁民がもっている豊かさや、知恵がある。

それがチッソ汚染によって破壊された。

 

「己をかばうな」 

人から嫌われることを恐れるな。

自分をよく見せようとするな。

 これは、真言宗の真宗寺の住職佐藤さんから学んだそうです。

 

92歳で亡くなった渡辺京二さんの生涯から、学ぶものは多い。

『逝きし世の面影』その他たくさんの著書があります。

 

 ソシンロウバイ (野口勝利さんからお借りしました)

  蝋梅の季節ですね。