生涯を完結させるまでに歌いたい歌、最近始めたヴァイオリンとフルートはどこまで演奏できるようになるか、と時々ワンコ

死は人生の終末ではない。 生涯の完成である。(ルターの言葉)
声楽とヴァイオリン、クラシック音楽、時々ワンコの話。

「フルートの音域は3オクターブ」の拡張

2017-07-18 22:18:10 | 器楽・楽器

 3連休はうれしいですね。特に今回の週末はレッスンも無かったので思いっきりフルートの練習とヴァイオリンの練習が出来ました。で、「フルートの音域は3オクターブ」としている教則本やネット上の情報が多いのですが、下限は楽器で決まってしまいますが、上限は倍音を鳴らせれば4オクターブ目に拡張することは可能なはずです。が、4オクターブ目の運指を詳らかにしている教則本とかネット上のサイトは少ないです。少ないとはいえ全く見つからない訳ではありません。実のところ以前から4オクターブ目の運指を公開しているサイトは見つけていたのですが、これまでは3オクターブ内を自在に吹くことに重きを置いて練習してきました。3オクターブ目ともなると2オクターブまでとは運指が全く異なってくるので、2オクターブまでの延長の積りでは吹けません。それでも何とか簡単な旋律などは吹きこなせてきたと思い、いよいよ3オクターブの限界を超えて4オクターブ目の音が出せるかチャレンジしてみました。

 結果、3オクターブ目までは100%ととまでは言えないまでも95~98%ぐらいは成功します。それが4オクターブ目となるとD=レが50%位、Des=Cis=レ♭=C♯とEs=Dis=ミ♭=レ♯は20%以下の成功率で何とか音を鳴らすことが出来ました。これまで3オクターブ目までは運指の練習もしてきたのでそこそこ旋律を吹けますが、3オクターブ目でも運指の規則性がなくなってきて2オクターブ目までとは全く違う運指になってくるのに、4オクターブ目ともなると益々訳のわからない運指になります。

 それから3オクターブ目からは複数の倍音を使い分けて鳴らすため、変え指が複数種類出てきます。自分の鳴らしやすい倍音を使うことになりますが、感を掴むまでは使っている倍音に対応する変え指がどれなのかもわからず、それが4オクターブ目になるとますます使える倍音が増えるので変え指も増えます。自分(あるいは自分の楽器、少なくともEメカ付きの楽器とEメカ無の楽器では変え指も違ってくる筈です)の使いやすい倍音と、その倍音を使って出したい音程を出しやすい変え指がどれかを確認するまでは、運指表とにらめっこでトライアンドエラーする必要があります。

 3連休の三日間、毎日トライして何とか4オクターブ目のD=レは出せる目途が付いてきたので、これを確実に出せる様に、且つその運指を確実に体で覚えることを最優先の目標にしています。でその次の課題としてDes=Cis=レ♭=ド♯と、Es=Dis=ミ♭=レ♯を安定して鳴らせるように、且つその運指を体に覚え込ませること、を目標にしています。その上の音程はそこまで出来る様になった後の課題ですね。ただ、4オクターブ目は果たしてどこまで出せるものなのでしょうか?5オクターブ目の入り口のドまで運指が公開されているサイトもありますが、4オクターブ目のソまでの運指しか公開されていないサイトの方が多いです。さて、4オクターブ目のソまで私自身が鳴らせるようになれるかどうか、音域を広げるというのは結果がはっきり出るので挑戦のし甲斐があります。力任せではなくあくまでもブレスコントロールのテクニックを洗練させる、という観点でトライしていきます。


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