かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

回答済 質問 「いい学校の選び方」後半 吉田 新 中央公論新社

2007年04月21日 | Weblog
生徒指導概論C 質問集(いい学校の選び方 後半)

1.先生は、次に進みたい時にどうやって前のことにけじめをつけようとしますか。
 答: どちらかというと,成り行きまかせです.というより,次のことに一生懸命になると前のことはすっかり忘れてしまう者です.前のことを引きずっているということは前のことが気になっているということだと思います.

2. 恋愛と勉強の両立について教えてください。
 答: そうですね,恋愛に頭がいってしまうと,他のことを一生懸命できなくなりますよね.でも,無理して両立しなくてもいいかもしれません.というより,できないかも知れません.どちらかでも,熱中できればいいんじゃないでしょうか.人生は,何が福となるかわかりません.

3. 本を読んでいくにつれて、前に読んだ内容を忘れてしまうことがあるのですが、どうすればよいのですか?
 答: 当然それはあります。そうしたらもう一度前のことを読み直せばいいのです.私は,何度も同じ本を読み直すことがあります.これは老化現象かもしれないけど。

4. うまく言いたいことをまとめるには、または、苦手意識を取り払うにはどうしたら良いですか?
 答:これは,難しい.まとめる力は,総合的な力が必要なので,一言では言えません.でも,いろいろな経験と本を読んで考えることで,自分の考えができてくると自然にまとめる力がついてくると思います.


5. 川島先生は「いい先生」、「いい授業」とはそれぞれどのようなものであると考えますか。
 答:同じ質問を幾つかもらいました.いい先生というのは,その人のパーソナリティが先生として適切な人としか言いようがありません.結局,教師は常に今まで経験にないような場面に出会うことばかりです.それを解決してゆくためには,豊富な知識と経験とパーソナリティが必要になると考えられるです。ですから、いい先生は知識が豊富で経験の豊かな人ということになります。「本を読む、友達と話す、旅をする」ですね。まあ,言ってみれば,総合的な人間力の高い人みたいなものですかね.答えになっていないかも,

6. 「学校選択制」には賛成ですか。反対ですか。できたら、その理由も教えてください。
 答:どちらでもないような気がします.子どもによっては一生懸命、学校を選択しても同じような気がするし,ある子どもにとっては,転校した方がいい場合もあるし.もちろん,学校を選ぶことは大切だけど,といって,では、だめな学校はどうすればいいのか?と考えたときに,その学校に行っている子どもはどうなるの?ということになるんじゃないではでしょうか.いい学校に行ける子どもだけがいい教育を受ける。アメリカのよう格差のある学校システムを目指しているのでしょうか。

7. 学校の選択性が導入されるようになっても、例えば交通の便が不便であったり、通える範囲の学校が一校だけの環境で住んでいる人にとっては、結局変わりが無いように感じてしまいます。本当に学校選択制によって利益はあるのでしょうか?  答:いい学校を考えると言うことは,だめな学校に行かなければならない子どもがいるということですよね.すべてが同じいい学校になればいいのですが.ということは,いい学校を考えると言うことはすべての学校がいい学校になるように目指すと言うことになるのではないでしょうが、いろいろな学校があってもいいのではないでしょうか。

8. 子どもと関わるときにまず最初に見る場所はどこですか?
 答:どこを見るといわれれ目ですが、子どもを評価しようと考えて見るのであれば、活動性と話し方、態度なのでしょうね。


9. もうすぐ基礎実習が始まりますが、今からすごく不安で仕方がないです。ちゃんと子どもと仲良くできるのか、指導案をきちんと作れるのか、子どもたちの前で緊張してうまく授業が進まなかったらどうしようなど、不安をあげたらきりがないです。なにか「実習前にこれをしておくといいよ」とか「こういうことに気をつければうまくいくよ」といったアドバイスはありますか?
 答:特別にはありません。で附属学校の先生方も大学の先生方も、皆さんが
うまく実習をできるように見守っていてくれます。指導の先生を信頼して、安心して実習を行ってください。そして、信州大学の教育学部に入ってきている自分自身にも信頼してください。

10. 先生がお考えになる「いい評価方法」とはどんなものですか?
 答:適度な相対評価と適切な絶対評価を組み合わせたものがいいと思います。具体的に言う、子どもが自分の自信をつけようと考えたときには、「○○ができるんだ」という絶対評価が必要でしょう。逆に言うと、だれそれよりもできるという相対評価は、大人になってから役に立ちません。今に多くに日本の学校がや親が、相対評価を中心にして教育を行っているために、大人になってから自信のない子どもや逆に他人と比較して自慢ばかりしたり、外部からの評価を求めないと落ち着かない人が増えているのだと思います。
 子どもには、自分はこれができるんだという絶対評価の部分と、社会の中で生きてゆくために必要な独りよがりにならないための相対評価が必要なのだと思います。


11. 最近は、子どもに関する責任の多くが学校にあるように見られがちだといわれています。いじめ、不登校、交通事故、誘拐などの事件、様々なことが家庭よりも学校の責任にされがちです。学校はどこまで責任を負えばよいのでしょうか。
 答:確かに、とても難しい問題です。でも、基本みんなが忘れてしまいがちなことは、子どもの教育は、大人が責任をなすりつけあうのでなく、学校も親も協力して将来のよりよい社会をつくるために、子どもを育てることなのです。すなわち、学校と親はお互いにできない部分を補い合うという気持ちが必要なのではないでしょうか。

12. 外から聞こえる雑音よりは大きい声ではっきり話してください。
 答:ごめんなさい。気をつけます。

13. 先生はどのような評価方法が良いと思いますか。
 答:10を見てください。


14. 恋人がいますが、遠距離なのでなかなか会えません。つい最近まで、寂しさで咽び泣く毎日を  過ごしていました。この頃は少し立ち直りましたが、とても会いたくて仕方がありません。会っても、離れるときのことを考えると涙が止まりません。どうしたらいいのでしょうか。
 答:そうですよね。でも、冷たいかもしれませんが、最終的には一人で生活することも覚えなくてはならないのです。悪いけど、お互いに一人一人がしっかりと生活することで、うまくゆくのです。


15. 先生は、今まで何人の女性とお付き合いしたことがありますか?あと、「この人だ!」と感じるとき  (結婚を決意するとき)はどんなときですか?赤い糸って本当にあると思いますか…?
 答:そうですね。
16. 今まで行った国の中で、特に印象に残った国や、おすすめの国はありますか。あれば教えてください。

17. 先生は、176ページ「(7)子どもが抱えるかもしれない問題を未然に防ぐ」に挙げられているような
  親の行動をどう思いますか。

18. 「いい学校の悪い教師」と「悪い学校のいい教師」では、どちらの方が生徒の将来的に明るいと思いますか?
 答:子どもによって違うと思います。


19. 質問なのですが、いいクラスの条件についてで、上の4つ(お互いを知り合い、友達になる。自分自身を認め、他人も認める。いっしょに協力できる。対立を解決できる。)のほかに具体的にどのようなものがあるでしょうか。また、クラス作りで必要なことは学年が違ったらどのように変わってくるものなのでしょうか。
 答:抽象的なことでは、基本的にそのくらいなものでしょうね。その中で、子ども一人一人がどのような価値観を育てられるかだとおもいます。


20. 先生がいい授業と思うための授業作りはどのような感じですか。
 答:教師のパーソナリティが自然で出てくるような授業が好きです。

21. 先生は、今の子どもたちに欠けている能力があるとすれば、それは何であると考えますか?
 答:小学校の低学年とそれ以降では違うと思います。小学校の低学年では社会的ルールの獲得、高学年以降は自分で考える力。

22. なぜ人間は集団を作り、集団で行動するのでしょうか?
 答:一人じゃ生きてゆけないでしょうね。・・(なんじゃあたりまえじゃん)

23. 生徒指導を行ううえで大切なことはありますが、先生は何が一番大切だと思いますか?
 答:

24. もし川島先生が子どものために学校を選ぶとなったらどのようなポイントを一番重点に置きますか?
 答:家に近いところ

25. 『いい学校の選び方』の151ページに「週休二日制は、他のOECD諸国からの圧力によって労働時間の短縮を実施せざるをえない状況になり、まずは役所を休みにしたので、同じ公務員である教師だけ土曜日も働かせておくわけにはいかなくなったためで、その意味で「ゆとり」はそれを正当化するための手段でしかない。とありますが本当なのでしょうか?そうだとしたら学力低下や未履修問題は馬鹿みたいですね。
 答:その通り、馬鹿みたいです。でも、それが現実です。

26. 海外諸国の評価方法・入試はどのようになっているか。日本のようにテストの点数だけがファクターなのか。
 答:いろいろな入試方法がありますよ。面接が主流ですが、お金とか、コネとか

27. 先生は始めの授業で大学生は読書をすべきだと言っていましたが、先生の好きな作家は誰ですか?私はもともと本が好きでよく読むのですが、特に江国香織さんと伊坂幸太郎さんが好きです。
 答:すみません。最近の人の小説は読んでいません。文学系で好きなのは、井上ひさしとか、橋本治などを読みました(何で過去形なの?)。

28. 川島先生が体験した授業の中で今までで一番印象に残っている授業とはどんなものですか?(学生時代でもいいですし、教師としてからでも良いです)
 答:ありません。というより授業を一回一回のものと考えていません。ある先生の授業という記憶がありますが。

29. 川島先生はどうして今の奥さんを結婚相手に選んだんですか?その決め手はなんですか?
 答:恥ずかしいのでいいません。

30. 川島先生は、道徳の授業は意味があると思いますか。私は経験上、意味があると思っていますが、最近、マスメディア上で道徳教育は必要性があまりないと報道されていることがあります。私には、そのことが理解できません。
 答:マスメディアは道徳教育というと戦前行われていた修身の授業を考えるのでしょうね。でも、マスメディアのように、何事につけても善か悪か、白か黒かと考える方がおかしいと思っています。

31. 小テストは、教科書の写しになっていないか以外に、採点基準とかあるんですか?
 答:私が期待している答というのがあって、そこからはずれている場合は、減点しています。また、ある程度文章量がないと減点しています。

32. 教職につきたいと思ったのはなぜですか?
 答:本当は、小学校か中学校のの教師になりたかったのですが、成り行きです。

33. 自分の中学校では、成績を出すときに相対と絶対の両方を出していました。現在の日本の義務教育は全て絶対評価になっているのでしょうか?
 答:よくわかりませんが、県や自治体によって違っているようです。

34. レポートを授業当日に忘れたりして、提出が遅れてしまった場合は点数はいただけないのですか?
 答:遅れた場合は減点しているだけです。

35. 料理好きですか?
 答:好きい言うよ、毎日のことですから、よくやります。

36. 志望校に入学できなかった弟になんて声をかけてあげればいいのか分かりません。どうすればいいのでしょうか。
 答:難しいですね。弟の性格や状況によるので、一言では言えませんが、志望校があるなら、あきらめずにがんばるように言ってください。

37. 子が親から親離れする年齢と、親が子どもから子離れする年齢は、それぞれ何歳ぐらいがベストだと思いますか。
 答:これもその親子関係によると思います。早ければいいというものではないと思います(オーベイの価値観では早いほうがいいようですが・・・)。

38. 先生はどういう音楽を聴きますか?
 答:ディープ・フォレスト、エニグマ、エンヤなど、でもオムニバスのPure,Image,Feelなどを聴いていることが多いです。

39. 先生が今までに出会った、ぜひ子どもに読ませたいと思った本はどんな本ですか?
 答:これ一冊といわれてもありません。

40. 毎月本にどれくらいのお金をかけるべきだと思いますか?
 答:かこれくらいと言うことはないです。図書館もありますし、古本もありますし、

41. 私は岐阜県出身で、学区制もありましたので学校を選んで進学できるのは大学だけだったと思うのですが、他の都道府県ではそんなに進んでいるのでしょうか。岐阜県の教育は遅れているのでしょうか…。
 答:学校選択制は、全国では自治体数でいうと2割くらいだと思います。

42. 講師も研修はあるのですか。
 答:小学校の講師は研修はありません。希望すれば行くこともできるようですが。

43. 最近私がふと気付いたことについて質問です。私は日曜日があまり好きではありません。休みであることはそれなりに嬉しいのですが、日曜日のテレビ番組は基本おもしろくないし、やけにみんなだらだらしているし、こんなならはやく月曜日になればいいのに・・・と感じます。それにおそらく自分の時間の使い方が悪いと思うのですが、みんな日曜日をどのように使っているのかが気になります。次の日から学校に行くのがいやだとか、家にいたくないとかそういうわけではありません。いったいこれはなんなのでしょうか。
 答:そうですね。でも、日曜日は勉強や大学とは関係のないことをしてみるのもいいと思いますよ。

44. 総合的な学習の時間にはどのような活動をすべきだと思いますか。
 答:担任の先生の好きなことをしたらいいと思います。

45. 時間割りは日ごとに授業の進み具合を考慮して作るべきか、それとも一週間単位で固定するべきでしょうか。どう思いますか。
 答:

46. 5枚のレポートにつき50点、3枚のレポートにつき30点というのは1回のレポートの枚数ですか。
 答:そうです、原稿用紙400字詰めにしての枚数です。

47. 川島先生が子どもを通わせた学校は、いい学校でしたか?どこがよくてどこがだめだったか教えてください。
 答:家の近所の中学・高校に行きました。大学も、家から通える、一番近い国立大学に行きました。それは、お金をかけないためでした。

48. 生徒指導は、体育の先生が行う怖いものだという印象があります。このようなイメージを変え、実際に生徒指導の先生を変えるにはどのようしたら良いと思いますか。
 答:指導と言うより、「援助する」という気持ちになれば、誰でもできると思います。

48. 「いい学校」をつくるためには、当然既存の学校体制を改革していかなければなりません。川島先生だったら、まず何から変えていこうと考えますか。
 答:とりあえず、小学校までは毎日のドリル、中学校以降は毎日の読書。それに運動と音楽、美術、技術。

49. 先生は年間どのくらい本を読むのですか。
 答:どのくらいかは考えたことはありません。でも、冊数では難しいでしょう。というのは、一冊の本を一ヶ月かかって読むこともあれば、一日で2冊読むこともありますから。

50. この本の中で、親が授業の進み具合を把握し、家庭で授業の足りないところを補充すれば、子どもの学びをよりサポートできると書いてあったが、実際には、毎日それを教師と連絡を取ることは出来ないし、たとえ毎日ではなくても、教師の負担が多くなってしまうのではないか。それは不可能ではないのか。実際に、いい学校といわれるところがあるとするのならば、親は学校にどんなことをしてかかわりをもっているのか。
 答:学校に関わりを持つと言うより、親も子どもを一緒に育て、教育してゆけばいいのです。学校が気に入らなければ、親が育てればいいのではないでしょうか。現在、アメリカでは、ホームスクールといって、子どもは学校に行かずに家で親と一緒に勉強して、時々スクーリングをするというシステムを利用している人が200万人近くいるそうですよ。学校だけが、子どもを教育する手段だと考える必要はないと思います。
 

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