かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:発達と教育A (水) 101124 世界一の子ども教育モンテッソーリ 後半

2010年11月24日 | Weblog
1. 血液型性格診断についてどう思われますか?
  答:えっ?そんな質問?という感じです。血液型で性格がわかるという前に、性格とは何かと言うことを考えると、性格とは、その場面でのその人の特徴的な行動様式と思考だといえます。そして実際の行動や思考は、性格によってよりも、いろいろな場面や状況で影響されて異なった行動様式をとります。また、人間の性格は4つに分けることは出来ません。多くの人は、血液型で4つに分けられる性格の、どの性格の部分も同じように持っています。ですので、性格を血液型の4つに分けることは意味がありません。さらに、血液型の比率は人種や民族で異なりますが、民族による国民性も4つには分けられません。

2. 先生は、女性が化粧をすることについてどう思われますか?
  答:私の感覚では、お化粧は、洋服や髪の毛と同じようにオシャレをすることと同じではないかと思います。洋服や髪の毛を気にする人がいるのと同じように、化粧をする人もしない人もいるのでしょうね。最近は男性も化粧をするし、私もヒゲの手入れをします(笑い)

3. 川島先生は、幼稚園と保育園どちらに通っていましたか。
  答:私は、どちらも通っていません。祖母が一日中連れて歩いていたようです。また、私が小学校に入る年に母親が園長として幼稚園を創設しました。ですので、私は幼稚園のことをよく知っているのですが私自身は幼稚園に行っていません。

4. 先生が経験した「子育て」の失敗談とその改善策を教えてください。
  答:そうですね。いろいろあったけど、まず、長男が3歳の時に幼稚園から帰ってきて、親指の爪を剥いだ後があったので問いただすと、友達に剥がされたと言われ、そのまま担任の先生にクレームをつけてしまったことがあります。もちろん、長男は自分で爪を咬んだのが事実でした。つい親は自分の子どもの言うことを信じてしまいますが、小さな子どもは、よくウソをつくと言うことを思い知りました。それと、長男が高校2年生で長女が中学3年の夏休みに一ヶ月間家族でヨーロッパを回りました。私が自分で一緒に旅行をしたかったために出かけてのですが、今考えると、子ども達にとってはいい迷惑だったのだろうなあと思います。せっかくの休みに友達とも遊べないし、勉強や宿題も遅れたのだろうなあと。


5. 旅に絶対必要なものを3つ挙げていただきたいです。
  答:絶対に?持って行くもとしては、パスポート、クレジットカード、飛行機の予約確認表(あたりまえだ!)。あまり、ふつうでは持っていかないものでは、パスポートのコピー(紛失用)、日本の免許、おなかの中に入れる腹巻き状のケースかな。

6. 大人が語彙を増やす方法として、読書以外にに何が有効だと思いますか。
  答:人と話すこと。レポートや論文を書くこと・・

7. 今度ロスに行くのですがおすすめなところありますか。
  答:おすすめは、ユニバーサルスタジオかな。園内を回るバスツアーがおすすめです。日本にもあるのかな。

8. 私は幼稚園出身のにせいか?保育園の子ども達は、集団の中でもまれていて、逞しく見えますが、どう思われますか?
  答:同じ印象を持っています。しかし、実際は、県や都市部かどうかによって異なりますが(都市部以外は幼稚園は少ない)、幼稚園は、専業主婦の母親が多いような気がします。保育園では、早くから時間的に母親から多く離れるために、そのような印象を持っているのでしょうね。


9. かわティに講義を聞いていて医学の先生じゃないのに知識がすごいなあと思ったので質問します。先生は脳のことはどこかで習ったのですか?もしや独学ですか?
  答:えっ?そんなにすごいとは思いませんよ。いま、心理学を勉強している人は、ほとんどの人が脳のことに詳しいです。私は特に詳しい方ではありません。でも、脳関係の本はよく読みますが・・・ラマチャンドランなんて面白いですよ。

10. モンテッソーリ教育を受けて育った子とそうでなかった子の脳の賢さの違いとかは顕著に出ているのでしょうか。幼稚園でだけモンテッソーリ教育を受けてもやはりそんな意味ないんですかね…。モンテッソーリ教育を受けた人はみんな賢くなれるのか気になりました。
  答:まあ、そうかもしれないし、そうでないかもしれません。というのは、それを測ることが難しいからです。もし、モンテッソーリ教育で賢くなったとしても、大人になって、それぞれの子どもが異なった場面で生きて行くのですから、どのようにも測ることはできません。一方、日本のように偏差値の高い大学に入ることが賢いことの証拠であるとすれば、始めから日本で行われているような受験対策やお受験対策をした方がいいと思います。
 そのために、皆さんの中にも、モンテッソーリのようなことは特にやる必要がないという意見も出るのです。教育についての理念は、どのような大人をつくりたいか、子どもにどのような人生を生きて欲しいかという願いが含まれています。その意味では、確かに、偏差値の高い大学と一流企業を目指し、それが目標であるような価値観を持った人には、モンテッソーリのような教育は意味のないことだと思いますが・・・


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