1. 虐待をなくすことは不可能なのでしょうか。
答:たぶん,無理だと思います.期待できませんね.でも,授業で話したように,社会全体の意識が変化すれば,ある程度は可能ではないかと思います.
2. 先生は「虐待を受けた子どもに対する支援」にはどんなものがあると思いますか。
答:授業でも,話しましたが,虐待をうけた子どもに対しての直接の援助は,親の態度によってかんたんに影響されてしまいます.ですから,長期にわたる子どもへの支援を考えるのであれば,親を支援するだけでなく,社会全体が,一人の子どもを育てることは個人の問題でなく,社会にとって大切なことであるという意識を広める必要があると思います.
3. 川島先生はトラウマはありますか。ありましたらトラウマとどう向き合っていますか。
答:日常の生活に支障を来すようなトラウマはありません.もちろん,嫌な思い出は持っていますが,普段は忘れてしまっています.
4. 先生はトラウマに打ち勝つには何が重要であると考えますか。
答:二つの方向があって,強いものでなければ忘れるような方向と,逆に,それを思い出すのと同時に解決策を整理する(自分自身でトラウマを明らかにする)方向です.そう考えると,トラウマに対して,明らかにして自分自身に立ち向かって行くことが重要だと思います.そのためには,一人でなく,他の人の助けを借りることも大切だと思います.
5. 先生は嫌なことや苦しいことがあったとき、どのように気持ちの整理をしますか。教えてください。
答:私は,基本的に,嫌なことがあるとその日のうちに解決しようと考えます.人と話をしたり,酒を飲んだり,楽しい自分の趣味に没頭したりすることが多いです.
6. 先生の初恋はいつですか。
答:そうですねえ,たぶん,小学校の高学年の頃に,近所の年下の女の子といっしょに毎日のように,河原を犬のさんぽをしながら話をして仲良くなりました.その人とは,それ以来会わずに,20歳を過ぎてから出会いがありました.でも,すでに彼氏ができていました(しょぼ).
7. 先生は記念日に何かしますか。例えば付き合って1年記念日や結婚10周年記念日。
答:基本的に何もしないことが多いです.先日も,40年目の結婚記念日だったのですが,何もしませんでした.でも,時々,偶然に,食事をすることになったり,旅に行っているときに,なにかの記念日があったりすると,思い出して乾杯します.
8. この授業では、いくつも感想文を書いたのですが、そうした感想文をお読みになって、先生はどのようなことをなさっているのですか。今まで学校で感想文を書く機会はたくさんありましたが、いずれもあまり先生の側から読んだ後何かを言われた記憶がなく、先生方がどんなふうに感想文を読んでいらっしゃるのか、先生にとって生徒や学生の感想文を読むということはどんなことなのかが気になっていました。差支えなければ教えてください。
答:私の場合は,以前は,返却していたのですが,人数が多い授業では返却していません.そのために,皆さんの手元にもデジタルデータが残るようにワープロでお願いすることにしています.レポートの感想ですが,全体として,授業が始まった頃のレポートと最後のレポートを比較すると,徐々にレポートが面白くなってきます.こんな考え方もあるのかと感心したり,特に,その人しか書けないような内容では,私自身とても勉強になります.他の先生方が,どのようにしているかは,わかりません.
9. 大学生のうちにやっておくべきことはなんですか?また、先生が学生時代にやっておけばよかったと思ったことがあったら教えてください。
答:「本を読む」,「人と話す(友達をつくる)」,「旅をする」が基本です.私は,もっと,いろいろなジャンルの本を読んでおけば良かったと思っています.
10. 虐待が広まりつつあるのは、家庭教育の腐敗から来ているのでしょうか。
答:そうですね.家庭教育の腐敗とも,いうことができますが,社会全体の子どもに対する価値観の変化ともいうことができます.それは,マスコミや学校,国の方針などによって,大きな流れができて,変わってくるものだと思います.
11. 他の人との交友関係を壊さないでその人と恋愛をするということは難しいのでしょうか、
答:結構,難しいですね.というのは,恋愛をしてつきあい始めると,それ以外の人と一緒にいる時間が減ってしまいます.学生時代は,同性の友人と時間を過ごすのも大切なので,異性とつきあっても,毎日のようにあうのでなく,適度にあうようにする方がいいと思います.
12. 先生はこれまで学生が書いたレポートをたくさん読んでこられたと思います。以前(10年ほど前から)と比べて、学生の持っている考えや、抱いている問題はどのように変化しているのですか。先生が感じた、リアルな実態が知りたいです。
答:私が,この大学に来た30年くらい前の学生に比べると,まじめな学生が多い気がします.やはり,波があるような気がします.80年代よりも90年代くらいが質が悪かったような気がします.その後,2000年代に入り徐々に,まじめな学生が増えてきて,現在は,どちらかというと,適度な大学性生活をしている印象があります.でも,どちらかというと,自分で何かを企画するという意志が少ないような気がします.
答:たぶん,無理だと思います.期待できませんね.でも,授業で話したように,社会全体の意識が変化すれば,ある程度は可能ではないかと思います.
2. 先生は「虐待を受けた子どもに対する支援」にはどんなものがあると思いますか。
答:授業でも,話しましたが,虐待をうけた子どもに対しての直接の援助は,親の態度によってかんたんに影響されてしまいます.ですから,長期にわたる子どもへの支援を考えるのであれば,親を支援するだけでなく,社会全体が,一人の子どもを育てることは個人の問題でなく,社会にとって大切なことであるという意識を広める必要があると思います.
3. 川島先生はトラウマはありますか。ありましたらトラウマとどう向き合っていますか。
答:日常の生活に支障を来すようなトラウマはありません.もちろん,嫌な思い出は持っていますが,普段は忘れてしまっています.
4. 先生はトラウマに打ち勝つには何が重要であると考えますか。
答:二つの方向があって,強いものでなければ忘れるような方向と,逆に,それを思い出すのと同時に解決策を整理する(自分自身でトラウマを明らかにする)方向です.そう考えると,トラウマに対して,明らかにして自分自身に立ち向かって行くことが重要だと思います.そのためには,一人でなく,他の人の助けを借りることも大切だと思います.
5. 先生は嫌なことや苦しいことがあったとき、どのように気持ちの整理をしますか。教えてください。
答:私は,基本的に,嫌なことがあるとその日のうちに解決しようと考えます.人と話をしたり,酒を飲んだり,楽しい自分の趣味に没頭したりすることが多いです.
6. 先生の初恋はいつですか。
答:そうですねえ,たぶん,小学校の高学年の頃に,近所の年下の女の子といっしょに毎日のように,河原を犬のさんぽをしながら話をして仲良くなりました.その人とは,それ以来会わずに,20歳を過ぎてから出会いがありました.でも,すでに彼氏ができていました(しょぼ).
7. 先生は記念日に何かしますか。例えば付き合って1年記念日や結婚10周年記念日。
答:基本的に何もしないことが多いです.先日も,40年目の結婚記念日だったのですが,何もしませんでした.でも,時々,偶然に,食事をすることになったり,旅に行っているときに,なにかの記念日があったりすると,思い出して乾杯します.
8. この授業では、いくつも感想文を書いたのですが、そうした感想文をお読みになって、先生はどのようなことをなさっているのですか。今まで学校で感想文を書く機会はたくさんありましたが、いずれもあまり先生の側から読んだ後何かを言われた記憶がなく、先生方がどんなふうに感想文を読んでいらっしゃるのか、先生にとって生徒や学生の感想文を読むということはどんなことなのかが気になっていました。差支えなければ教えてください。
答:私の場合は,以前は,返却していたのですが,人数が多い授業では返却していません.そのために,皆さんの手元にもデジタルデータが残るようにワープロでお願いすることにしています.レポートの感想ですが,全体として,授業が始まった頃のレポートと最後のレポートを比較すると,徐々にレポートが面白くなってきます.こんな考え方もあるのかと感心したり,特に,その人しか書けないような内容では,私自身とても勉強になります.他の先生方が,どのようにしているかは,わかりません.
9. 大学生のうちにやっておくべきことはなんですか?また、先生が学生時代にやっておけばよかったと思ったことがあったら教えてください。
答:「本を読む」,「人と話す(友達をつくる)」,「旅をする」が基本です.私は,もっと,いろいろなジャンルの本を読んでおけば良かったと思っています.
10. 虐待が広まりつつあるのは、家庭教育の腐敗から来ているのでしょうか。
答:そうですね.家庭教育の腐敗とも,いうことができますが,社会全体の子どもに対する価値観の変化ともいうことができます.それは,マスコミや学校,国の方針などによって,大きな流れができて,変わってくるものだと思います.
11. 他の人との交友関係を壊さないでその人と恋愛をするということは難しいのでしょうか、
答:結構,難しいですね.というのは,恋愛をしてつきあい始めると,それ以外の人と一緒にいる時間が減ってしまいます.学生時代は,同性の友人と時間を過ごすのも大切なので,異性とつきあっても,毎日のようにあうのでなく,適度にあうようにする方がいいと思います.
12. 先生はこれまで学生が書いたレポートをたくさん読んでこられたと思います。以前(10年ほど前から)と比べて、学生の持っている考えや、抱いている問題はどのように変化しているのですか。先生が感じた、リアルな実態が知りたいです。
答:私が,この大学に来た30年くらい前の学生に比べると,まじめな学生が多い気がします.やはり,波があるような気がします.80年代よりも90年代くらいが質が悪かったような気がします.その後,2000年代に入り徐々に,まじめな学生が増えてきて,現在は,どちらかというと,適度な大学性生活をしている印象があります.でも,どちらかというと,自分で何かを企画するという意志が少ないような気がします.