かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答:発達と教育A (水) 120718 子どもの10歳の壁とは何か 後半

2012年07月19日 | Weblog
これで,討論が,全部終わりましたね.みなさんは,討論を通して何か得るものはありましたか,
私も,みなさんのレポートを通して,ずいぶん勉強になりました.

1. 先生は、男女の友情は成立すると思いますか。
   答:成立するとは思いますが,いつ崩れるかわかりません.というのは,特に男性は,性的なホルモンが容易く上昇してしまうので,それが恋愛感情と結びついてしまうからです.もちろん,女性も同じようなことが生じますが,男性の方が頻繁です.

2. ネガティブ思考を脱するにはどうしたらいいでしょうか?
   答:授業でも話しましたが,失敗したり,嫌なことがあったら,それを外的な要因(例えば,運が悪かった,自分にふさわしくなかったなど)に帰属することです.また,過去を振り返るのでなく,将来,未来への希望を常に考えることも同じです.

3. 先生はご自分で自分の性格を一言で表すと何だと思いますか?
   答:あわてもの?,単純?

4. 「マクシ課題」のような課題は本文に載っている課題以外には、どのようなものがあるのですか。
   答:有名なのはサリーとアンの課題などですが,他にもたくさんあります.ネットで,「誤信念課題」とか「心の理論課題」と引いてみてください.CDROMも出ています.

5. このようなことを知らない親が子育てをすることは危険なのか。子どもの成長に悪影響を与える可能性があるのか。
   答:あると思いますが,子どもは,柔軟性が高く強い(ロバスト)なので,何とかなってしまいます.

6. 相手の立場に立つ力をつけるにはどのようにすればよいか。
   答:自分だったら,どう考えるかとか,イメージで,置き換えてみることを練習するのがいいと思ます.でも,何でも,相手の立場に立ちすぎると辛くなりますよ.

7. 男の友情ってどんなものですか?
   答:黙っていても,騒いでいても,一緒に酒を飲める友達かな・・なんちゃって.

8. 先生も子どもの頃は、時間の認識をアナログ的に認識していましたか。
   答:私の子どもの頃は,デジタルという言葉が無いと言っていいくらいの時代です.せいぜい,お寺の鐘や夕焼けチャイムが家に帰る時間でした.

9. 先生は子育てをしていたときに、何か参考にしていた子育ての本はありますか。
   答:ありました.松田 道雄というひとの「私は赤ちゃん」(岩波新書)と.「スポック博士の育児書」です.この2冊をきっかけに子育てを考えるようになりました.

10. 性格は発達するにつれて変わるものでしょうか?
   答:性格が変わると言うよりも,もともといろいろな性格を持っていて,そのどれが強く現れるかという感じだと思います.どんなひとも,少しずついろいろな性格の部分を持っていると考えられます.

11. 先生は退職されたら一番どんなことをしたいですか?
   答:一番というものはありません.でも一般的ですが,ヨーロッパの避寒地に長期に滞在すること.キャンピングカーをつくって,いろいろなこところを回りたいこと.日曜大工で家をつくりたいこと・・・くらいかな.でも,実際には,どのくらい実現するかどうかわかりませんね.

12 カルピスのおいしい飲み方があれば教えてください。水で作るやり方以外でお願いします。
   答:なんだろう.わからないので,試してみたらどうですか.炭酸で割るんじゃありふれているし,コーラで割る,ビールで割る,抹茶で割る,オレンジジュースで割る,

13. 先週の木曜日から風邪をひいていて、治りかけたと思っていたら、月曜日からのどを痛めてうまく声が出ません。とってもつらいです。今週末にキャンプがあるので、それまでにはなおしたいと思っています。のどにいい食べ物を知っていたら、ぜひ教えてください。
   答:たいへんですね.私は,のどが痛いときには,のどアメをなめ続けます.特に,シナモンの味ののど飴が好きです.

14. 今の学校ではソーシャル・スキル・トレーニングは行われているのでしょうか。
   答:系統立てて行われてはいないかもしれませんが,いろいろな場面の授業で使われてていると思います.例えば,ロールプレイのような手法はどの授業でも使うことができると思います.

15. ソーシャル・スキル・トレーニングに使う教材を見たことがあります。教員の中では教材があることは当たり前のことなのでしょうか。
   答:そうですね.とく,特別支援学校などでは,一般的だと思います.特別支援の小嶋先生に訊くとよくわかるかもしれません.

16. 本の中に何回も出てきた「10歳の壁」ですが、感じない子どももいるのでしょうか。(私自身、感じた記憶がありません)
   答:それで,自然だと思います.子どもは,自分では感じる子どもはいないでしょうね.そんなに自分自身を客観的に見ることはできないと思います.周りから見ていて,その子どもが成長してきたと感じるだけだと思います.それも,毎日いっしょにいるとなかなかわからないかもしれません.