かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

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質問と回答(生徒指導B 081217) 思いやりはお金に換算できる!? 後半 + 討論、遅れた分

2008年12月17日 | Weblog
1. 私は田植えを体験させることについてはあまり良いとは思わないと書きました。今は、田植えは機械で全てやってしまうし、一日もかかって田んぼ全てに手作業で植える必要性を感じないからです。先生は小学校の授業で田植えを経験させることについてどう思いますか?
 答:そうですね。実際には、役に立たないかもしれませんが、経験という意味ではいいのかもしれません。何度も経験する必要はないと思いますが・・

2. 先生は高コストの社会からの脱退として、どんな考えをお持ちでしょうか?
 答:高コストを求めないと言うことは、富の再分配と関わってくると思います。先進国と後進国の人に対して同じようにいうことはできません。また、高コスト社会からの脱出の目的が、自分だけのためであれば、結局は破綻するとおもいます。まあ、その人の人生だけを見ればうまく行くかもしれませんが、その人が生きている社会が永続的に存続することを考えると難しい部分があります。

3. 私は、今年の夏に長野県南信の阿智村で「山村留学」を一週間体験してきました。著書には、「山村留学もビジネスになる」と書かれていましたが、そこでも、指導員の負担の大きさと給料の問題という実際を私は感じました。先生は、山村留学は本当にビジネスになると思いますか?
 答:この本の著者の、足りないところは、山村留学がビジネスになるというところまではいいのですが、山村留学自体がどのような意味を持つとか、どのように社会に影響し、継続的に意味を持つかを考えていないような気がします。まあ、ビジネスになるかどうかは、その内容だけでなく、マスコミに取りあげられるかとか、良いお客さんがつくかリピーターがいるか(いつもいれば留学でなく、その地域の住民になる?)などが影響して来るような気がします。

4. 先生は地球環境を守るために何かをしていますか?
 答:水道の水を飲む(買った水でなく)、早く寝る、チャリにのる・・・・でも、最もいいのは、早く死ぬことかも。人類がいなくなれば、最高に地球環境は守られるのだろうからね。


5. 日本では温室効果ガスの削減目標に向けた大きな取り組みはあまりされていないように感じますが、どのような取り組みがされているのですか?それとも日本は乗り遅れているのですか?
 答:いや、冷蔵庫やエアコンの冷媒の処理など、一応やっていると思いますが・・・よくわかりません。

6. なぜ私たちは田舎を敬遠して都会にあこがれるんですか?若者の宿命なのですか?
 答:確かに、そうかもしれません。しかし、どうして歳をとると都会を敬遠して田舎にあこがれるのでしょうか。年寄りの宿命なのでしょうか。

7. 先生は家庭菜園や週末農業をされますか??
 答:自分ではやっていませんが、できたものをいただいています。


8. 寺子屋の話がありましたが、先生はこれについてどのような考えを持っていますか?
 答:地域での活動とコミニュケーションの活性化を考えるといいと思います。また、リタイアした人の活用(というより、リタイアした人の心理的健康)のためにはいいかもしれません。


9. 先生が好きな芸能人がいれば教えてください。
  答:すみません。あまりテレビを見ないので、昔の人しか知りません。でも、サンマやタモリは知っています。


10. 先生は、「自分の利益のことを考えて、思いやりの気持ちを持つ」という考えをどう思いますか?
  答:それもあってもいいと思います。いろいろな思いやりがあると思っています。


11. 先生はこの本を読んで、ずばり、思いやりはお金に換算できると思いましたか?
  答:どんなものでも、お金に換算できます。というよりも、お金は換算する道具だと思っています。お金の方が後から換算する道具として出来たものですから。

12. 私は、環境を守ろうとすれば、途上国のことや国内の経済などのこともあり、相当の努力が必要になると思っていますが、実際のところ、それほど努力することなく環境を守っていくことは可能だと思いますか?
  答:結局、人類が存在している以上、環境は守れません。ただ、そのスピードが遅くなるだけです。例えば、人類の滅亡の時期が、あと3千年後なのか4千年後なのかの違いだと思っています。

13. 私は上手に力を抜くというかゆるくするということができないのですが、先生はゆるくしているとか、ラクしているというところはありますか?
  答:あります。私は、あまり一生懸命にやろうとはしません。ただ、時々、気がついた時に夢中になっていると言うことはありますが・・・・

14. エコ経は実現可能なことだと思いましたか?
  答:可能な範囲では可能だと思います。

15. 日本で、「奥様」のような差別的な意味を含む言葉が当たり前のように使われていることについてどのように思うか?
  答:そうですね。ハウスメーカーのような言葉と比較すると、日本の女性に対する呼称は、差別感を含んでいると思います。私は、「嫁さん」という言葉も差別語だと思っています。なので、「ワイフ」と呼ぶのです。また、アメリカ人の日本に対するステレオタイプは、「女性差別の国」です。


16. 現在は起業するのに適した状況であるように思いますか?就職と比較してみてどうでしょうか。
  答:確かに、不況の時はそのように言われていますね。不況に強い職業や産業では確かにそうですね。アイディア次第では、おもしろい仕事があるかもしれません。

17. 年金問題についてどう思いますか?エコ経から考えると、気休めにしか感じないのですが…。
  答:日本の年金は、終身雇用で、人の移動が少ない、農業的な発想の社会で発展したものだと思います。それに対して、能力主義のような狩猟社会での考え方を基本にした欧米の発想からは、日本のような年金は衰退すると思います。

18. 先生はつめこみ教育についてどう思われますか?
  答:私は、つめこみ教育も、ゆとり教育も、両方あっていいし、両方とも必要だと思っています。

19. 日本では地産地消が進んでいると思いますか。
  答:思います。日本に必要なのは、学歴よりも手に職をつけることの重要さを教えることだと思います。

20. ガソリンの値段について記述されていたことについてです。
一時期180円以上もしたガソリンですが、今は110円くらいに価格が下がっています。北京オリンピックを境にガソリンの値段が下がり始めた気がするのですが、これはオリンピックがあったことと何か関係があるのでしょうか。
  答:さあ。よくわかりません。一時的な投機筋が煽ったと思うのですが。


21. 最近寒くて仕方がないのですが、何か身体を温めるいい方法があったら教えてください。
  答:布団乾燥機をかけて寝る。


22. 「思いやり」の理論は根本に「社会的ジレンマ」があると思います。今回はこの「社会的ジレンマ」を金額換算によって解決する方法を提案されたことになるのですが、他にも「社会的ジレンマ」を効果的に解決する方法はあるのでしょうか?
  答:人間の個人の欲望を抑えることが出来れば可能でしょう。世界中の人が、座禅を組み煩悩を払うなどの宗教でも信じない限り無理でしょうね。


23. 「自然を守る」ということは農作物の栽培方法に絡めばブランドになりますが(おまけの利益)、これは、最近の食の安全に関係がしているのでしょうか?
  答:多少の儲けは出来るかもしれませんが、大したことはないでしょうね。実際、最近の食の安全に対するマスコミは大げさだと思っていますよ。少しくらい、賞味期限が切れても食べられると思いますよ。日本人とアメリカ人は、無菌室の中で育っているために。他の国での露店なのでの食事は気をつけた方がいいと言われています。日本はもう少し楽観的に、少しくらい腹をこわすくらいのものを食べるようにしないと、健康とはいえない気がします。


24. いい時代とは、どんな時代ですか?見る観点によって変わってくると思いますが、人々の心が満たされる時代はいつだったと思いますか?
  答:社会全体に平等感があって、冨の分配が適度に行われていて、人々が自分のしたいことを適度(すべてでなく)できる社会だと思います。そうでないと、障害者や何らかの意味での弱者は生きてゆけません。それは同じ時代に生きる人間として当然考えなくてはならないことです。どこかの、他人のために年金を払うのが嫌だなどという首相のいる国は最低です。

25. 個人的には老後などに農業をしていきたいのですが、これから日本の農業事情はどのようになっていくと思いますか?
  答:農業は、これからさらに一つの国だけで、自給自足が出来る状況ではありません。それは、すべての国で同じです。これまでは、日本は他の産業で稼いだ金で好きなものを買ってきたのですが、他の国も豊かになり欲しいものを買うのは当然です。ですから、手に入るものの範囲で食事をすればいいのです。マグロも鯨も食べなくても生きてゆけます。米は余っています。


26. 思いやりは、他にどんな効果を生み出すと思いますか。
  答:社会全体の楽観的な感情を作り出すと思います。人間に一番必要なのは希望ですから。


27. 先生は、エコ経済学という考え方について、抵抗はありませんか?
この考えをもっと一般的に普及させるべきだと考えますか?
  答:この著者の範囲では、無理があるので、抵抗を感じるのかもしれません。しかし、社会全体を、希望のある楽観的なものととらえるという発想は使えると思います。


28. 社会コストを減らすためには、この本に書かれていたことの他にどんなことをすればよいと思いますか。
  答:自分の出来ることをすればいいのです。私は、出来るだけすべてのことを自分でやるようにしています。日曜大工や料理、パソコンや車の整備などを自分でやるのも同じ発想だと思っています。


遅れたレポートから
29. 先生が一番最近、お金をもらいたいくらい迷惑に感じたことはなんですか?
  答:そうですね。私は、あまり人から迷惑を受けることがないのですが、外国のホテルに予約をしてキャンセルをしたのにお金をなかなか返してくれなかった時は、そう感じました。


30. 農業ってのは大変なことだと思いますが、この本で述べているちょい自給は負担にならないのですか?
  答:まあ、この程度なら、趣味の範囲でしょうね。


31. ネットの世界での書き込みを匿名希望でなくすというのはやはり無理なのですか?
  答:無くすことは出来ると思いますが、活発さは減りますし、匿名でなくても、いろいろな問題が起きると思いますよ。例えば、偽名とか、他人の名をかたるとか・・・

32. 討論などの班で嫌いな人と一緒になってしまった場合は、どのようにして受け入れていけばよいのでしょうか?
  答:それは、困りましたね。しかし、嫌なことに出会うことは、自分自身を成長させる良いチャンスだと思ったらどうでしょうか。「艱難、汝を玉にす」です。