かわティブログ 「発達と教育」と「生徒指導概論」

  平成24年度後期のシラバスは10月3日にあります。

質問と回答(生徒指導A 081211) 思いやりはお金に換算できる!? 後半+討論、遅れた分

2008年12月12日 | Weblog
1. お金を払ってまで農村で体験をすることについてどう思いますか?
 答:いいと思いますよ。知らないことを体験することは、人生の喜びですから。旅をするのに近いのではないでしょうか。

2. 先生はどうしてこの本をお選びになったのですか。
 答:この本は、経済学というよりも、社会的事象への視点がいろいろあるということを教えてくれるからです。どの問題をとっても、そんな考え方もあるのかという気になります。また、社会の問題について考える時に、社会的ジレンマというテーマとも関わってきます。これは、教育や生徒指導についても関連してくると思います(再掲)。


3. もうすぐクリスマスです。先生はサンタクロースを信じていましたか?
 答:もう、忘れました。たぶん、信じていたと思います。


4. お互い様の考えが広まるためには、何が必要だと考えますか?
 答:誰もが、最初は、少し損をしても、親切にしてみるきっかけが必要です。「情けはひと(他人)のためならず」


5. 先生は、環境問題のために、具体的にどのようなことをしていますか。
 答:できるだけチャリに乗る(身体にもいいぞ)。自炊をする、家庭菜園をする。ダイエットする(世界中の1割がダイエットすれば、食糧危機対策にもなるぞ)。出来るだけ洗濯をしない?(こりゃ、きたないかなあ)???(再掲)


6. 先生は第一次産業に興味がありますか?やってみるなら、農業・林業・漁業・畜産業のどれですか。
 答:うーん。どれも良いなあ。林業かな。

7. 自分で出来ることを誰かにやらせてしまっているなぁと感じることはありますか。もしあったら、それはどんなことをしてもらっているときですか。
 答:ワイフに食事を作ってもらう時。


8. 先生が考える環境保全について教えてください。
 答:人間が生きている以上、完全な環境保全は無理でしょう。今、私たちがやっている環境保全は、人間に都合の良い部分だけの環境保全です。本当に地球環境を良くしようとしたら、人類が滅亡するしかないでしょうね。

9. 先生は、この私の妹が考えているアイデア(果樹園と養蜂を同時にするアイデア。例えばりんご園なら「○○産純りんごハチミツ」としてブランド化)についてどう思いますか。これをビジネスにしたらうまくいくと思いますか。
 答:素晴らしい、うまく行くといいですね。

10. 昨日の研究室でのお鍋はとても楽しかったし、おいしかったです。先生のお勧めのお鍋は他にどんなものがありますか?
 答:安くて、美味しいのは、鶏鍋です。魚では、鯛のあら鍋。


11. 先生はお正月をどのように過ごされますか。
 答:たぶん、結婚している、子ども達や孫が遊びに来るので、家にいると思います。

12. 先生が、日本で今一番問題だと感じていることは何ですか?またその問題を解決の方向に進ませるにどんなことが必要だと思いますか?
 答:外国のマネをしたり、目先のことでなく、自分で、日本という社会の将来を考えること。そのためには、広い視野を持つために、学校がしっかりとした教育をすること。

13. 最近部活動が廃止されている学校が増えているそうです。部活動の顧間を引き受けたがらない教師が増えていることが一因に挙げられるらしいです。そこで質問なのですが、教育学部では部活動専門の授業とかはないのでしょうか。部活動とはいえ、結構専門性の高いものだと思うので、指導や経営などの基礎的な部分だけでも知っておくことは利点だと思います。部活動は児童生徒にとって重要なものだと思うので、廃止されているのは悲しいです。
 答:確かにそうですね。特に、体育や芸術系は部活動でないと、育たないと思います。この学部でも、体芸系の教科では部活動の指導の出来る教師のための授業があっても良いですね。


14. (ブログにあった質問に関連して)、自分も車が無いので、もっぱらバス・電車を使うことになるんですが・京阪神や東京近辺に比べて不便すぎて、休日に(県外民なので)県内に出かけようと思っても、やる気が起こらず、家に篭りがちになるんですが(家の外に出る機会が、食料調達か大学・病院くらいしか無い)、何か良い案ないでしょうか。家に篭っているだけだと、完全に気が滅入ってしまうので….
 答:チャリですよ。学生は、チャリが一番です。私は、チャリでけっこう遠くまで出かけますよ。ガソリン代もかからないし、酒もちょっとは飲めるかも・・でも、雨や雪には弱いです。



15. 日本屈指の通勤地下鉄線を使っていたこともあって、バスや電車で(乗客が多いにも関わらず)整列乗車しない長野の方に物凄く違和感を覚えるのですが、あれは習慣的なもんなんでしょうか。(※ちなみにr大阪では整列乗車はしない」は全くの嘘で、オフィス街を走る地下鉄線なんかはキレイな整列になってます。)
 答:そりゃ、長野は、人が少ないからですよ。整列しなくても済んでいるというだけです。車のマナーもひどいものです。

16. 心理士(でいいのかな?)と、カウンセリングの病院のお医者さんとは、どこが違うんでしょうか?どっちも診断しに行っているのですが、いまいち違いが分かりません。
 答:心理士も、カウンセリングの病院のお医者さんもいません。いるのは、心理カウンセラーと精神科の医者です。この両者の違いは、薬を使うのことが出来るかどうかです。心理カウンセラーは心理療法を行います。医者は、薬物投与と物理的な医療(手術など)が中心です。

遅れた分
17. 先生は、全てのことをお金に換算することについてどう思いますか。
 答:すべてのものが換算しようと思えば出来ると思います。というより、人間の行っている行動や事象よりも、お金は後から出来たものなので、出来ないものはないと思います(再掲)。

18. 日本人が食糧難にあったらどうしたら生き抜けると考えますか?
 答:生き抜けないでしょう。しかし、実際は、どこかの国が、食料と車を交換して欲しいと言うでしょうね。

質問と回答(生徒指導B 081210) 思いやりはお金に換算できる!? 前半+討論、遅れた分

2008年12月12日 | Weblog
1. この本を選んだ理由を教えてください。
2. なぜこの本を課題図書にしたのですか?教えてください。
3. 前半しか読んでいないのですが、この本は、何となく今まで読んだ本と少し違うように感じています(今までは教育に関するものだったが、今回は経済に関するものである点で)。もし、この本を選んだ特別な理由があったら教えてください。
4. 経済学に関係する内容の本でしたがとても興味深いなと思いました。先生としてはこの本からどんなことを学んでほしいと思って選んだのですか?
 答:この本は、経済学というよりも、社会的事象への視点がいろいろあるということを教えてくれるからです。どの問題をとっても、そんな考え方もあるのかという気になります。また、社会の問題について考える時に、社会的ジレンマというテーマとも関わってきます。これは、教育や生徒指導についても関連してくると思います。

5. 先生は日本経済・政治の現状をどう見ておられるのですか?
 答:どうも、目先のことだけにとらわれているような気がします。政治家は自分の立場よりも、社会や国の将来を優先して考える部分を持たなくてはならないのに、それが全くないような気がします


6. 人は見返りがないと何も出来ない生き物なのでしょうか。見返りって何だと思いますか。
 答:人間にとっての見返りは、いろいろあります。他の人の笑顔や承認、さらには、自己報酬としての達成感などあります。その意味では、ほとんどの場合、見返りがないように見える場合でも、何らかの見返りがあると考えた方が良いと思います。


7. どうして日本は食料自給率を上げようと思わないのでしょうか。農家に補助金を出すなどしないと、農業離れがなくなりっこないのに。不思議です。
 答:農業も工業も、それを行う個人が儲からないとやらないのは当たり前ですが、それを国が補助をすると、税金を払っている他の人々が損をすると考えてしまいます。また、日本の農業を保護したり、補助金を出すと、他の国の農業が減退します。経済は、すべてバランスの部分があるので簡単に補助金を出すのは難しいのだと思います。

8. 先生はどこの牛肉を食べていますか。
 答:私は、牛肉を滅多に食べません。また、食べるときでも、どこの牛肉でも食べます。


9. 先生は奥さんのどういうところが好きで結婚されたのですか?
 答:すべてです、といいたいところですが、結婚は何も考えずに、成り行きと勢いで結婚しました。いろいろ考えていたら、結婚なんて出来ませんよ(笑い)。


10. 世界の食料を平等に分配するということは今後も実に難しいことなのですか?
 答:そりゃ、難しいでしょうね。人間は、個人の利益を追求するのが当然で、すべての人が個人の利益を追求しなくなると、文化はこのように発展してこなかったでしょうね。人間が全員が、托鉢で食べることは出来ません。誰かが食料を作れば、その労働の対価として、なんらかのものを欲しがるでしょう。平等に分配すると言うことは、何もしなくても食料が手に入るということになり、働かない人が出てきて、不平等になります。うーん、難しい。


11. 先生はここで言う「環境」のために、何かしていることはありますか?
先生はどのようなエコを実践していますか?食べ物には気を配っていますか?
先生は自分の生活の中にエコ経済を取り入れていますか?それはどのようなものですか?
 答:できるだけチャリに乗る(身体にもいいぞ)。自炊をする、家庭菜園をする。ダイエットする(世界中の1割がダイエットすれば、食糧危機対策にもなるぞ)。出来るだけ洗濯をしない?(こりゃ、きたないかなあ)???


12. 「思いやり」をして、お金をもうけた経験はありますか?儲けを考えた時点で思いやりではなくなっていると思いませんか?「レモンの原理」についてはどのように思いますか?
 答:うーん。あまり記憶に無いから、無いのだろうな。レモンの原理は、悪貨は良貨を駆逐するという言葉で言われていたけど、その通りだと思います


13. 携帯電話やネットによる事件が起きたときに、その事件に対して怖いと感じる人はたくさんいると思うのですが、携帯電話やネットに対して怖いとか危険と感じるのはそのとき限りで、また普段通り扱うことが多いと思います。それはなぜだと思いますか?先生の考えを教えてください。
 答:なぜだろう。怖いことは他人事だと思うのだろうね。どんな事件が起きても、人間は他人事だと思うように楽観的に考えるように出来ているのです。

14. エコ経はある一定以上の生活的余裕が必要であり、派遣社員では暮らすことも困難な現代においては少し難しいことに思えるのですが、エコ経は現代でも全ての人が行うことは可能であると思いますか?
 答:確かに、この本に書かれているエコ経は、矛盾のあるものも多くあります。少数の人がやっている間は良いけど全員がやると困ることや、全員でやらないと意味のないものなどです。

15. 先生は牛肉と豚肉のどちらの方が好きですか?
 答:私は、今は年齢のこともあって、あまり肉は食べませんが、牛肉豚肉というような分け方では、好き嫌いは決まりません。牛肉でもビーフ・シチュウやローストビーフは好きですが、すき焼きやステーキはあまり好きではありません。豚肉も、トンカツや豚シャブ、トンポーロは好きですが、ステーキは食べません。


16. 先生は自分が思いやりを持っていると思いますか。
 答:思いやりが出来るある場面では、思いやりがあります。しかし、発揮できない場面もあります。


17. 先生は魚をさばけますか?私は今度実家に帰ったときに母に習いたいと思っています。
先生は、自分で魚をさばいたり、自分で畑を作ったりしていますか。また、してみたいと思いますか。
 答:サカナは、よく裁きます。包丁だけでなく、つみれを作るためにイワシの手びらきもします。畑は、家の前に、大家さんの作っている、家庭菜園があって、夏野菜は食べ放題です。自分では、たまに水をくれる(長野弁)くらいです。


18. 人がBSEの牛肉を食べてvCJDに感染する割合についてですが、この数値は何を根拠に算出したのでしょうか?
 答:たぶん、英国での発症からの推定と、その後の研究論文から割り出された数値だと思いますが・・


19. 先生はお金に換算出来るものとして、この本に書いてある以外にどんなものがあるとお考えでしょうか?
 答:すべてのものが換算しようと思えば出来ると思います。というより、人間の行っている行動や事象よりも、お金は後から出来たものなので、出来ないものはないと思います。


20. この環境経済学に賛成ですか、反対ですか?
 答:賛成も反対もありません。このような考え方も出来るのかという参考にしたいと思います。


21. 中学校のとき、校長先生が「”おもいやり”というのは、上の人が下の人に対して行う、という目線が含まれている。だから思いやりではなく思い合いという言葉を使うべき」という話をしてくれた記憶があります。川島先生は、思いやりという言葉に対してどのようなイメージをお持ちですか。
 答:良いですね。思い合いですか。学校では正しいでしょうね。思いやりの定義の中に、互恵性(Reciprocity)という概念が含まれます。ただ、思い合わないで、一方的に思う思いやりもあると思います。親が子どもを思うのは、上下かもしれませんが、あると思います。


22. (BSE問題について記述している部分で、著者は「お餅をのどに詰まらせて死ぬリスク」と「BSEから感染するリスク」を同じ天秤の上で比較している。お餅の場合は自分の責任を考えるが、BSEでは自分に落ち度がないので国や製造元を訴える。この二つを同じ天秤の上で比較することは間違っていると思う)
最後に私が述べたこの著書の疑問に関して、先生はどう考えますか?
 答:確かに、そうだと思います。この本では、単純に確率の数値だけを問題にしているので、そこまで、深く考えていないのだと思います。

23. お金そのものに価値がないことを、本文では労働やサービスに換算するようなことで表現していましたが、先生は自分自身の職にそのような実感はありますか?私はバイトの自給と働きがつりあっているとは思えないときがあります(良くも悪くも)
 答:私は、すでに、そんなに多くのお金を必要としなくなっています。その意味では、例えば、この授業でも、お金のためにやっているとは思えません。しかし、私と同じ額の給料をもらっている先生方の中で、授業や研究にそれほど熱心でない先生もいらっしゃいます。ですが、私は、皆さんのやる気と学習態度という報酬をもらっていると思っています。お金に換算すれば出来るけど、それ以上のものもあります。


24. 先生は、目先の利益だけでなく全体のかつ長期的な利益を見越して何か我慢している、妥協していることとしてすぐに思いつくことはありますか。
 答:私は、「艱難汝を玉にす」という言葉が好きです。具体的な目標ではありませんが、我慢をしたり妥協をすることは、必ず将来に結びついていると思っています。


25. 先生はリスクを限りなく0に近づけたいと思いますか?
 答:いやあ、近づけたくても無理でしょう。人間は、誰かがどこかで事故に遭うのは確率で当たり前なのです。私自身、いつも事故にある確率を持っています。しかし、そんはことを考えていたら生きて行けません。人間は楽観的にならないと生きて行けないのです。それを考えると鬱病になるのです。




メディアに心を蝕まれる子どもたち討論  + 遅れた分  08.12.10
26. 中間世界がないのは最近の若者の特徴だと思いますか。昔はなかったのでしょうか。
 答:いや、あったと思います。しかし、マスコミの効果と、アメリカ的な実績主義で強まってきたのだと思います。


27. 新聞離れを問題にすることについて、そのことを全面的に否定するつもりはないが、どうも新聞だけが正しい情報を伝えているという主張のような気がする(ある授業において)。先生は、新聞はどの程度正確な情報を伝えていると思いますか?
 答:新聞も、ある部分は、いいと思います。というより、情報だけで無く、余計な意見や形容詞をつけるのが行けないと思います。正しい情報というのは、それが情報なのです。誤った情報というのは、情報でなく、ウソです。


28. 先生は2ちゃんねるを見たり書き込んだりするのですか?
 答:しました。最近は、ROMだけです。

29. メディアの活用については各小中学校で授業の中で用いている学校がありますが、それは完全に教師の裁量に一任されているのでしょうか?それとも地域などの指示もあってやっているという所もあるのでしょうか?
 答:よく知りませんが、両方のタイプがあるのではないでしょうか。

30. 先生はインターネットをやっていて、怖かった経験をしたことはありますか?
 答:ありません。でも、雷は怖いかも。

31. 先生は一日に何時間ぐらいテレビを見ますか?
 答:私は、一ヶ月に3時間くらいかな。

32. メディアを利用するときに気をつけていることはありますか?
 答:テレビもインターネットも、だらだらと続けて、時間の無駄にならないようにすることです。

33. 楽しいと思えるものは幼児期に決まるのではないかという考えについてどう思われますか?
 答:確かに、脳(扁桃体)の発達を考えると、そのように考えることも出来るかもしれません。


34. 先生は最近の子どもたちがテレビやネット、ケイタイなどと上手に関わろうというか、うまく利用していくためにはどうすればいいと思いますか?
携帯電話などについてのアンケートがありましたが、小学生から携帯を持っている子どもが増えています。教育現場では(特に小学校)どのような指導を行っているのですか?また、今後どのような指導が必要だと先生は考えますか?
 答:親が、関わることです。親が一緒に使うくらいの気にならないとうまく行かないと思います。


35. ネチケットならではのルールはどのようなものがありますか
 答:あります。マルチポストをしないとか個人情報を書かないなどです。


36. 先生は一人でテレビを見ていて寂しいと感じることはありませんか?
 答:テレビを見ないので、わりません。

37. 先生はお子さんに何か習い事をさせていましたか?
 答:小学生以降ですが、一日5分のピアノ、一日10分のドリル、週1回の水泳、年間10日のスキーを高校まで、続けていました。

38. 先生は子どもにテレビを見るときの約束事などを作っていましたか?
 答:一日1時間。

39. 殺人事件の報道は子どもにとって必ずしも有害なのでしょうか。ニュースを知るという意味では逆に見る意味もあるのでは?と思いました。
 答:まあ、マネをして、犯罪をすることも勉強だと思えば、確かにそうだと思います。


40. (統一教会などについてふれて)
先生はそういった宗教に実際に出会ったことはありますか?もしあればどういった状況でどういう風な考えを持ったかということをぜひ教えてください。
 答:私の教え子が、統一教会に誘われて、アメリカから帰ってこなくなったことがあります。このような、教祖の生きている宗教は、教祖の金儲けのために存在するのです。ある意味では、犯罪や詐欺に近いのです。