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日本代表のこと・・・462

2020-01-18 00:36:00 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクトコラムです。
 残念、今のところU-23日本代表で、森保監督の退任は無さそうです。何と愚かな事なのか。日本サッカー界は「失われた時代」に入っていったと思います。このタイミングで変われば、未来もまだ見えたのですが、史上最弱に成り下がっても現状を変えようとしなかった日本協会(田嶋会長)に、個人的に強い憤りを感じます。まずは、なぜ史上最弱なのか、もう一度確認してみましょう。
     
【U-23アジア選手権(五輪予選)今までの成績】
・2013年: ベスト8:1勝2分1敗(U-21世代で出場)
・2016年: 優 勝 :6勝0分0敗
・2018年: ベスト8:3勝0分1敗(U-21世代で出場)
・2020年: GS敗退:0勝1分2敗

 こうして見比べてもひどい成績です。ベスト8だった2大会は2歳若いチームだったので、それよりも弱いチームだったという事。4大会とも条件はそれほど変わらないはず。敢えていえば、選手の中に海外組の比率が増えた事くらいですが、全く言い訳にはなりません。
 これほど悪い成績はJリーグ発足以前でないと見当たらないとの事。'96年アトランタ、'00年シドニー、'04年アテネ、'08年北京、'12年ロンドン、'16年リオとすべてアジア予選を突破してきました。でも今回はその成績に届かなかった。歴史に汚点をつけたという事です。そんな愚かな森保ジャパンが継続という流れになっています。どうしてなのでしょうか。

【史上最弱U23 解任論高まるも森保監督にお咎めなしの舞台裏】
「もちろん解任論もかまびすしいが、森保監督はお咎めなしで、今後も五輪代表、日本代表の監督を率いていくともっぱらだ。どうしてか?
『決定的に後任の人材が不足している』と某放送関係者がこう続ける。
『五輪代表監督経験者で<就任可能>なのは、まず2008年北京五輪代表の反町監督。昨季限りでJ2松本の監督を辞めて現在フリーです。2012年ロンドン五輪代表の関塚監督は、日本サッカー協会(JFA)技術委員会の委員長を務めているが、2018年ロシアW杯のときのようにハリルホジッチ監督解任―西野技術委員長監督就任という前例があるので問題はない。しかしJFA内での2人の評価は芳しくない。前回2016年リオ五輪の手倉森監督はJ2長崎の監督に収まっており、評価も反町、関塚さんとどっこいどっこい。五輪監督就任の可能性はゼロです』
 一部で報じられた<日本サッカーを知っている外国人指揮官>としてハリルホジッチ元監督、八百長疑惑がシロとなったアギーレ元監督の就任は前者がモロッコ代表監督を、後者がスペイン1部レガネスの監督を務め、現実的ではない。『そもそも外国人指揮官は絶対にない。JFAの田嶋会長は2017年10月に五輪代表に森保監督を就け、翌年7月に「オールジャパンでやるのにふさわしい」というお題目で日本代表監督を兼務させた。代表スタッフを日本人で! と大見えを切った手前、田嶋会長は外国人を呼びたくても招へいできないのです』(前出の放送関係者)
 サッカー界では『人事異動があるとしても、五輪代表の監督に横内コーチが昇格。森保さんは日本代表をメインに指揮を執りつつ、五輪代表の総監督としてにらみを利かす』(サッカー関係者)と言われている。まだまだ予断は許さないが、どうやらコレが落としどころのようである。」
引用:日刊ゲンダイ

 日本代表OBのコメントによると、森保監督は優しいから選手を信用しすぎてしまうところがあり、選手交代が遅くなるとか。人情に厚い分、正しい判断がずれていっているのかもしれません。それが本当なら、そういう監督は世界と戦える監督なのでしょうか。
 上のコラムはいろいろと情報満載ですね。まずは人材不足。代わりの人材がいないって致命傷ですね。いつの間にか日本サッカー界は後進国に落ち果てたのかもしれません。どうして人材が消えてしまったのか、それはトップについていくという人材がいないからかもしれませんね。有能な人材は避けてさっさと他のポストに就いてしまったのかも。残ったのがイエスマンばかりというパターンかもしれません。もしそうなら末期症状ですね。
 反町氏も関塚強化委員長も協会内での評価が芳しくないとありますが、なぜ低評価なのかという情報も無いですが、ひょっとしたらイエスマン集団での評判であって、協会外では高評価なのかもしれないと思ってみたり。出てきた外国人監督説はU-23では論外ですね。
 一番頭が痛いのが「オールジャパン」と大見えを切ったために外国人監督を呼びたくても呼べない状況という部分。本当なら国民を馬鹿にしていますね。これは日本代表を私物化している事を意味しています。日本代表が公共財から一関係者の一私有物になってしまっているという事は悪夢ですね。最後に横内コーチの昇格案が出ていましたが、確か去年のトゥーロン大会で準優勝した監督でしたね。このままでは、自国五輪の年におかしな日本協会の価値観とともにいわゆる「心中」してしまいます。とにかく、五輪予選敗退に匹敵する今回の惨敗で誰も責任を取らないというのが大問題です。

 ふと「本当の戦犯」という言葉が頭をよぎりました。今回の最弱ジャパンの継続、U-23アジア選手権予選リーグ敗退、東京五輪への一層の不安の本当の原因は日本協会(田嶋会長)にあるのではないかと思うようになってきました。当ブログではかつて「ムバラーク」という言葉を使っていました。構造的欠陥の人的存在の事です。その時のそこは上部団体の措置で組織構造が少し改善されましたが、その時のイメージと重なってきたのは偶然か。
 田嶋会長はかつて、秋春制を強引にJリーグに導入しようとしましたが、村井チェアマン主導でJリーグで否決されています。秋春制の推進者と聞こえてきた頃から、田嶋会長は当ブログにとって、ネガティブな存在となっています。今度はなでしこリーグのプロ化で進めようとしていますが、結果的にはどうなるか。ここにも今の日本協会の体質を象徴しているような気がします。
 田嶋会長の会長任期はこの3月から1期2年ですが、2年後には信任を問う選挙になるため実質の任期は4年になるそうです。そうなると「失われた4年」という事になります。会長選に単独立候補という事ですが、今の体制に反対と思う存在が立候補し、競り勝てば改革できるかもしれません。もしくは国民世論を高めてNO!と押し切るしかありません。何か力が働かないものでしょうか。何か、昔の「2ステージ制騒動」を思い出しました。結局は失われたのは2年どまりで、その時の常務理事も不祥事で追い出されましたが。どうにかならないものでしょうか。

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