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Jリーグファミリーの資格112

2023-01-21 00:01:22 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨日の記事で金沢さんをリスペクトさせていただきましたが、細かい情報の確認ができないまま、掲載に至った面もありました。気になっていたのが2つのプロジェクト。内容を見てその深さに驚き、こりゃ追加でリスペクトせねばと思いました。またしても個人的に「抜かされたんじゃね」感が漂う立派な事例でした。1つはブラインドサッカー関係、もう一つは子ども対象関係ですが、やっぱ付加価値の密度が厚いなと感じました。1つ1つ見てみましょう。

「Future Challenge Project」を実施 - スポーツナビ

「Future Challenge Project」を実施 - スポーツナビ

10月17日(日)ヴァンフォーレ甲府戦にて、サッカーを通じ、誰もが共に暮らし続けられるまちづくりを目指し「挑戦」する活動…

スポーツナビ

 

Future Challenge Project
「本プロジェクトでは『共生社会』の実現に向けて、諸団体の皆さまと実行委員会を立ち上げ、『視覚障害者の方と共にサッカー・スポーツ観戦を楽しむことができる環境・雰囲気を創り上げること』を合言葉に、Jリーグが推進する社会連携活動(シャレン!)の一環として企画運営いたしました。
『視覚障害者の方向けサッカー観戦会』には、15名の視覚障害者の方にご参加いただきました。視覚障害の方に安心・安全に観戦を楽しんでいただけるよう、観戦会には金城大学・金沢星稜大学の学生さんが介添えとして参加していただきました。金沢駅からスタジアム間の移動を含め、視覚障害の方々の観戦サポートを行いました。なお、公益社団法人金沢青年会議所の方々には、当日の統括および学生さんの介添えのサポートを担当いただきました。試合前には、一般参加の方を含め、ピッチ上にてツエーゲン金沢BFCの選手指導によるブラインドサッカー体験会を開催しました。」
「場外では、金沢星稜大学の学生さん達の企画による、視覚障害啓発・体験ブースが展開されていました。こちらのブースは、石川県障害保健福祉課、金沢市障害福祉課、石川県視覚障害者協会、アイメイトクラブ石川様のご協力のもと、盲導犬とふれあうことができるコーナーや、アイマスクを付けた状態で白杖と音を頼りに目的地まで歩くことができるか体験するコーナーなど、『来場された方に視覚障害のことを理解してほしい!』という想いで金沢星稜大学の学生の皆さんが企画・運営を行いました。また、噴水広場前のPRステージでは、アイメイトクラブ石川の皆さまに登壇いただき、盲導犬についてのPRも行っていただきました。」
「『Future Challenge Project』開催概要
■対象試合
10月17日(日) 2021明治安田生命J2リーグ第34節 ヴァンフォーレ甲府戦(14:00キックオフ)
■開催目的
石川県を『誰もが共に暮らし続けられるまち』にするために、視覚障害者の方を対象に以下3点の目的を掲げております。
・視覚障害者の方と共にサッカー観戦を楽しむ
 障害のあるなしに関わらず、共にサッカー観戦を楽しむことができる環境をつくりあげる
・視覚障害者の方の『新しい挑戦』への第一歩となるきっかけづくり
 『目が見えない』ことを理由に家に引きこもってしまっている視覚障害者の方が、外の世界に出るためのきっかけづくりをする
・『お互い様』があふれるまちづくり
 視覚障害者の方への理解を深め『お互い様』の気持ちで接することができる人を増やし、『ノーマライゼーション』を普及する
■主催
 Future Challenge Project実行委員会
(『あうわ』視覚障害者の働くを考える会 / 金沢市市民活動サポートセンター / 金沢青年会議所 文化価値向上委員会 / 金沢星稜大学 スポーツ学科地域スポーツマネジメント研究室 / ツエーゲン金沢BFC / ツエーゲン金沢) ※五十音順
■後援
 石川県 / 社会福祉法人石川県視覚障害者協会 / 金沢市 / 株式会社北國新聞社 ※五十音順
■協力
 株式会社アイ・オー・データ機器 / NPO法人アイメイトクラブ石川 / 金沢工業大学 松井くにお研究室 / 金城大学 / 北陸放送株式会社 ※五十音順」

 実行委員会形式というのはいいですね。産学官の形になっているし。やはり、ツエーゲン金沢BFCの存在が大きいですね。日本ブラインドサッカー協会によると、Jクラブでブラインドサッカーの自前のクラブチームを持っているのは、他に山雅さん(松本山雅B.F.C.)で、直接支援をしているのは福岡さん(ラッキーストライカーズ福岡)なので、かなり貴重な存在です。ここまでできているというのはやはり付加価値が高いと思います。そのブラインドサッカーの全国選手権が開催されるのが、川崎さんが指定管理になっている富士通スタジアム川崎ですか。そして、金沢版の「子ども達に夢を」か。  
   
Kids Smile Project
<背景>
 2020年コロナ禍において『地域の子どもたちの笑顔のためにできることをしたい』とのキャプテン廣井友信選手の声に賛同した一部選手達により、いしかわフードバンク・ネットへの食品寄贈活動がスタートしました。今シーズンからは参加する選手・スタッフも増え、食品寄贈活動の規模が大きくなっている中で、さらに活動の幅を広げていきたいと選手たちから声が上がりました。そこでクラブとしても、選手主体でスタートしたこの活動を継続的な活動にするために、新たな取り組みとして『Kids Smile Project』をスタートします。
<趣旨および目的>
 近年、子どもの貧困やひきこもり、非行、体力の低下など、子ども達が抱える課題は非常に多様化しております。本活動は、選手達が自ら子ども達が抱える課題に目を向け、学ぶことにより、スポーツ選手として出来ることを自発的に考えて取り組むこと、さらには継続的な活動にしてゆくことを目指しています。
具体的には、以下2点を主な目的としています。
①スポーツ以外のことにも目を向けることにより、選手達の社会を見る目を養う
②選手たちが学ぶ様子をメディア、SNSで発信することで、ツエーゲン金沢のサポーターをはじめ、地域の方に現代の子ども達が抱える課題について理解を促す

 クラブとしては、選手達が、継続的に子ども達が抱える課題を学ぶことができるようサポートし、地域と共に課題に向き合う活動にして参ります。
<「Kids Smile Project」概要>
 トップチーム全選手に対し、『子ども達が抱える課題』をテーマに勉強会を定期開催いたします。勉強会では、毎回テーマを変え、そのテーマを専門としている方を外部講師としてお招きし、課題や背景について詳しくお話いただきます。さらに、話を聴いたうえでの感想や『選手の立場としてできること』等を、個人ないしはグループでアウトプットする時間も設け、具体的な選手達による活動につなげてゆけるよう進めます。
<第一回目の活動について>
 第一回目の勉強会のテーマは、『児童養護施設』について行います。本活動が始動するにあたって、選手たちから『児童養護施設にサッカーボールを寄贈し、子どもたちを試合に招待したい。』という声があがりました。そこで、今シーズンの活動として、サッカーボールを寄贈する前に、児童養護施設『享誠塾』北川茂樹塾長を講師としてお招きし、児童養護施設とはどのような場所なのか、また入所している子どもたちの実情をお話いただきます。その後、石川県内に8ヵ所ある児童養護施設に選手たちが訪問し、子どもたちにサッカーボールを寄贈します。
<実施概要>
■第一回勉強会
・日程 7月30日(金)15:00~16:00
・スケジュール
 15:00~ 本活動の趣旨の説明  ツエーゲン金沢ホームタウン推進室室長 灰田さち
 15:10~ 選手が地域の活動に参加する重要性について  ツエーゲン金沢クラブアンバサダー 辻尾真二
 15:30~ テーマ『児童養護施設と子どもたち』について  児童養護施設『享誠塾』塾長 北川茂樹 様
・実施方法
 オンラインzoomにて ※メディアの方もご参加いただけます。参加を希望される方は下記連絡先までご連絡ください。
■今後のスケジュール
 四半期に一回のペースで、地域課題に関しての勉強会を開催。各勉強会で学んだ内容で、具体的な活動を年一回実施予定。」

 

地域と共に。「Kids Smile Project」始動!

株式会社石川ツエーゲンのプレスリリース(2021年7月28日 17時00分)地域と共に。[Kids Smile Project]始動!

プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES

 
 

「Kids Smile Project」第1回勉強会を開催しました!|ツエーゲン金沢 公式サイト

ツエーゲン金沢の選手たちが主体となって「地域の子どもたちの笑顔のために」自ら学んで、スポーツ選手としてできることを考える活動「Kids Smile Project」の第1回勉強会を...

ツエーゲン金沢 公式サイト|挑戦を、この街の伝統に。

 

第2回: テーマ:ヤングケアラー
第3回: テーマ:子どもの貧困
第4回: テーマ:発達障害
第5回: テーマ:一般社団法人F-connectの活動

 いろいろな所で、よく「こども達に夢を」というキャッチフレーズを目にします。発表当初はそれなりにインパクトがありましたが、これも今となってはどこででもやっている普通の事になってしまいました。逆に子ども向けを理由にして、一般向けの活動を回避しているような事例もあるかもしれません。「夢を」だけは徐々に時代遅れ、オワコン化していっているのかもしれないと思ってみたり。
 その点、金沢さんの取り組みは選手の中から「地域の子どもたちの笑顔のためにできることをしたい」という声が出て集まり、フードバンクから継続的な活動にするために、新たな取り組みとしてクラブのプロジェクトとしてスタートされました。選手達の社会を見る目を養い、地域の方に現代の子ども達が抱える課題について理解を促すという壮大なミッションと化しています。セカンドキャリアも少し意味合いとして絡んでいるのかな。
 全選手を対象に自主勉強会を定期開催し、選手達が、継続的に子ども達が抱える課題を学ぶことができるようサポートし、地域と共に課題に向き合う活動にするというクラブの姿勢が素晴らしいです。5回開催されたどのテーマも子ども達の社会課題として重要であり、それをJリーガーが自主的にリスペクトして、次の活動につなげるというのは、単に夢を与える事よりも現実的で全然有意義だと思います。
 第5回の講師は何と、当ブログも入会(年賀状ありがとうございました)し、リスペクトしているFコネクトさんですね。こんなところで!とちょっと驚きました。他のJクラブも金沢さんを見習って、地域の子ども達をリスペクトしようと思ったら、サッカーのプレーで夢を与えるだけで満足せず、子ども達に寄り添って社会課題解決に取り組んではいかがでしょうか。選手でもし、所属クラブから「夢でええんじゃ」と言われたら、Fコネさんのように選手で独自に活動を始めてもいいのではないでしょうか。

J2金沢関連⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20230120
  〃   ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220730
  〃   ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20220319
  〃   ⑤:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210716
  〃   ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210415
  〃   ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210303
  〃   ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141118
  〃   ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061001
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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