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選手・現場の声61

2023-01-08 00:01:35 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 この年末年始の連休でいろいろ気づきがあった訳ですが、いつものようにSNSを観ていたら、いい取り組みを発見しました。またしてもJリーガーが公益法人を作って社会貢献活動をされています。いいですねー 
 先駆者としてはヴェルディさんの小池選手、梶川選手らが作った「Fコネクト」(当ブログも賛助会員)で、よく活動報告メールが来ます。頑張っておられますね。以前の紹介記事で、ぜひ他のJリーガーもどんどん後に続いて下さいと書いていましたが、後に続いてくれたという印象です。

現役JリーガーがNPO法人を設立|npo_t_footballer|note

現役JリーガーがNPO法人を設立|npo_t_footballer|note

2022年9月。『NPO法人ツナグーFootballer』が認証され、登記を経て正式に法人化されました。 公式ページ:https://npo-tsunagu-footballer.com NPO法人ツナグーFootballer ...

note(ノート)

 

【現役JリーガーがNPO法人を設立】
「2022年9月。『NPO法人ツナグーFootballer』が認証され、登記を経て正式に法人化されました。」
「自分の(プロアスリートの)社会的価値、そして影響力に気づき、「もっと人を喜ばせたい」「誰かのためになりたい」そして「自分たちからも動かなければならないのではないか」と思うようになりました。競技以外でも自分達が先頭に立ってアクションを起こすことで、現状の社会問題や人々の生活の悩みに対して、何か好転させるきっかけを与えることができるのではないかと考えました。田口潤人(FC琉球)杉本大地(ベガルタ仙台)毛利駿也(ツエーゲン金沢)武沢一翔(FC琉球)この4人で、自分達の価値を社会にどうやって発揮して、どうすれば価値を最大化していけるか話し合いを重ね、この組織を設立しました。」
〔私たちが考えた疑問 1.サッカー選手の価値ってなんだ〕
「職業としてのサッカー選手」に疑問を持つこともあります。自分たちはサッカー以外で、社会的な価値がある人間なのだろうかと。」
「サッカー選手(プロアスリート)は良くも悪くも、多くの人が見ている「当たり前の社会」と距離があります。誰もが分かっている、「当たり前の社会の常識」を知らないことも珍しくはありません。それなのに、引退後はその「当たり前の社会」に入る可能性がほとんどなのです。そんな世界を自ら知ろうともしないまま、日々進み続ける社会の中で、当然のことのように生きています。(あくまで現状の自分の話です)自分から社会を知り、その一員として生きていくという意識を持つことが、今必要なのではないかと感じています。」
〔私たちが考えた疑問 2.「社会貢献」ってなんだ〕
「『社会貢献』という言葉の定義は、きっと人それぞれなのでしょう。貢献というくらいですから、もしかすると少しの奉仕や自己犠牲の精神による自分の満足感だけなのかもしれません。ですが、もしそれが仮に自分の満足感だけなのだとしても、それによって誰かが助かったり、ありがたいと思ってくれたりするのであれば、迷わず動きたいと強く思っています。自分に余裕(精神・経済・時間など)が少しでもあるのであれば、積極的に皆で手を取り、助け合いの輪を広げていく必要があると思っています。立場や環境に関係なく、1人でも多くの人が「目の前で困ってる人のために、自分が少しでも力になろう」と思えるように、今ここから、自分たちからアクションを起こさなければいけないと感じました。」
〔設立の目的〕
「私たちがするべき社会貢献の観点から、目の前で困っている人たちを支えられる存在となれるように、アクションを起こしていこうと決めました。そしてまず、私たちが指す「目の前の人」は『経済的に困窮するひとり親世帯』です。
 僕は、子どもの教育環境が経済格差や家庭環境によって極端になっている傾向を感じることがありました。それが子どもの成長過程における機会や選択肢を減らし、将来的に自分らしさを持った人生を送れる可能性を減らしてしまうのではないかと考えました。
 この社会的背景をもとに、自分が貢献できることは何かと考え、昨年から沖縄でひとり親の支援をする活動家「ゴージャス理枝さん」の活動に協力を始めました。」
「設立メンバーである選手は、それぞれ自身が育ってきた環境や経験、身近にそういった境遇の方がいます。それが故に、ひとり親の苦労やその子どもの思いを他の人より知っています。自分たちが心から人のために動く。目に見える困難、潜在的な想いを少しでも汲み取り、1人でも多くの親とその子どもが、未来に向かって進むための支えになりたいと思っています。」
〔これからのアクション〕
「実際にこれから、『経済的に困窮するひとり親』に対しての支援を行います。ただ実際はメンバーや資金に限りがあるので、各選手が所属するチームのホームタウンなどを中心に、支援を広げていきたいと思います。
具体的な流れとしては、
①自分たちや支援してくれる仲間で資金を集める     ②各エリアでの困っている方に周知して声を拾う
③毎月数十人の方に、必要物資をヒアリングして調達する ④その物資を自分たちで配送や郵送を行う
このような形で進めていきたいと思います。
 必要物資をそれぞれの方にヒアリングするのは、当然のことながら季節や環境、子どもの年齢によっても、必要なものは大きく変わってくるからです。形だけではなく、本当に役に立てることを目指していきます。」

 単なるグループ結成だけではなく、法人登記なので覚悟ですね。中途半端な気持ちではできません。そういう面では4人の選手は覚悟を決めて始められたのだと思います。普通のJリーガーはサッカーの事だけを考えていて、午後からのオフ時間もサッカーの事に使うはずなのに、何か社会貢献活動を始めたいと思われたのですね。社会貢献活動もクラブで何かしら取り組んでいるはずなのに、それだけでは満足できなかったのがこの4選手。社会経験を積むという事と、セカンドキャリアにつなげるという意味もあるのだと思います。
 されている事はシンプルです。募金を集め、ヒアリングのもとその資金で物資を購入して渡すというもの。でも、それが大きな社会貢献。普通のJリーガーではそこまでできない立派な活動だと思います。こちらの法人は年会費制ではなく、募金制のようですね。公式ツイッターには支援表明するJリーガーが続々と投稿されています。


        
【北國新聞:ツエーゲン毛利選手ひとり親支援】

「毛利選手は、食品やトイレットペーパーなど生活必需品の提供を昨年10月から始めており、生活に苦しむ人の気持ちに寄り添う。」
「プロとして何か社会に貢献できないかと考えた4人は、コロナ禍に加え急激な物価の上昇で困窮する家庭を支援しようと、活動を始めた。
 ホームページで支援金を募り、支援希望者が求める物資を提供する。練習に励むとともに、各選手が所属する地域の支援希望者にはできる限り直接届ける。」

 この北國新聞さんの記事がSNSに上がっていて始めて存在を知りました。あぁFコネクトに続くJリーガーが登場したんだなと。このブログ記事を読んでいる選手の皆さん、ぜひ何か活動を始めてください。別にNPO法人でなくてもグループで活動ができるし、前にも書きましたが、この法人もしくはFコネクトと連携して、「支部」として同じ活動するのもありではないでしょうか。きっとこれからの選手キャリアで役に立つと思いますよ。

   

 上の沖縄テレビの紹介動画によると、発起人は田口選手。沖縄県が1人親家庭が特に多いという背景があるようです。このNPO法人設立に大きな影響を与えたのが、那覇市でエステサロンを経営されているゴージャス理枝さん。田口選手は1年半前に子どもが生まれた事がきっかけでゴージャスさんの活動に積極的に協力するようになったとか。NPO法人としての活動は昨年10月に始まり、1ケ月で20万円の寄付が集まったとか。この資金を元に県内外の希望者に何が必要かをヒアリングし、1回5千円相当の物資をネット購入しそのまま送付。沖縄県内の希望者には選手が直接届ける事もあるそうです。
 という事で、皆さん頑張って下さい。この法人に続く次の公益法人やグループがどんどん出てきて欲しいですね。Fコネクトのように所属クラブに影響を与えるくらいな存在になって欲しいです。Fコネクトは先日、りんごクーポンのお知らせメールが来ました。靴プロジェクトも。素晴らしいですね。
NPO法人ツナグーFootballer公式HP:https://npo-tsunagu-footballer.com/
  〃           公式ツイッター:https://mobile.twitter.com/npo_footballer
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

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