リスペクトコラムです。
先週の事になりますが、徳島さんJ1昇格&J2優勝おめでとうございます。J2優勝は2位フィニッシュの福岡さんに強烈に追い上げられ、最終節で直接対決に敗れて、辛くも得失点差で上回って優勝という恰好になりましたが。でも得失点差は2位に12点差を付けて、大差で逃げ切りました。快挙の要因はやはり監督なんですかね。その立役者も来季は浦和さんで指揮を執られるとか。徳島さん大丈夫ですか?
【いつもギリギリでダメなのに……徳島が「7年ぶり2度目」のJ1昇格を勝ち取れた3つの理由】
〔得点67、失点32 抜群だった「攻守のバランス」〕
「攻守のバランスは抜群である。得点67はリーグ最多タイで、失点32はリーグ2位だ。ロースコアの攻防にも、真正面からの撃ち合いにも対応できる。スキのない戦いぶりから浮かび上がってくるのは、継続性による進化である。17年からチームを率いるリカルド・ロドリゲス監督は、シーズンごとに選手が入れ替わるなかで、チームのプレーモデルを確立していった。」
〔試合中のシステム変更もスムーズ「高い柔軟性」〕
「戦術的な柔軟性はきわめて高い。大宮戦は4-2-3-1で戦ったが、4-4-2、3-4-2-1、3-4-3も使う。試合中のシステム変更もスムーズだ。選手たちは縦のレーンと横のゾーンを意識したポジションを取り、相手守備のライン間に生まれるギャップを巧みに突いていく。ボールポゼッションを追求しつつも、パスにばかりこだわることはなく、サイドチェンジや前線へのロングパスを効果的に織り込む。
戦術的に洗練されているだけでなく、DF登録の選手も果敢に攻め込んでいくチーム全体の攻撃的な姿勢で、対戦相手を凌駕していった。」
〔シーズンを通して主力選手が稼働した〕
「徳島はシーズンを通して主力選手が稼働した。そのなかでも、ダブルボランチの一角を担う岩尾憲は不可欠な存在だ。32歳のキャプテンは攻撃の起点となり、リスタートのキッカーを務め、強度の高いディフェンスで最終ラインをサポートしていった。背番号8を着ける岩尾がいることで、徳島のサッカーは躍動感に満ちていく。」
「垣田裕暉は、キャリアハイの17ゴールを記録した。16年に鹿島アントラーズでプロ入りした187センチのストライカーは、17年からツエーゲン金沢へ期限付き移籍して地力を蓄えてきた。J2で4年目となる今シーズンは、高さと強さを生かして最前線で起点となり、決定力を高めていった。」
引用:Number Web
徳島さんは得点数リーグ2位で67点。それに対して地元岡山は最少2位で39点。この28点差は大きいですね。ロドリゲス監督で昨季は4位でプレーオフに進出、入れ替え戦(決定戦)まで駒を進めているのですね。昨季から登り調子だった訳だ。その中での継続性による進化ですか。4バック、3バックを巧みに使い分け、試合中のシステム変更もスムーズで、基本はポゼッションサッカーとか。シーズン当初はポゼッションサッカーにトライするが、どうしてもできずに負けるため、カウンターサッカーに戻らざるを得なかったチームとは大きく違いますね。主力選手がちゃんと稼働したのがいいですね。今季はどのチームもけが人で苦しんだ中で、頑張られたと思います。
【「例年に比べて非常に早かった」主将・岩尾憲の言葉から紐解く“昇格の要因”とは?】
〔スローガンに掲げた『叶(かなえる)』を実現〕
「1つの解として考察したのは『戦術浸透のスピード感』。 「戦術的な部分の浸透は例年に比べて非常に早かった。それがチームの完成度に大きな影響を与えたことは間違いない」(岩尾憲)
「R・ロドリゲス監督の戦術は周知の通り非常に複雑である。 それゆえに、新加入選手のフィットには毎年のように時間がかかる。特にシーズンオフになると活躍した選手をJ1クラブから引き抜かれてきた背景のある徳島にとっては大きな課題だった。」
「R・ロドリゲス監督の話として、その『ITや技術発展』に置き換えられる題材はないか想像してみた。そこで、浮かび上がったのはクラブが積み上げてきた努力と歴史だ。
17年に新指揮官を招聘した当初、「徳島のスタイルは?」と問われても残念ながら共通のキーワードは出てこなかっただろう。だが、いまは違う。クラブが掲げたコンセプトをR・ロドリゲス監督がより具体的に設計し、選手たちは愚直にトレーニングを重ねながらピッチで表現し、強化部は何度引き抜かれようともクラブの目指す哲学と人物像に合う選手を探し続けてきた。
この努力と歴史があったからこそ、年を重ねるごとに『クラブの求める選手像×新加入選手の描く徳島ヴォルティス像』のブレ幅は小さくなり、「戦術的な部分の浸透は例年に比べて非常に早かった」(岩尾)という結果につながったと推測する。 」
引用:サッカーダイジェストWEB
まずは戦術ですね。J2でも中には監督が精神論ばかり連呼しているケースもあるでしょうし。やはりしっかりした戦術の有無が長い目で見て、上に上がれる指導者かどうかの指標かなと。ロドリゲス監督の戦術は非常に複雑とありますが、うらやましいな。徳島さんはまずクラブのしっかりしたサッカースタイルや哲学があり、それに見合う選手をフロントが引っ張ってくる。クラブが求める選手像と選手のクラブ像のブレが小さいから選出の浸透が早いため、結果を積み上げられたという事ですか。長い目で見ると、クラブのスタイルが確立していないところはしんどいと思います。監督にお任せではずっとJ2中位もしくはJ3降格エリアまでか。
J2もそうですが、来季のJ1は降格が4チームという事で、残留争いが激烈だと思います。徳島さんはダニエル・ポヤトス新監督が就きますが、スペインでの指導経験、ギリシアでの監督経験がある方。ぜひ外国人監督の手腕である、ネットワークでの外国人獲得に力を発揮して欲しいところ。柏のネル監督のように。
ぜひJ1で暴れまくってください。エレベータではなく、ぜひ札幌さんや湘南さんのようにずっとJ1で戦って欲しいです。地方の市民クラブ代表として。
J2徳島関連⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180407
〃 ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170811
〃 ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160729
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〃 ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131211
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〃 ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130316
〃 ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130127
〃 ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090425
〃 ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081013
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〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080107
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