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FC岐阜のこと10

2018-10-03 00:01:13 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 当ブログでも、一昔前の今西GM時代にJクラブで最も、選手による地域貢献活動が盛んなクラブを評価していた岐阜さんですが、あれから、ラモス監督を含めて様々な人材の出入りがありました。最近では慢性的にJ2の下位付近をうろうろされている印象が強かったです。最近、デルピエロというキーワードが出てきて、あれっと思っていました。
   
【なぜデル・ピエロが岐阜に? J2地方クラブの観客動員数が右肩上がりの理由】
「デル・ピエロは9月23日、J2のFC岐阜のイベントに参加。子どもたちへのサッカー教室やマスコットとのフリーキック対決、試合のキックイン、ハーフタイムのイベント等々、全力投球でこの日の試合を盛り上げてくれた。冒頭のサッカー教室では、参加した子どもたちがゴールを決めると、笑顔でハイタッチをするシーンもあった。」
〔直接交渉を持ちかける岐阜スタッフの熱量〕
「『ウチのチームのスポンサーに野田クレーンさんという会社があります。その会社が『キャプテン翼スタジアム垂井』というフットサル場の運営もしている。その縁もあって、ユニフォームの左袖に高橋陽一先生の『キャプテン翼』のイラストが入っているんです。せっかくだからマンガの大ファンであるデル・ピエロさんにもプレゼントしてみよう、となって。それで直接、贈ることになったんです。そうしたら本人がSNSにアップしてくれて、大きな話題になった。そこから直に連絡を取って、今回の企画が成立しました』 もちろん来日の理由には、デル・ピエロ本人が親日家だということもあるだろう。」
「実際にこの日はデル・ピエロ効果もあり、今シーズン最多となる1万2000人を超える観客を動員した。だが、この日だけでなく、岐阜のホーム観客動員数は近年、右肩上がりに増加している。昨年度は平均で7000人近い観客動員を記録し、今季はこの数字をさらに超えそうだという。」
〔人気者がチームを離れて「バブル崩壊」が起きた〕
「中でも目についたのが女性ファンの多さと、スタジアムまわりの屋台やグッズ販売の充実ぶりだ。女性ファンや子どもたちをターゲットにしたフェイスペイントの体験コーナーや、地元産の食材を使った出店の数々は「いかにファンを楽しませるかが重要」という目線の徹底を感じさせてくれた。また、ハーフタイムには地元出身のアーティストによる生演奏でのミニライブもあり、多角的にファンを魅了してくれた。
 岐阜は2014年にラモス瑠偉監督が就任し、川口能活や三都主アレサンドロといった元代表選手を獲得したことで、一種の「バブル人気」が起きた。だがその後、その人気者たちがチームを離れたことで、バブル崩壊ともいえるファンの減少も起こっていた。」
引用:文春オンライン
   
 デルピエロ氏本人に直接交渉を持ちかける岐阜のスタッフの熱量とマーケティング戦略の秀逸さには驚かされる。その機動力と企画力は素晴らしいと記事にはありました。まさにアイディアの勝利ですね。これが普段数字ばかり見て、いつの間にか超保守的な体質が染みついていれば、こういうサプライズは起こらなかったでしょう。
 岐阜さんでは、ラモス監督がいた「バブル」時代からいかにチームの基盤を立て直すかが課題となっていたそうです。そういった中で、運営サイドが頭を捻った地道な活動が、少しずつ実を結んできているのだろうとあります。まさに単発事業と、継続事業の違いですか。スポンサーばかりを向けて、数字ばかり追う単発事業をいくらやっても、地域には根付かない。ファン・サポーター(スポンサーもそれに含まれますので)ファーストで、継続事業をやれば地域に根が張れ、バブルもくそも無くなるという事ですか。その典型的な例が川崎さんだと思います。書きながらふと、岐阜さんもそのうち地元岡山を追い抜いて、先にJ1に行ったりしてと思ったのは内緒です。
J2岐阜関連⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180729
   〃  ⑭:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170430
   〃  ⑬http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170313
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   〃  ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100828
   〃  ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100429
   〃  ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091006
   〃  ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090804
   〃  ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060317    

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