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湯郷ベルについて40

2016-07-30 00:01:20 | 岡山湯郷ベル

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 昨日、岡山のサッカー界にとって、非常に大きなニュースが飛び込みました。正直、ビックリしました。ベルの宮間選手、福元選手ほか2選手が退団についてクラブに申し入れたというショッキングなニュースです。何で?何があったの?と思ってよく読んでみると、現在チームの指揮をとっている監督代行も辞めるとか。まずは、今朝の山陽新聞の記事を抜粋して紹介。
   
【宮間、福元ら湯郷ベル退団へ 指導法相違、結城監督代行も退任:山陽新聞】
 岡山湯郷ベルの宮間選手と福元選手ら4選手がチームを退団する事が27日に判明。選手側の申し出をチームが同日認め、結城監督代行も退任。チーム関係者によると、他は松岡選手と高橋選手。4人は25日に、練習場内でチームメートに退団の挨拶。いずれも今後の動向は未定で、結城監督代行も同日、チームを離れる事が決定。桜井前監督に続く今シーズン中の途中退任で、後任は未定。
 背景には結城監督代行の指導法を巡って意見の相違などがあった模様で、4人は20日から練習に参加せず、24日のなでしこカップ仙台戦は、もともとコンディション不良で欠場中の宮間選手に加え、福元選手ら3人もベンチ外。クラブ幹部は「このような事態になるとは思っていなかった。残ったメンバー中心にチームを立て直していく」とコメント。
さんデジ該当ページ:http://www.sanyonews.jp/article/388448/1/?rct=okayama_sports

 この山陽新聞を読むと、退団する事が判明と決定事項のように思えましたが、他のマスコミの論調を読むと、まだ慰留中というのも出てきました。次はNHKの報道です。以下、抜粋して紹介。

【サッカー女子 宮間ら 湯郷ベル退団申し入れ 方針巡り対立:NHK】
 宮間選手らが、チームの指導方針などに反発し退団を申し入れたことが判明。湯郷ベルは「退団は決まっておらず、交渉の余地は残っている」として慰留する考え。 湯郷ベルによると、宮間選手は今年6月から指揮を執る結城監督代行の指導方針などを巡って対立し、福元選手などほかの3人の選手とともに今月下旬からは練習に参加せず、27日までにチームに対して退団を申し入れたということ。湯郷ベルは、結城監督代行を解任する方針で、「宮間選手や福元選手らが退団すると決まった訳ではなく、ピッチ上の意見の相違が原因だと聞いているので、交渉の余地あり。今月中に結論を出したい」と述べ、残留に向けた話し合いを続けていく考え。
NHK公式HP該当ページ:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160728/k10010611841000.html

 うーむ、真相は何なのか今ひとつわかりません。選手側と監督側と、どっちに非があったのかと。そんな中で、今朝のスポニチに監督側に非があった情報が出ていました。まずは抜粋して紹介。

【なでしこ宮間 人格否定され岡山湯郷退団 黒田会長は慰留へ:スポニチ】
 宮間、福元ら4選手が所属のなでしこリーグ岡山湯郷に契約解除を申し出て合意した事が28日判明。結城監督代行と指導法を巡って意見が合わなかった模様で、結城監督代行は25日に解任。
 5月に高倉新監督が初めて招集したなでしこジャパンをコンディション不良のため辞退した宮間は、6月から始まったリーグ杯も全て欠場。今月20日頃から練習にも不参加。黒田GMによると、結城監督代行は練習中に宮間ら数選手に人格を否定するような言葉を掛けることがあったといい、「責任を痛感している。残ってくれるよう交渉していく」と慰留する方針とか。クラブ関係者も「契約を解除したが、まだ交渉の余地は残っている」と再契約する意向。
 宮間選手に関しては、海外クラブやAC長野などが獲得に動く可能性はあるものの、国内では将来を見据え、若手育成にシフトしているクラブが多い状況。宮間の岡山湯郷への愛着は人一倍深いだけに、今後の去就が注目。
スポニチ該当記事:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/07/29/kiji/K20160729013056910.html

 なかなかコメントが難しいですね。4選手に対してポジティブな見解もできますが、逆も一応あります。前者は結城代行の失礼な発言が大きく、今回の悲劇を防ぐ事ができなかったフロント側の責任もあります。ただ、世代交代での軋轢はどこでもある事。女子選手は男子と比べてどうしても人数が固まってしまう傾向がある事。そして、一昨年だったか2年続けて大量退団が続き、そういう事態を招いたベテラン選手の責任もいくらかあるのではないかとも思っています。昨日からのニュースを読めば読むほど、五輪予選に敗退したなでしこジャパンを観ているようでした。女子サッカーというのは世代交代がしにくいカテゴリなのかもしれません。
 今朝の山陽新聞朝刊に「4選手とも残留を ベル地元 ファンら思い切実」というタイトルの記事が出ていました。岡山という地域は宮間選手らに熱い思いがある事がよくわかりました。以下、抜粋して紹介。

【山陽新聞朝刊の記事】
 今回の4選手の退団に対して、地元関係者からは驚きとともに看板選手の残留を望む声が続出。27日に4選手が他チームに移籍する際に必要な「契約解除合意書」に同意。退団日が決まっていないため、残留交渉を続ける意向だが、「4選手の意思は固く。見通しは不明」との事。
 萩原美作市長は4選手の残留を求める「緊急要望書」を発表。また、伊原木知事は「2人はチームへの貢献だけでなく、県全体に元気をもたらしてくれた大功労者。今はまだ様々な話し合いをしてると聞いており、ぜひチームに残って欲しい」とコメント。

 昨日今日の動きですが、1週間くらい経ったら正式な動きが出ると思います。残留なのか移籍なのか、どっちになるのでしょうか。宮間選手もこのままベルに所属し続けたら、横浜FCのカズ選手にようになってしまうなとイメージしていました。個人的には宮間選手にはベテラン選手から、コーチ兼任選手、その後はベルの監督へと進んで欲しかったです。
 そして、先ほどのニュースで、今回の要因は選手の要望をかなえられなかったために、黒田GMが辞任の意向とニュースが流れました。フロントとしても責任をとった形になりますね。今年、来年とベルもクラブとして、大きな変革が起きそうですね。いや、起きないといけません。そうでないと、2部に降格し、2部で岡山ダービーになっていまいます。今後の動向に注目していきたいと思います。

コメント
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