J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

監督、GMの力量28

2016-07-02 00:01:36 | ファジアーノ岡山

 リスペクト(事例紹介コラム)です。
 今日の記事の主役は地元J2岡山の鈴木GMです。30日の山陽新聞朝刊に、「スポーツ核にまちづくりを」というタイトルの座談会が掲載されていました。出席者は、SPOC(おかやまスポーツプロモーション)研究会の梶谷代表、J2岡山の鈴木取締役GM、岡山シーガルズの河本監督です。3人がそれぞれスポーツによるまちづくりについて語っておられますが、今回は鈴木GMが語られた話に注目して紹介したいと思います。
   
【地域に密着】
:地域密着型のクラブとして、SPOC研究会の活動をどう感じるか。
:元々Jリーグが発足したのも、日本のサッカーレベルの向上はもちろん、地域でみんながスポーツを楽しむことで、まちを元気にする、それを全国で展開するのが大きな目標。それはサッカー界だけではできず、様々な立場の人がディスカッションし、まちの未来と地域活性化策の事業化を構想する組織が岡山の地にあるのは素敵なこと。
【トップチームの意義】

:地域にトップクラスの力を持つチームが存在する意義は?
:ホームゲームには多くのサポーターが来場し、試合前のスタジアム周辺では知らない人同士のコミュニケーションも生まれており、そういった面では多少なりとも貢献できているのではないか。その地域のサッカーのレベルが上がらなければ、その地域に存在するJクラブのレベルは絶対に上がらない。県サッカー協会とともに、地元から有望な選手が育っていく体制を充実させたい。
【まちと共に成長】
:大企業の後ろ盾がない地方都市のクラブチームにも関わらず、リーグ屈指の動員力を誇る。岡山の地に根付いてきたが、岡山という「まち」の可能性をどう感じるか。
:以前、所属したJ2水戸のホームゲームの時は、行政が中心となってアウェーのサポーター向けに、偕楽園を案内するおもてなしツアーをやっていた。岡山も試合だけでなく、後楽園など立ち寄ってまちを楽しめるといいのでは。J2岡山はまだまだ成長段階で、やっとJ2の平均規模まできたところ。クラブ自体のマインドも体制も、これからもっと地域貢献できるところがあると思う。
【将来展望】
:ファンや地域に支えられ、成長していくチームでないと長続きしない。岡山市の新たな都市活力の創造に向け、これからの取り組みや目指すところは?
:サッカースクールやトップアスリート派遣事業で多くの子ども達とサッカーを通じて触れ合っている。子ども達がサッカーに親しんだり、スポーツを楽しめる環境づくりに今後も貢献。選手を育てることは人づくりであり、まちの活力につながる。その好循環を生む土壌の役割を果たしていきたい。

 という内容でした。鈴木GMが就任された2014年の記事で、それまでのプロフィールを調べさせてもらいました。FC東京時代などでは、とかく成績面での実績が問われ、苦労されたようですね。成績面も大事ですが、岡山ではクラブ経営面でもその豊富な経験を生かしていただきたいです。
 2006年に法人化してから一昨年くらいまで約9年、地方リーグからJFL、J2まで駆け上がってきた中で、進歩できたところもあれば、2006年から余り変わっていないのではないかと思える部分もあるのかもしれません。2005年からずっと観てきた者としてそう語らせてもらいます。なので、当ブログでは、かなり前から日本協会やJリーグ、もしくはメジャークラブから、しっかり経験を積まれた方が来るべきと思っていましたが、「経験者」である鈴木GMの就任を個人的に歓迎しておりました。そして、鈴木GMが就かれて、少しずつですが変化を感じた事が何度もあり、語る会では「鈴木GM効果」と呼ばれていました。また、具体的には語れませんが、鈴木GMは就任当初から、当ブログにとって価値観の近さを何となく感じていました。
 先日、ネクスファジの解散が発表されましたが、その時に述べられた「地元と協力して育成を進め、ユース等アカデミーを強化」というのがありましたが、上のお話に出てきますね。ちなみに2014年の記事で「ネクストも新しいGMの方針で今後の方向性が変わってくるかもしれない」と書いていましたが、それが現実化しましたね。あと、水戸さんの事例も、以前の記事で紹介してますね。
 鈴木GMは上のお話で、ファジアーノは地域との連係・協力がやっとJ2平均で、クラブ自体のマインドも体制も、これからもっと地域貢献しなければならないと言われています。
 ひょっとしたら「スタッフ(手)が足りない」「忙しくてできる余裕が無い」と、現場からの声を受けるかもしれませんが、取締役、ゼネラルマネージャーというクラブ経営の№2としてぜひ指導力を発揮していただき、公共財として地域の宝になるよう、このクラブを導いて欲しいと思います。

 話は変わり、先日のクラブ公式HPに「平成28年熊本地震の支援活動について」という報告記事が出ていました。こういう記事はどんどん出して欲しいと思います。おっと、そういえば読者G氏から「5月以降の各クラブの支援活動(熊本戦除く)の記事」を掲載依頼を受け、作りかけでした。忘れておりました。G氏ごめんなさい。明日にでも出します。ホーム清水戦はサッカー検定ブースにまた、選手がやってきますね。行かねば。
クラブ公式HP該当記事:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1467206053
SPOC研究会(チーム岡山)関連⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150423
 〃        ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150316
 〃        ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150214
 〃        ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141207
 〃        ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141107
 〃       
⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141030
 〃        ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091213
 〃        ③:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090819
 〃        ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090818
 〃        ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090227

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