J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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北の王者へ コンサドーレ札幌12

2013-05-25 00:22:39 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 札幌さんも頑張っておられるようです。今回、一つの事例として紹介させていただきます。J2札幌は「クラブ力向上委員会」を今シーズン立ち上げ、市民の声をクラブ運営に生かそうと企画した組織だそうです。以下、抜粋して紹介。
         
趣旨:
 クラブが今後発展するために営業、企画、広報など様々な力が必要。それらトータルの“クラブ力”を向上させるために、「クラブ力向上委員会」を設置し、サポーターはじめ外部の力をクラブに貸して欲しい。このたび「クラブ力向上委員会」のメンバーを募集。
目的:
 ①「クラブ力向上委員会」は、委員とクラブスタッフが様々なテーマにおいて議論、検討したうえで、施策をクラブ運営に取り入れることでクラブ力向上を図る組織。
 ②クラブ運営全般において、道民・市民・サポーターの意見をより一層クラブ運営に反映させることでクラブ力向上を図ること。
 ③上記①②を通し、クラブスローガンである「北海道とともに世界へ」を実現すること。
「クラブ力向上委員会」での会議テーマについて:
 ①クラブが考える課題・施策について
 ②委員メンバーから提案される事項について
 ③クラブ力向上に繋がると思われる事項について ほか
委員任期期間:
 2013年5月1日から2014年1月31日まで
第1回委員会開催予定と2回目以降の委員会開催予定:
 5月1日(水)から2014年1月までの1回/月の開催予定。
 ※委員会には野々村社長、三上GMほか関係するクラブスタッフが参加。
開催場所:
 ㈱北海道フットボールクラブ事務所
委員の資格:
 ①コンサドーレ札幌またはスポーツに興味がある高校生以上の人。
 ②通年の委員会開催9回/全(予定)の内、6回程度の出席が可能と思われる人。
募集委員数:
 20名
 ※申込者多数の場合は年齢、性別、住居等のバランスを考慮の上、委員を決定させていただきます。予めご了承ください。
募集:
 募集終了


 面白い活動だと思います。クラブにチェック機能があるかどうかで、この札幌さんのように内部組織として実行する場合と、後援会や第三者経営委員会などの外部団体がクラブと距離を置いて、諮問組織的に実行する場合があると思います。札幌さんは債務超過という事なので、たちまち急ぐ話で前者になったと思いますが、一般的にはじっくり後者を構築していくのがいいのではないかと個人的に思います。
 クラブに限らず、一般企業でも数字以外にも、組織が硬直化して構造的欠陥が目立ってくる状態もあると思います。内部組織で始めて、結果的に取り込まれてしまうよりも、きっちり距離を置いてしっかり経営チェックをした方がいいのではないでしょうか。今回、Jクラブで札幌さんの例が出ましたが、それほど時期が残っていないので、この委員会でしっかりやって欲しいと思います。

 そして、地元マスコミによれば、第1回の委員会が先日開催されたそうです。道内外から集まった22人の委員から、ファン拡大や集客力アップへのアイデアなど、クラブに山積する課題への多くの意見が出されたそうです。この委員会はイングランドのリーグの1部と2部を行き来するチーム「ノーウィッチ」が、サポーターの声をクラブ運営に生かしていることを知った三上GMの発案で立ち上げたとか。委員は20人の定員に対して217人が応募。男女各11人が選ばれて、年齢も20代から70代までと幅広いです。
 第2回の委員会のテーマは「集客」だとか。クラブは良いアイデアを随時、取り入れる方針で、三上GMは「最低でも三つは具体化したい」とコメント。何か違い過ぎるなぁ・・・
 また、日経新聞「フットボールの熱源」に「クラブ このままで大丈夫?」といタイトルで、「クラブ力向上委員会」の話題が出ていました。ちょっと紹介してみましょう。

 「サポーターの皆さんには、自分達もコンサドーレの社員だと思ってもらいたい」と野々村社長のコメント。つまり、サッカーのとりこになっている人達に、その楽しさを周囲に語ってもらい、新規の来場者獲得に協力して欲しいという事。J2札幌は依然として債務超過の状態で、クラブライセンスによると、'14年度決算で債務超過を解消できないクラブはJリーグに残れない事になる。
 元選手(かつて市原、札幌に所属)である野々村新社長は、知名度を生かして積極的に表舞台に出て、PR活動に熱心。「クラブ力向上委員会」もその一環。クラブの基盤を整備・強化する施策を外部から提案してもらう組織で、200人の応募から20人を選任。あえてサポーター以外の顔ぶれもある。月に1回の会合には、道外から自腹で駆けつけるメンバーもいるとか。次回の議論テーマは「短期的な集客のために、どんな事ができるか」。

 野々村社長は、「有効な答えが出なくてもいいと思う」とコメントされ、こういう議論をスタートしたという事実が、クラブ内外に「このままでいいの?」という疑問や懸念を生み出す狙いがあるとか。
 「クラブライセンスができて本当に良かった。札幌というプロクラブがずっと存在するとは限らないという事に気づいてもらうきっかけになるから」と。クラブの事を真剣に心配してくれる人を増やしていく事が、クラブ作りなのかもしれないと締めくくっています。

 札幌サポであるしまくんによると、野々村社長は「サッカーだけやってればいいと思ってる選手は、うちには要らない」という内容の事を口にされているそうです。いいですねー 一つの考え方として、Jクラブの役員は元選手の方がいいかもと思ってしまいました。商業主義に走らず、ファン・サポーター目線でいい経営をされるのではないかと。ちなみに、アルマーニのポロシャツカッコいいですね。全然クラブ力あるじゃないですか。欲しくなってきました。
J2札幌公式HP該当ページ:http://www.consadole-sapporo.jp/news/2013/04/014419.html
J2札幌関連⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130424
        ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130414
        ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121019

        ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120113
        ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090321
        ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090206
        ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071223
        ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070920
        ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071009
        ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051228
        ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051109 

コメント (4)
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