J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

地域活性化・街づくり65

2011-07-06 00:06:47 | Tリーグ及びVリーグ関連等

 先日、残念なニュースが流れました。当ブログでも女子バレーで、地域密着型クラブとして頑張っていると紹介した、四国エイティエイツクイーンが今月いっぱいで活動休止するそうです。以下、抜粋して紹介。
   

 チャレンジリーグ(Vリーグ2部)の「四国Eighty8Queen」は、東日本大震災等による景気悪化などのため、活動を休止。選手の雇用先や運営資金を県内で確保するのが困難になったためとか。た米田監督は「新たな本拠地を探したい」とコメントし、県外へのチーム移転を探る考えだそうです。
 四国エイティエイツは'05年に元全日本女子および元日立である米田監督が創設。前身チームをもたない全く新しいチームと言われてきました。'07年に地域リーグからチャレンジリーグに昇格。地域密着型クラブチームとして、年間約5千万円の運営資金は約90社からのスポンサー料と8~10本の収益イベントで確保してきましたが、'08年にそれぞれ半減し、'09年度に約300万円の赤字転落。

 米田監督は選手の雇用先や今年度分として約3千万円の運営資金を確保できる新天地を模索中。今シーズン(12月~)のリーグ戦に参加するためには8月にVリーグ機構による運営体制の審査を受ける必要があり、それまでに移転先を決めたい考えだそうです。
 公式HPを見てみました。
「今後の見通しが立つまでの間、練習を見合わせることになりました」と発表されています。
 また、チームの今後については、今後の動きについて、日本バレーボール協会とV・リーグ機構との連携のもと、選手の移籍や全体移転など、受け入れ先の確保をまずは模索する。
 ファンクラブ会員会費の返金については、会費返金を申し出た人に、年会費の内、有効期限残存月分相当を返金するとしています。

 残念ですね。当ブログでも何度か紹介しています。当ブログ的に思うのは次のとおり。
 香川県は人口が99万人、高松市は42万人と比較的少ない中で、プロスポーツチーム、もしくはそれに近いチームが活動をしています。バスケのbjリーグ「高松ファイブアローズ」、野球独立リーグの「香川オリーブガイナーズ」、そしてこのたびJリーグ入会を申請した「カマタマーレ讃岐」です。つまり、スポンサーの取り合いなのです。その中で「香川」や「高松」ではなく、「四国」という名前を冠した女子バレーで2部リーグチームで、スポンサーを獲得し続けるのは並大抵の事ではないと思います。

 そういう面ではファジは恵まれていると思います。比較的多いエリア人口、香川のように他のスポーツチームがそれほどひしめいていない。(シーガルズやベルはありますが、香川ほどではないはず) ホームスタジアムは新幹線駅から近く、街中なので、そういう部分も観客動員に貢献しているのではないか。確かに企業努力も大きいと思いますが、こういう部分もあると当ブログでは考えますし、そういう環境がないものと思って企業努力(社会貢献活動等)を頑張って欲しいと思っています。

 あと、女子バレーチームというのは、監督がオーナーを兼ねて経営を進めていく特殊性を感じます。つまり、いくら連敗しようが、「永久」監督であり続ける。経営がうまくいかなくなれば、次の受け入れ先を探すというもの。これはシーガルズも同じですね。
 個人的には、「四国」ではなく、高松もしくは丸亀という地域名を冠して、徹底的に地元地域の公器(公共財)化を図り、監督を経営から分離させていれば、まだこの地で活動できたのではと思います。行政・財界・市民という三位一体の支援を受ける形になっていればと。ただ、素人のたわごとなので、そう簡単なものでもないとは思いますが。今後どうなるか、もう少し注目していきたいと思います。
四国エイティエイツクイーン公式HP:http://www.eighty8.jp/top.html
「監督のブログ」米田監督ブログ:http://ameblo.jp/88-yoneda/
四国エイティエイツクイーン関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110220

 話は変わり、週刊モーニングに連載中のジャイキリを愛読しています。スポンサーといえば、ちょうどタイムリーにジャイキリでもこれからスポンサーとの話が出てきます。ETUの胸スポンサーは「大江戸通運」。社長交代を機に撤退の可能性があり、危機感が出ています。その相手の副社長が、タツミ監督に誘われて試合を観に来る訳ですが、相手が強豪の「川崎」です。さあて、どうなるか。また、サポーター像も取り上げられます。面白くなってきました。

 あと、黄色い戦士・大津(チャントは「お嫁サンバ」)が、ボルシアMG(ドイツ)へ移籍する話が現実味を帯びたと山陽新聞に出ていました。今後はブンデスリーガを取り上げる事もありそうですね。

コメント
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