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カリスマの存在34

2006-08-26 00:04:25 | カリスマの存在
「オシムに学べ」とラモス監督がオシム監督に“弟子入り”を志願したそうです。
まあここではオシムがメインなので、ラモス氏の話は後半でまずはオシム考を。
オシム監督の人物像というか、監督像を自分なりに分析したいと。思うにキャリアのせいか、欠点を消していって形成されたようなイメージがあります。
①平等性・・・確かに千葉の選手が多いが、前回のジーコと鹿島の時に比べたら批判は格段に少ないと思います。「考えて走れる選手を」と選考も明解です。
②対話型・・・とにかくよくコーチ陣と話をします。試合中も大熊コーチを横にずっとしゃべっているし、試合後のミーティングも3・4時間はザラと。試合や練習について、勝手に独断専行するということはないようです。
③ユーモア・・・ただイカツいだけでなく、ウィットのあるジョークを言いますね。「本」によるとドイツ系ボスニア人の母親譲りの国民性だとか。面白い事も言うからクッションになって厳しい言葉とのバランスが取れるのでしょう。厳しい態度・発言しかなかった中田とはそこが違います。
④対選手・・・現場では「お前のミスで負けた」と名指しで怒りますが、公の場では名指しで褒めたり非難したりしないようです。現場で非難しても次の試合でも普通に先発で使ったりします。
⑤対マスコミ・・・実はかなり気を使っています。「本」では「マスコミは戦争まで起せる」と言い、選手にもきちんとインタビューを受けるように指導しているようです。
⑥プロ意識・・・これはすごいです。たぶん日本協会役員や選手等を比べても一番ではないでしょうか。1日24時間ずっとサッカーの事を考えているようです。夜も深夜の欧州サッカー中継をずっと見てるし、「サッカーは人生そのもの」と言いきっちゃうし、だから選手だけでなく、コーチやマスコミにも「もっと考えろ」と言えるのでしょう。
⑦人心掌握術・・・これもすごいです。ユーゴ時代も曲者揃いの選手をみんなファンにしました。日本でも対立しそうなJ強化担当者はもちろん、「語録」を巧みに使ってみんなを虜にしています。ちなみに「本」は会社経営者の間でも話題になっているとか。すごいすねー 人格者として尊敬できますね。
以上見てきたような話をしてすいません。オシム情報は貪欲に吸収しているもので・・・

そして「旧カリスマ」ラモス氏。そうそう、「カリスマの存在」は1カテゴリーとして独立させてまとめました。ご覧下さい。この「カリスマの存在」への登場は久々ですね。「練習を見に行きたいし、ぜひ会って話をしたい」と言い、練習法というより特に語録を学びたいそうです。魂の鬼監督も言葉による指導の難しさをあらためて実感し、オシム監督のように奥の深い短い言葉で選手の心をつかむ“イメチェン”を図るのが目的だとか。
就任当初は威勢が良かったが現在5位。昇格のチャンスのある3位を目指しているが厳しいね。ラモスもJに来る前にビーチサッカー日本代表監督でキラっと光っていたのに、どうしたもんでしょうか。かたや数学者にもなれた大物監督ですから、その域には簡単には行けないでしょう。
コメント
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