J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

カリスマの存在33

2006-08-24 00:53:43 | カリスマの存在
昨日、8/29号の週刊サッカーマガジンをいつものように立ち読み(すいませーん、Bマガジン社さん)してると、「オシムの授業」という巻頭コーナーで代表練習メニューがすごい詳しく図入りで紹介されてました。思わず買ってしまった自分に、「監督やコーチでもないのになぜ?」と自問自答しながら家路に着きました。
それくらいスゴイ内容なのです。
読みながらここで内容を抜粋して紹介しようと思いましたが、甘かった・・・複雑、迷走・・・数学者も狙えたオシムらしく方程式みたいです。練習メニューで目立ったのはピッチの中で8分の1くらいの狭いエリアで5対5でやるとか(これは練習を狭い空間でやって、本番は空間が広く感じる効果があるそうです)、ダイレクト→2タッチ→ダイレクト→2タッチと交互に繰り返す制限をつけるとか、とにかく多彩でため息が出ます。まさに知的インテリジェンスサッカーです。
 3日間のトレーニングで正解は先に出さず、ヒントを山ほど出すそうです。「こういう方法がある」とか「今のはダメだ」とか言うが、型どおりやらせるのではなく、状況に応じた対応力を上げたいようです。代表選手もひたすら難解で、みんなバイブル代わりに「オシムの言葉」を買って読みふけっているとか。
Tトバコ戦では2タッチ以内のダイレクトプレーで、という感じでしたが、イエメン戦ではサイドからドリブルで揺さぶれと指示も相手によって違っています。あと、ゴールにボールが迫ったら羽生がダッとサイドへダッシュをかけるプレーがあり、オシムサッカーの象徴プレーです。これは画面ではなかなか見られないので生で見たいですね。「本」ではよく「点を入れた選手よりもその横でスペースを空ける動きをした選手を褒めて欲しい」とのコメントを目にしましたが、まさにこの羽生のプレーがそうですね。
 結局ここでは余り練習メニュー内容を紹介できなかったですが、このブログを見ている指導者の方がおられたら、「週刊サッカーマガジン8/29号」を買って読んでみて下さい。オシムの授業が受けられますよ。、そして今日「週刊サッカーダイジェスト9/5号」にもオシムの練習メニューがやや簡単に載っていました。サカマガよりはボリュームも少なく、わかりやくかったです。
 思うにこういうオシム流の練習はグループワークではないかと昨日思いました。昨日仕事で研修があったのですが、いつもは座学でひたすら睡魔と闘うだけなのですが、この日は違った。すぐにグループ分けされ、テーマを元に次々に考えさせて次々に発表させる。みんな「疲れた~」と言いました。そこでふと、「これがサッカーとか好きなテーマだったら、『疲れたが楽しい』という感想になるんだろな」と思いました。絶えず緊張感が張り詰めた実戦的グループワーク、それがオシム流練習法なんだなと自分なりに納得しちゃいましたね。
コメント
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