ああ、やっと棚が完成した~!
1年間、ダンボールの山と資材の山の中で、ゴミ箱生活をしてきた。
床なんて、ほとんど見たことなかった。荷物を踏み除けながら(いや、実際には踏みつけながら)、埃にまみれて暮らしてきた。
床板を貼ったらすぐに収納棚を作るはずだった。
が、断熱方法の決断がつかず、結論を一冬見送りにしたので、そのあおりで壁板をつけることも出来ず、同時に作りつけの収納棚も中途半端なものしか作れずにいた。おかげで、工事のたびに荷物をあっちこっちに動かしながらの生活で、労働強度は増すばかりであった。情けないが、優柔不断のなせる業であろう。自業自得である。
あの食器、この日用品がどの箱に入れてあるのか探し出すのも困難で、お茶碗が汁碗に、お湯飲みがジュースやビール用にもなった。お皿だって、カレー用も魚用もヘッタクレもない。どれも同じ。
服も着たきりすずめ。2種類の服だけをずっと着続けていた。
壁もでき、食器棚の位置も決まり、何とか整理棚が出来てきたので、1月半ば頃から一気に片付いて、床が見え始めた。作りつけの棚が出来たので、今まで置いていた家具は、倉庫代わりに家の裏に出し、玄関デッキもどんどこ整理。廃品回収業者のような家から、やや抜け出してきた感じがする。近所の人たちは、「掃除もせんと、汚い家やなあ。だらしないなあ。」と思っていたに違いない。
これで、2月中旬に沖縄からノアの設計士が現況調査に来るときには、それほどびっくりされないでも済むだろう・・・かな?、やれやれ。
しかし、1年もゴミ箱生活してたんや~。我ながら、ようやるのう。
本棚に扉をつけたら、電灯の光が扉に反射して、一気に部屋が明るくなった。節電効果にもなるかな???
上の棚の引き戸が出来た。「下はアクリルの引き戸にしたら?」と大工が言うが、抵抗。下も木で統一。絶対こっちの方がいいにきまってるやんか!!戸の羽目板は天井板の残りを活用。随分台所らしくなった。
引き戸や棚の枠は、コーススレッドで止めていったので、どうしてもねじ穴が見えてしまう。穴を塞ぐために丸い木を埋めていく。出入り口の戸の作業の時は、大工にしてもらっていたが、今回は私もやってみた。
ねじ穴がよく目立つ。細い廃材をねじ穴よりやや太めにまでノミで丸く削る。削ったら、木工ボンドを穴の中にいれ、その上から棒を刺しこみ、はみ出た余分の棒はのこぎりで切り取る。
ボンドや木屑をふき取り、ヤスリでこすれば出来上がり。この作業はとても面白かった。棚は、穴だらけなのだが、今回は目立つところだけ作業。戸の横は後日。