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EVA RT TEST TYPE-01 Rn-s AMG GT #111 2016 ①

2021年06月14日 | 模型

やる気がある内にサッサと次を作ろうって事で、手間が掛かって途中落ちしそうなMP4/4とか917K豚とかには戻らず

 タミヤのMERCEDES-AMG GT3を製作開始。メルセデスって自分としては思い入れが薄いメーカーでして、

手持ちのキットも他のブランドに比して極端に少ないんですが、このキットはエヴァ初号機仕様に出来そうだと思ってました。

で、実際ホビーデザインからデカールが出て来て、すぐにソレを入手。して、購入当時作ろうと思いきや

・ホイールの意匠が違う

・ヘッドライトの意匠が違う

・給油口形状が違う

という3点が面倒くさそうだと知ってお蔵入り。棚の肥やしと成り果てるとこでしたが、バリエーションキットとして

LEONチームの同車種が出て来て、これのホイールと給油口のパーツが意匠的に近似だったのでパーツ請求。

大問題のヘッドライト位なら、まぁ何とか自作で行けそうとか思ってたところ、今月のモデグラで紹介されていた

関東のプライベートブランドから光造形のヘッドライトパーツが近いうちに発売されると知り即座に予約。

まだ入手出来ていませんが、予定通りなら今月中に手に入りそうだということで、問題が全部解決しそうって事で急遽製作に取りかかってる訳です。

新劇場版が終わったので、今のうちに作らないと絶対に棚の肥やしとしての余生しか見えんし。

 で、先ずは仮組みって事で、全体をインスト追って組み上げていったんですが、どこもかしこも寸法ピッタリで干渉とかデカい隙間とか全く無い

「バラしたミニカー」みたいなキット。メーカーの技術はスゴイ!感心するけど、ここまで手が掛からないのは、それはそれで面白いかと聞かれれば答を濁す。

何かネタはなかろうかと資料を見ながら検証もしたんだけど、スケール的には再現度も高く、ロールケージのクリアランスやクリアパーツの嵌合に車高&アライメントと全て整ってしまいますし、

パーツの継ぎ目消しと筋彫り彫り直しとウネリ&ヒケ&パーティングライン取りという基本工作しただけで、僅か1時間程であっという間に「あとは塗って組むだけ」という状態になってしまった。

Twitterでも言ってた通り、マジで何もすることがない。ノーズ下側の開口部からアンダートレー吊り下げ用のステーが3本有りまして、追加工作するならソレ位か。

ドア前にある巨大なタイアハウスからの気流を吸い上げるダクトには、大穴が開口されてメッシュが貼られてるんだけど、キットではそこをデカールで再現してある。

ココを実際に開口してメッシュを貼り込むというディテールアップも有りっちゃぁありですが、完成後は余程覗き込まないと見えないので報われない事必至でも有る。ワシはスルー。

 他に必要な作業を強いて言えば、継ぎ目消しに関しては、パーツの合いが良すぎて、それが継ぎ目なのか実車にもあるパネルラインなのか判別しにくいことか。

ネットで実写画像を漁りつつソコら辺を確認して処理しとります。ドア前のデカい開口部は、塗装とか磨きとか考えると別パーツで作業したいとこだけど

ドア下部にチョロっとだけ継ぎ目が出来てしまうので先に接着したけど、塗装してみたら意外と簡単に塗装も出来たしペーパーも入れられた。

 表面処理を終えたあと、今回から導入した超音波洗浄機で洗ってからサフ吹き。これも買って1年くらい使う機会が無く放置してた機材なんだけど、

使ってみたら削りカスも油脂も簡単に根こそぎ落ちますね。給湯器のシャワー使って歯ブラシや筆でゴシゴシ洗ってた日々は何だったんでしょうか。

 っつー感じで、さっさとサフ吹き。今回は明色で塗るのでグレータイプのクレオス#1200。一時期#1500使ってたけど、粒子の細かさは重宝する反面

サフとしての性能がイマイチで、今回は#1200にしました。吹いてみると、処理落ちした部分が浮き上がるので、そうした箇所をチマチマと処理して

最後に#2000のペーパーで磨いてから洗浄。

 水気をエアガンで飛ばしてから乾燥機で完全乾燥させ、下塗りの白を塗装。画像には無いけど、ドアミラー・ドアノブ・リア羽、カナード板も同時に塗っております。

 で、この後ボディー色の本塗装をするわけですが、この車両のメインカラーの紫が、実際はどんな色合いなのかサッパリ分からん。現車を見られれば確実ですが、

ネットの画像とか映像は、紫色の波長と相性が良くないので、見る画像や映像によって赤っぽかったり青っぽかったりしてんですよね。

 

 

 

↑これら全部同じ色とか、分かってたまるかい!っつー話ですな。

 更には、光が当たってる部分がマイカ色のような微妙な反射をしてる画像とかもあったりして、ソリッドなのかマイカ&パール系かも不明。

MP4-12CやR35GT-Rのエヴァ号がともにパール或いはキャンディー系の塗装になってるのは分かるので、そこから推察してソリッドの紫ということにした。

 で、そのソリッドの紫をどうするかですが、「初號機とまで車名に入れてるなら、エヴァ用の紫も初號機カラーの紫なんじゃね?」と思って、

何故かストックして持ってるエヴァシリーズの塗料を出してきまして、エヴァパープルとエヴァナイトパープル、それから基本色シリーズのパープルヴァイオレットを

ペーパーパレット上で選考会議。結果ですが(主観です)

・エヴァパープル=アニメキャラ用だからか思った以上に白顔料が含有していて隠蔽力が高い反面、雑ざってる顔料が多いのか濁っている。

・エヴァナイトパープル=エヴァパープル同様の濁りがあり、夜間戦闘用の初號機の色合いという設定により、思ったよりも暗い紫掛かったグレーという印象

・パープルヴァイオレット=色相環で言うとマゼンタ方向の紫かと思いきや、逆のシアン寄りの紫。コッチが思うイメージとかなり違う青系の紫。

っつーことで、どれもオッサンの脳内の人事課が不採用と判定。既存の特色等で賄えないなら1から作るしかないと塗料ストッカーから出してきたのが

かなり以前にガイアノーにツより試験的に販売さていた純色のヴァイオレットとマゼンタ(マゼンタ2ではなく初期のもの)を5:2位で混ぜ合わせ

色合いを確認しながらそこに色合いを整える為に先ほど不採用になってたエヴァパープルを少し加え、最後に隠蔽力を付ける為にEXホワイトを少量混ぜ、

最後にマゼンタで紫具合を微調整して作ってみた。結果、思った通りの彩度の高いエヴァパープル出来上がったので

 

実験君で試験塗装してみて、こりゃ行けそうだっつーことに。ただし、純色ベースなので透過性が高くムラが出易いので吹き方は注意が必要。

実験君ではムラムラになりました。実験君ですが、所謂ジャンクと化したキットのボディーパーツを取っておいて再利用しとります。

昔はね、プラモが安かったのよ。なので、作る用・積む用・予備パーツ用とか言って平気で複数買ってたんですな。その頃の余剰在庫が

今は塗装調色試験用実験ボディ、通称「実験君」となってるわけ。塗装って、実際に車体に塗ってみて初めて感じが分かるって事も多いし、

例えばレーシングカーのように複数の色が混在する車体だと、隣り合う色によって色の見え方が変わったりすることもある。

他には新しく出た塗料の色合いを掴むためだったり、パールや偏光カラーの場合はホントに塗ってみないと分からん場合もあるわけで

そういうときに重宝するのが実験君。そんなわけで、この多分フジミのS13だと思いますが、もう何代目かは忘れた実験君に今回から採用となりました。

っつーことで、実験結果を基に充分な量をスペアボトル1本分作って早速塗装。ダクトの内側とか裏面のエッジ部分に最初に塗料を乗せてみて、感触良ければ一回目は砂吹き。

2回目で全体に満遍なく塗料を乗せ、3回目にブラシマスターで薄めに希釈した物を艶が出るように塗装して作業終了。

で、写真撮ってみると実物とはやはり色合いが異なって写りますな。この画像に比べるともうちょっと赤みがある感じ。

画像だと上手く写らないですが、これは紫系だと仕方がない。概ね自分がイメージした色になったので、万事オッケーです。今回はここまで。

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