今日辺りまで仕事やなんかで色々忙しかったもんで、模型製作は一向に捗っておりません。手を付けかけたJPSの二台も78の方は全く手付かずですし、79も漸くボディーのモールド彫りを始めたところ。で、気が付けば2月も終わりに近付いてきたってことで、F2003のボディーの磨き出し予定が迫ってきておりまして、そろそろと他のパーツの塗装&仕上げ作業に入る事にしました。
今回は、サスペンション周りとアンダートレイの塗装です。実は、この辺りのパーツ群には一旦カーボンマットブラックを塗っておいたのですが、思うところあって全てのパーツのケース固定状態での可視域にカーボンの目を入れようと思ったのでありました。
カーボン目の再現としては、色々な方法があるんですけど、今回は塗装によるカーボンっぽさの表現を追加します。先ず用意するのは、嫁から奪取したパンチーストッキング(笑)。嘘です。そんなことしたら多分殺されますので、恥ずかしさを忍んでダイソーで100円パンストを入手。それを、適当な大きさにカットしまして、切り出したケント紙製の枠に両面で貼り付けてゲージを製作します。
こうしてゲージ固定しないと、パンストって薄くて柔軟性もありすぎるので、塗装に用い難いです。又、一言でパンストといっても、部位によって目の細かさが異なっていますし、塗装対象物の大きさもまちまちなので、目や形状別に色々なパターンのゲージを作っておくと便利です。
先ずはカーボン目を入れるパーツ全てに、下地色を塗装します。焼鉄色等のメタリック系が定番ですが、メタリック系は塗装後の扱いが面倒なので、今回は試しに非メタリックのグレーを自家調色して使用しました。ベースはクレオスのRLMダークグレー。これに白だの黒だの緑だのをテケトーに混ぜ合わせて程良い色合いになったら、フィニッシャーズのピュアシンナーで稀釈してやや濃いめに吹きました。暫し乾燥させてから、今度は先のパンストゲージでパーツを覆い、やや薄目に溶いたフィニッシャーズのカーボンマットブラックを吹きます。吹いたら速攻でゲージをパーツから外し暫く乾燥。すると、下の画像の様な感じになります。
さらにグレイとブラックのコントラスト違いを落ち着かせる事と、塗料が届かなかったところとの境目を誤魔化す事を兼ねて、濃いめのカーボンマットブラックを遠目から薄くミストを乗せる様な感じで吹きかければ出来上がり。ゲージがパンストって事で柔軟性もありますので、多少の立体物にも目を入れる事が出来ます。加えて、金属メッシュだと見るからに「網目」が入っちゃうのですが、パンストだと「織り目」が入るのでいい感じです。
ちなみに、3つ目の画像でアンダートレイ後端のトンネル部に接着跡がありますが、実は塗装中に落っことしたら割れちゃったので、慌てて再接着した影響だったりしますorz
さて、目を入れ終わったら、今度は可視域外の部分にカーボンマットブラックをゲージ無しで普通に塗ってしまいます。凝る方なら全面目を入れるんでしょうけど、私は「見えないところは手を入れない」っていう事を平気でやらかす方なので、今回も見えるところだけの処理にしておきました。このキットの場合、各サスアームの裏面とか、アンダートレイの路面側なんかが可視域外ですな。アンダートレイなんてカーボン目どころかスキッドプレートも無視しております。
ベースに固定したら全くといって良い程見えなくなる場所なので、私の場合はこれでOKっす。とか言いながら、今回の塗装作業の様に、突然思い立って市販の木目テープとか貼っちゃうかも知れませんが(笑)
んな訳で、サスペンションとアンダートレイはこれにて作業完了。面倒なので、カーボン調塗装の上に、更にクリアーやスモークを塗ることまではしませんでした。
次回は、コクピット周りと排気管周りだな。シートベルトは、試しに使ってみたら意外に
キットのエッチング製ベルトパーツの出来が良かったので、今回はこれを使う事に決定。出来が良いとはいえ、材質はツルツルのステンエッチングなので、表面に布地を感じさせるよな処理だけは施しておこうと思います。
今回は、サスペンション周りとアンダートレイの塗装です。実は、この辺りのパーツ群には一旦カーボンマットブラックを塗っておいたのですが、思うところあって全てのパーツのケース固定状態での可視域にカーボンの目を入れようと思ったのでありました。
カーボン目の再現としては、色々な方法があるんですけど、今回は塗装によるカーボンっぽさの表現を追加します。先ず用意するのは、嫁から奪取したパンチーストッキング(笑)。嘘です。そんなことしたら多分殺されますので、恥ずかしさを忍んでダイソーで100円パンストを入手。それを、適当な大きさにカットしまして、切り出したケント紙製の枠に両面で貼り付けてゲージを製作します。
こうしてゲージ固定しないと、パンストって薄くて柔軟性もありすぎるので、塗装に用い難いです。又、一言でパンストといっても、部位によって目の細かさが異なっていますし、塗装対象物の大きさもまちまちなので、目や形状別に色々なパターンのゲージを作っておくと便利です。
先ずはカーボン目を入れるパーツ全てに、下地色を塗装します。焼鉄色等のメタリック系が定番ですが、メタリック系は塗装後の扱いが面倒なので、今回は試しに非メタリックのグレーを自家調色して使用しました。ベースはクレオスのRLMダークグレー。これに白だの黒だの緑だのをテケトーに混ぜ合わせて程良い色合いになったら、フィニッシャーズのピュアシンナーで稀釈してやや濃いめに吹きました。暫し乾燥させてから、今度は先のパンストゲージでパーツを覆い、やや薄目に溶いたフィニッシャーズのカーボンマットブラックを吹きます。吹いたら速攻でゲージをパーツから外し暫く乾燥。すると、下の画像の様な感じになります。
さらにグレイとブラックのコントラスト違いを落ち着かせる事と、塗料が届かなかったところとの境目を誤魔化す事を兼ねて、濃いめのカーボンマットブラックを遠目から薄くミストを乗せる様な感じで吹きかければ出来上がり。ゲージがパンストって事で柔軟性もありますので、多少の立体物にも目を入れる事が出来ます。加えて、金属メッシュだと見るからに「網目」が入っちゃうのですが、パンストだと「織り目」が入るのでいい感じです。
ちなみに、3つ目の画像でアンダートレイ後端のトンネル部に接着跡がありますが、実は塗装中に落っことしたら割れちゃったので、慌てて再接着した影響だったりしますorz
さて、目を入れ終わったら、今度は可視域外の部分にカーボンマットブラックをゲージ無しで普通に塗ってしまいます。凝る方なら全面目を入れるんでしょうけど、私は「見えないところは手を入れない」っていう事を平気でやらかす方なので、今回も見えるところだけの処理にしておきました。このキットの場合、各サスアームの裏面とか、アンダートレイの路面側なんかが可視域外ですな。アンダートレイなんてカーボン目どころかスキッドプレートも無視しております。
ベースに固定したら全くといって良い程見えなくなる場所なので、私の場合はこれでOKっす。とか言いながら、今回の塗装作業の様に、突然思い立って市販の木目テープとか貼っちゃうかも知れませんが(笑)
んな訳で、サスペンションとアンダートレイはこれにて作業完了。面倒なので、カーボン調塗装の上に、更にクリアーやスモークを塗ることまではしませんでした。
次回は、コクピット周りと排気管周りだな。シートベルトは、試しに使ってみたら意外に
キットのエッチング製ベルトパーツの出来が良かったので、今回はこれを使う事に決定。出来が良いとはいえ、材質はツルツルのステンエッチングなので、表面に布地を感じさせるよな処理だけは施しておこうと思います。
カ-ボンの表現方法,とてもリアルですね!
私はまだカ-ボン塗装したことがなかったので,これを見てカ-ボン塗装に挑戦しようと思います。パンストを使うなんて初めて見ました。私も100均で買うことにしますね(笑)。嫁さんに買ってきてもらおうかな(笑)。
あと、カーボンデカールみたいに、パーツの表面全体に均一に目を入れようとか考えるとドツボに填ります。適当に目が入ったら、巧く吹けなかった部分とか目が重なった様な部分に塗料を吹いて誤魔化しちゃう割り切りは必須かと。時間とやる気があるのであれば、パンストをイチイチパーツの形状に切り出して、キッチリ目を入れる事も可能ですが、反面スッゲェ時間がかかるのでそこまでするならカーボンデカール使った方が楽が出来ます。
すごいテク&明解です。前にyoshiさんにカーボン風塗装について訊ねてなるほどって思ってて、@河童さんの写真とコメントみて大変よーーく理解できました。物事はテク以外に工夫などの頭も使わないといけないんですね。
ゲージ固定なんか僕には一生思いつかないです(笑)。
1/20辺りのスケールであれば、パンストの踵付近の目が丁度良い感じかと思います。お試しあれ。
ロータス78のアイデア読みました。それって凄く理想的なモノになりそうですよね。
飛行機模型の技なんですか。
技術と根気も要りそうですけど。カウルやFウイングなどの見える所ってどんな数のボルト数あるんでしょうね。
見えるトコだけと言ってもかなりあったような気がします。@河童さんの言われるとおり1/20なら全然気にならないんですが1/12はボルトが欲しいです。
僕の勝手な78のイメージってまず「ボルト」なんです(笑)。
78のボディは、外装カウルが無くてアルミモノコックに直で塗装をしていた訳ですから、リベットがゴツゴツあるのが78らしいと言えばそうなのかもしれないですね。10年位前の話ですが、私の自動車模型の師匠が、1/12のT4を製作時に、モノコックを洋白組んで作り直した上に、リベット再現の為に虫ピンを一本ずつ埋め込んでる光景を見て気が遠くなりそうになった事があります(笑)
ところで、実行される場合は、キットのリベットの間隔を維持しないで、やや広めの間隔で打ち直すと思った以上にスッキリ仕上がります。プラストラクトのプラ棒は、0.2~0.3mm辺りの極細サイズからラインナップされていますし、円形・資格・▽・帯・六角と色んな切り口がありますので、使いこなせばリベット再現以外にも重宝する素材です。