↑あまりに上手に出来てて感心しながらワロタ。
F-2B、一日遅れがチョト悔しいですが、一応予定通り二週間で完成。
コンセプトは基本素組みお手軽組み上げ。ただ、キットのままでは逆に組み難い部分は若干ですがアレンジしてます。
資料もネット検索で出てくるのをチョロっと確認する位でしたので、実機とはかなり相違があるかと思いますが、
んな事気にしては本職の車のキットが益々放置され続けることになるので無視々々。
なので、期間は二週間、実製作時間は約五晩程度か。実に10年近くぶりの1/48飛行機キットでしたが、
塗装の乾燥時間とか殆ど気にしないで進められるので殆どストレス無しで楽しめました。完成すると気持ちが良いもんです。
海洋迷彩は中々新鮮で面白かったんですが、やっぱブルタックマスキングを施して有る程度ラインを出した方が良かったかな?
今回は空軍機なので褪色表現は使いませんでした。定番の陰入れグラデ塗装のみ。飛行機やAFVは車とは違ったベクトルではありますが、塗装がとても楽しいのですな。
一応、今年の完成品第一号(笑。それにしてもコーションマークが多かった。貼った後に気付いたのだが、
小さなコーションマークが透明フィルムを介して何個も繋がった状態でデカールになってるんですが、
コレって、先ずそのまま貼ると位置決めが簡単なんですよね。で、ミソは貼った後にロゴ部を除いて
透明フィルムのみの部分は切り飛ばしちゃうって事なんでしょう。気付いたのがクリアー吹いた後だったので
フィルム層が残っちゃってるのが間抜けなわけですが(笑。自衛隊機だからか、F-16の30倍くらいコーションマークが付いてます。
コレが無いと現代型戦闘機は寂しいんですが、逆にこれほど多いと過ぎたるは何とやらですな。
以下、画像を交えて、前回までに紹介していなかった作業内容。
機種先端部及び周辺部にはピトー管やセンサーの類が有るんですが、ノーズ脇に付くL字型のピトー管は使えたけど、
レドーム両脇の角みたいなのは胴体部の摺り合わせの際に邪魔だったので取り払ってしまいましたし、
先端部のピトー管はキットのパーツだとバリ取りと断面円形処理が面倒だったので、
角は0.6mm径、先端は0.8mm径の洋白線をドリルレースして作り直してます。
急いで作った事による失敗その1のコクピット。シートベルトがないのはスケール的に寂しいので
板オモリから適当に創作して追加した位で、後はキットの指定通り組んでるんですが、
キャノピーを出たとこ勝負で装着しようとしたら、悪い方の予感が当たって合いが悪い(笑
彼方此方キャノピーパーツの裏側を可能な限り削り込んだんですが、どうやら表面も削らないと合わせきれないらしい。
既に塗装してデカールまで貼っちゃってるので表面に削る余裕はなく、まぁいいやとばかりにそのまま接着。
ちゃんと組むなら事前に摺り合わせんのは定石なんですが、定石無視するとキッチリやられますな。
各翼に装着されてる放電索はキットのパーツだと「ゲート跡?」っつーくらい無骨なので
全部0.3mm洋白線に置き換え。21本もあるので意外と面倒くさい。
失敗その2。垂直尾翼後端には空軍機らしく非常減速用のパラシュート(ドラッグシュート)が収納されてるんで
この部分はエナメルの濃緑色・フラットアース・フラッブラウン辺りを適当に混ぜたりして塗装処理。
ところが、キットのインストには指示が無いっぽいのだが、実際にはこのドラッグシュート収納部の縁は
機体色の明るい方の青で四角く縁取られてる模様。面倒なのでそのままスルーです。
ジェットノズル部は、排気口・排気管・エンジンファンの3ピース構成になってるので
先ずは全てのパーツをウィノーブラックで塗装。で、ファン部はアルクラッドのステンスチールを
中央の軸部と周辺の凸部にのみ塗料が乗る様に低圧低塗出にて塗装し下地の黒を生かしました。
排気管内部はアルクラッドのジュラルミンを砂吹きして、即席のフラットメタルグレイ塗装。
面倒くさいのは排気出口でして、先ず内壁を艶消し白で塗装し、モールドに沿って細く切ったマスキングテープを利用して
艶消し白+サンディブラウン+ハルレッドで調色したセラミックの焼け色を吹きます。ホントはここ
もっと細かいモールドが入る筈なんだけど、そこらはキットでは無視されてます。
で、内壁をマスキングして今度は外壁。ウィノーブラックを吹いた上にクレオスのスーパーステンレスを吹き、
グロスブラックで焼け色グラデを掛け、自家調色のクリアーブラウンで焼け加減を整えてます。
車と違って「塗る→組む→塗る→組む→・・・」の無限ループみたいな行程で実に面倒でもあるんですが、
1/48スケールだと、出来上がったときのサイズが結構大きいので、完成すると嬉しさ一入。
問題は工程が進んでくると机上のパーツ専有面積がメチャクチャ大きいってトコでしょうか。
コレを考えずに始めちゃって、息抜きの筈が完成するまでロータスに戻れないという本末転倒状態になっちまったのは誤算といえば誤算。
尚、完成品を乗せるためのベースですが、100均で買ってきた額縁にコルクシートを貼り、
更に布ヤスリのシートを貼ってから、塗料ボックスの中で腐りかけてたタミヤアクリルのグレー系の色を
適当にバカスカ吹き付けてコンクリ地面っぽくして作ってみました。機体固定には、
三本のタイヤの底に0.6mm真鍮線を打ち込んで、ベースには脚が乗る部分の真下に内径0.8mmの真鍮管を仕込んでおき、
そこにタイヤのピンを差し込むことで簡易固定出来るようにしてます。
自動車模型向けのネタとしては、今回の製作で、仕上げにはガイアノーツのEXフラットクリアー
ってのを使ってみたんですが、このエアコンで除湿を掛けた部屋とはいえ、
雨ばっかり降って塗装には不向きの極みなこの時期に吹いても白濁しにくいフラットクリアーです。
艶の消え方もフラットベースが自己主張するような粉吹き系ではなく、しっとりと艶を落とす感じ。
フィニッシャーズのスーパーフラットコートも気に入ってるんですが、このEXフラットクリアーも
かなりお奨めしたい逸品です。
吹き付けてから艶が消えてくるまで少々時間が掛かりますんで、最初「混ぜ損ねた??」とか思ったんですが
こんあ綺麗な艶の消え方するとは思わなんだなぁ。旧来の所謂「艶消しクリアー」と、フィニッシャーズのフラットコート、
そしてこのEXフラットクリアーは、それぞれ艶の消え具合が微妙に異なりますんで、
オープンカーの内装で部位ごとの表情に変化付けたい時など使い分けてみると面白いかも。
と、やっとこ脱線ネタが終わったので、またロータスに戻らねば。
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かっこえ~!完成品見てると続いて脱線したくなってきましたよ(^-^;
今までF-2ってあまり注目したこと無かったのですが、こうして見るとなかなかっすね~。
キャノピーの前部にWRCだかでどっかのマシンに付いてた整流板?のようなのが気になります(w
ガイアのフラットクリアーは実は持ってたのに使用したことがなかったので早速試してみます。
な~るほど、こんな風になるんですな。
車と違って塗装を済ませてから組み立てって訳ではなく、大変ですな。
いつかは飛行機も作ってみたいですな・・・笑
その前に大きな壁が・・・
空モノ、しかも48なんて高校生のときに作ったF4ファントム以来や。既に細かい型式すら覚えてない。
このF2B、最初に塗装に入ったのを見たときは「なんだこの色?」とか思ったけど、完成したのをみるとなかなかかっこいいもんだわな。
とても2週間で製作とは思えないです。
期待の微妙な退色というのでしょうか、これがまた良いですね。放電索21本作り替えと言うのもすごいです。ベースのコンクリート地面の再現リアルです。
もしかするとタミヤ製だったら1週間で出来ますかね?
私もガイアノーツのフラットクリアー早速買ってみます。
ヒーロー然としたカラーがたまりませんねぇ。
後姿なんかまー素敵すぎてプラモ屋行くのが怖いっす。
あ~、そういえば倉庫に銀塗装失敗したF104が成仏できてないな~。
仮組みして放置したMIG29が地縛霊化してたな~。
いろいろ思い出してセンチになっちゃいました♪
失敗したところなんかに目が行かないくらい高い完成度ですね。飛行機ってかっこいいんだな~と思って拝見させていただきました。
いいガス抜きになりました。半年以上完成品に恵まれていないもので・・・(笑
本家のF-16も何だか良く判らないアンテナやセンサー類が
昨今のF-1車両の如くデコデコ付いてるんですよね。細かいことは良く知りません(殴
まぁ知らないから凝らずにパパッと完成に行けたんでしょうなぁ。
>エルさん
飛行機は、1/48スケール以上になると価格の割に完成体がデカイからねぇ。
積んでも完成させても置き場所に困るという・・・。この機体なんて
まだ小型機だからA4サイズのベースで事足りましたが
F-14とかだとB4サイズでも微妙だったりする。
そういやサムライ君が勢いに任せてタミヤの1/32のF-14という怪物作ったことあったですね。
アレなんて何処に飾るねんの日本代表キットですわな。
>ワタナベさん
コノ色、青系だけに撮影が意外と難しいです。車だとレフ板とか
ライトカバーとか使って頑張るんですが、スタンドライト三方向直当てで撮ったら
白飛びしまくりですがな。
このカラーリング、自衛隊は「日本は島国で海に囲まれてるからコッチの方が好いんじゃね?」
っつー事での採用らしいいんですが、素人目には万が一の時はターゲットになりやすい希ガス。
まぁ、実際は海上で上方から見たときには、非常に発見し辛いんだそうですけど。
F-4も迷ったんですよね。旧金型のキットしか作ったこと無かったんですが、
今時のハセガワのF-4は、スジ彫りも凹になってるし彫刻自体シッカリしてて良さそう。
>kazuさん
飛行機は、基本的にパーツ数自体はそれほど多くないですし、
素組なら、基本的なことさえ外さなければ結構簡単に組めますよ。
細かいパーツが結構多いので、無くさないよう注意は必要ですけど。
塗装の面白さはAFVと甲乙付けがたい。現用機も面白いけど
レシプロプロペラ機も面白いんですよねぇ。
どうでもいい話ですが、私が始めて作った飛行機キットって
タミヤのシーハリアーFRS1だったんですよね。排気ノズルの可変機構をギミック化したり
完成後には見えない部分まで凝ったパーツ構成になってたりしてまして
無駄に手間が掛かるキットだったけど、多分傾向的には今も変わらんと思います。
なので、単に組み上げるだけならハセガワより手間が掛かるかな?
シリーズの中にはタミヤのマークが付いたイタレリOEM(F-22とかMig29とかね)が混ざってますんで
買うときはよく調べた方が良いですよ。純タミヤなら、手間は掛かるけど
色んな意味でストレスはハセガワほど感じない物が多いと思います。
シリーズ番号が若い製品の場合、スジ彫りが凸モールドから改修されていないので
その手に当たると全モールド彫り直ししたくなりますんでその点も注意が必要。
気晴らしにお一つ如何?
>クラクラさん
飛行機はジェットノズルの塗装が一つの見せ場なので
塗るのが非常に楽しいですな。1/72だと1/48と違ってストレスフリーらしいですし
嵩張らないし、ここは一つ例の墜落炎上消化完了情景とかチャレンジして欲しいw
F-104とF-86は、どっちも大好きだけど苦手なキットでもあるんですよね。
所謂恐怖のシルバー塗装ってやつですな。あと鬼リベット(笑
だから積んでるだけで、フェラーリカラーのF-104以外は作ったこと無いんです。
考えてみれば、今は色々なシルバーがあるから、昔と違って挑戦しがい有るかな?
ども!新居はいかがっすか?いいなぁ新居。
私も建てたい!そして専用の部屋が四つくらい欲しい!!
でも先立つものがない!!!なので夢の又夢ぞな。
F1裏返せば飛行機の翼と同じ原理なんだし、親戚みたいなもんです(違
これだけ短期間で、これだけの物を完成させるって本当にカーモデルが本職の人?
飛行機モデラーでやっていけるんじゃないすか?
まあ、こだわりがない分、気楽に作れるってのもあるかも知れませんが…。
飛行機モデラーの人って皆さん早作りですよね。
こだわって時間かけてる人もいるんでしょうけど、何となく皆さんスマートに早作りって印象があります。
そうゆうのに憧れるんですけどねえ、カーモデルってどうしてもスローペースになっちゃいますね。
図星っすw<展示会ネタ
ヘタすると、一個も上場できない可能性があったので保険です。
ちょっとネットで調べてみたんですが、知らない間に飛行機の世界も
技法が随分進化してるようで、飛行機専で作ってる方の製作記だと
かなり時間を掛けておられるようです。私は旧態依然の手法しか持ち合わせがないので
現代の良く出来たキットだと、殆ど手を加える余地が無い感じ。その分早かったんでしょうか。
あと、完成させないと机の上が本当に片付かないという状態になっちまいまして、
展示会までにロータスは完成させたいと目論んでますんで、
大急ぎで片付けたって事ですな。もう無理矢理(笑
高校生の頃、航空自衛隊基地が近くにあったこともありまして
飛行機ばっかり作ってる時期があったんですよね。だから、基本的な
組み立てパターンってのは自分の中にある程度確立されてる気がします。
丁度その頃の感覚で作ったような今回の製作でありました。
気楽に楽しく完成させる喜び、やはり模型は完成させてナンボだなぁと
改めて思いましたで。
キャノピーをぶっつけ本番というのは驚きましたが、繊細な塗装は工程を見るとなるほどなー、という感じです。
全体がきっちりつや消しじゃなく半ツヤなのがとてもいいですよ。あと排気口は手が込んでるだけありますねー。私ならファンの部分までは手を付けなかったと思いますよ。
写真も、今回は台座がコンクリっぽくてそっちの工程も気になるところ(汗)
キャノピーはね、正直なところを言うと、最後に近い段階になって
「あ、スッカリ忘れてた」
って感じでねぇ。作り始めるときに、キャノピーだけは別な入れ物に入れて避難させておくんですが、
本体に必死になってて、その存在を忘れてたっつー感じでしょうか。
車のミラーとかでありがちな話ですな(笑
台座は、もっと頑張って作った完成品なら、滑走路っぽく
作っても良かったんですが、本体が即席なのにベースが力作ってのも変な気がしたので
布ヤスリに適当にグレーを塗ったくっただけですよ。何種類かのグレーを
適当にムラムラ重ね塗りしてると自動的にこうなります(笑
何事にも息抜きは必要ですな。
グラフィカルな迷彩とビビットなマーキングもさることながら、コクピット周辺の精密感や細かい部分の工作が効いてて小気味いいですね、スケール感が見事に増してますわ。
あ、やはり1/72フランカー堺買うてしまいました!
イタレリ/タミヤですが、並列シートのストライクの方です、
ミサイルいっぱいで安かったス!
何を仰いますやら。貴兄も何故か戦車の画像がUPされてた気がw
迷彩、ビビッドに見えますか?SU-34ならコレより派手に逝っていただく義務があります(殴
ストライクのSu-34は、本体より武装方面のパーツの方が多い気がする。
或る意味武器セットだな。