がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/20 LOTUS 95T 【22】

2008年07月08日 | 模型
 

 ども!@河童です。
 コメント欄にコメントしたこともないんですが、実はよく見に行く面白模型ブログの管理人さんが

↑をリペイントしてるのを発見。これ、私もちょっと前に入手してたんですよね。
所謂クレーンゲームの景品なんですが、偶々子供と一緒にゲーセン彷徨いてたときに、
あたかもオレ様に貰っちゃってください状態で鎮座するエイリアン様を発見。「よしパパがんばっちゃうぞ」
子供に宣言して挑んでみたら奇跡の如く一撃でGET!!子供に差し出すと「怖いから要らない(予定通り)」と言うので
仕方なくお父さんが貰っておいたまま、ずーーーと忘れてました(笑。で、件のブログでネタを見かけ
「そういや持ってたよな~」と探し出しまして、オイラも一つ塗ってみようぢゃないかと思った次第。
一応キットでして、尻尾とか背中の触角(?)とかバラけてますんで、先ずは鍋でパーツを煮込みまして矯正。
更にクレンザーでガシガシ洗って、パパパッと瞬着で組み上げると瞬く間に塗装準備オッケー。

先ずはPVC用プラサフとか持ってないので、効くか効かないか知らないけど、無駄にベタ付くから効くかも?と
ミッチャクロンを全体に塗布。プラサフでもチャレンジOKらしいんですが、エイリアンはテカテカが似合うので
なるべく下地の平滑性を活かしたく思い、今回はサフレスです。

 で、次に甲羅部分にだけ乗せる様な狙いでクレオス#307グレーを吹きます。
吹いて判ったんだけど、たかが数百円の景品フィギュアにしては、5~6000円クラスの立派なフィギュアに
負けず劣らずの超細かいディテールが浮かび上がってきます。一応AVP2仕様って事らしいんですが、
オッサン的にはエイリアンは一番最初の作品か2だなっつーことで、設定は無視してイメージ優先で塗ることにします。

先ずは、暗部用ベースカラーとして、フィニッシャーズのスーパーディープブルー+スーパーブラックを塗装。
お察しの通り、こないだ製作したF-2戦闘機用に調色した色の残りを使ってます(笑。
メインの色ですが、エイリアンと言えば、ポスターなら黒地に仄かな緑、DVDなら緑系パッケージが印象深いっつーことで、
甲羅部分を狙ってクレオス ミッドナイトブルー+クレオス モウリーグリーン+スーパーブラックで作ったダークグリーンを
ムラムラだけどモールドに沿わせながら吹いていきます。エイリアンの色ってよく分かんないですよね。
イメージ的にはリドリースコットが緑系、キャメロンが青系で、フィンチャーが茶色系でジュネが黒系って印象なんですが、
あくまで個人的な印象なのでなんとも。ちなみにプロップだと、セミのサナギみたいな色だったりします。
もっとついでに言うと、フライングハガー(幼体)は女性のミステリアスファンタジーゾーン、
チェストバスター(亜成体)及び成体は男性の可変式エキサイティングICBMモニュメントがモチーフだそうです。

次にウッドブラウン・ハルレッド・マホガニー・フラットブラックで調色した臭そうな色味の茶色を
筋肉っぽいモールド部分に吹き付けていきます。前の行程で作ったダークグリーンを、
先の肉色との境界を考えながら、アットランダムに追加でムラムラ塗装。ここに至るまで、
最初に吹いた明るいグレーもハイライト部分に僅かに残しておくと、この次の塗装で活かすことが出来ますんでそうしてます。
っつーことで、ココまでがベースカラーだな


次は全体のトーンを整えます。
 ガイアのノーツのシアン+クレオスのスーパーブラック+クレオス スーパーブラック
・クレオススモークグレー・クレオススーパークリアーⅢを混ぜて、最後にイエロー系を入れて色相を整えようと思ったら
入れるまでもなく前段階で欲した色が出来てしまいました。スモークが緑方向に振ったんかな?
この調色で出来上がった透明感の高いダークグリーン(見た目クリアーダークグリーンって感じ?)を
エイリアンの甲羅の明るく表現する部分を中心に吹き、更に肉色の上にも吹いて、緑部分と茶色部分の差が
少なくなるように
 更に前の段階で調色したベース用のグリーンにクレオス#2の黒を混ぜたものを、関節裏等の影部分をメインに吹きます。
 最後に頭部の模様にクレオス#307と#338を混ぜて作ったライトグレーを、模様に沿わせる形で吹き付けました。

 一応コレで、大まかな塗装は完了のつもり。次は筆攻撃に入りますが、エアブラシ振り回して疲れたので続きは後日。


 あ、タイトルが95Tになってましたね(殴
 久々に製作再開しました。今回は、完成までの道のりを遠ざけてしまう面倒くさいセクションの一つ、
リアウィングをとっととやっつけました。いつものことなので画像は用意しなかったんですが、
先ずは毎度の如く1500→2000とペーパーを掛け、次にタミヤ粗め→タミヤ細目→モデラーズ2000で傷を消し、
3Mウルトラフィニッシュ82876→ハセガワセラミックで艶をシッカリ出してやりました。工程は多いけど
タミヤ細目以降の行程では、磨くのに力は殆ど入れてないので、逆にコンパウンドの粒子任せになっちゃうので
色々なものを使う要因になっとります。黒は簡単に傷が浮いちゃうので、力を入れられないんですよね。

 で、磨いたら今度は組み立て。いつもならハンダ付けで殆ど組み上げてから塗ることが多いんですが、
今回は全部バラバラな状態なので、治具を使って組み上げていきます。

翼端板の穴をトレースした1.2mmプラ板を、真鍮ブロックに貼り付けることで、各エレメント用のピン穴から
接着剤が翼端板と真鍮ブロックの間に流れ込んだり、ピンが出っ張っちゃって翼端板の垂直保持を妨げるのを回避できます。


治具を使用してチマチマ組み立て。エレメントの間に挟まってる紙ですが、三枚構成のフラップの間隔が
キットデフォルトだとタメオの99Tのリアウィング一発抜きパーツみたいに、完全に密着してしまうため、
ソレを回避すべく治具として紙を挿してます。挿し込み加減でエレメント間の隙間調節が可能になります。



 この車は所謂子持ちウィングなので、先ずはメイン部分を組み上げてしまい、その後に子持ち部分を組んでおります。

接着は全てエクセルエポ。はみ出しても乾燥前ならエナメルシンナーで拭き取れますが、
翼端板裏は艶消し仕上げにしてるので、グロス仕上げのエレメント側にはみ出しが来るようにすると
拭き取りが面倒でなくて良いのですが、ウッカリ艶消し側にはみ出すと拭き取りが大変になるので注意が必要。
 こういう組み立てでは、

・エポキシ接着に必要な量が極少だとしても、混ぜ合わせるのはそれなりの量を混ぜないと硬化不良の元である

・私のように技能的に不器用な人は、面倒でも一箇所ずつ、各個撃破路線で接着していくこと。
エポキシ接着剤は制限時間があるので、時間内に済まそうと慌てると大抵ミスを誘発します(笑


 結果組むだけで二晩使っちゃいましたが、真っ直ぐ綺麗に組み上げられました。最後に
ガーニーリップを接着し、グロス面をハセガワポリマーでコーティングして完了です。
この後、最終組み立て時に翼端板はペタペタ触る予定なので、そこだけは未だポリマってません。


気が付けば8ヶ月ぶりの研ぎ出しでした。面白いけど面倒くさい(汗。このまま一気に行けそうな雰囲気ですが、
そろそろ仕事が出張も多く忙しくなってきますので、八月の展示会出品が目処になりそうな予感。
六月に完成させるぞとか言ってたのがこのザマですが何か?(笑

最後に
先生がインチキ合格!?
これ、私が住んでる県なんですけど、もうね、呆れてものが言えない。大分県だけかどうかは定かではないのですが、
採用試験の競争率が10倍を超える難関なのに、何故か両親が小学校の先生とかだと受かっちゃう話聞くんですよね。
それももう随分前から。40人しか通らないところを50人通したってんじゃぁなく、本来通ってる10人を落として
落ちてるはずの人間を通すなんざぁ、試験の意味無いですやん。頑張って勉強した人は、裏金使わなかっただけで
通ったはずの試験落とされて一年棒に振ったり他職を探さざるを獲なかったりってんだから事は重大。
果たしてどう責任取るんでしょう?

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7 コメント

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Unknown (feyd)
2008-07-08 11:04:29
エイリアン、短時間で見事です。
色んな色が積み重なったグラデーション効果がいいですよ。ツヤツヤのグロス具合も生体っぽくていいです。こう言うのを自分で塗装するってのも面白そうですねー。

ウイングはこれはまた複雑な構成を綺麗に作るなー。
プラ板を貼るアイデアは目からウロコです。はみ出しトラブルは私も何度か経験してるので、今度ウイング作る時に実践してみます!
返信する
Unknown (新米パパ)
2008-07-08 11:17:52
しばらく見ない間に随分と濃硫酸が滴り落ちるぐらいマニアックな95Tに変わりましたね~。
って、エイリアンじゃん(爆
最近ゲーセンにも行ってないけどUFOキャッチャーの景品にこんなのあるんですね(^-^;
お子さんの「怖いからいらない」。もっともです!
夢に出ちゃいますよ?(w

リヤウィング。すっごい綺麗です!
艶々ピカピカでカーボン模様が凄い映えてるし…。
さすがと言うか羨ましいっす。
返信する
Unknown (ワタナベ)
2008-07-08 16:04:10
面白模型ブログさんとこのエイリアンはなんか乾燥肌みたいすな。
@河童ちゃんの方はちゃんとヌメヌメ、ヨダレも再現してね(圧

95Tの方はまた手間がかかってますなー。新米パパさん同様、ウィングのうっすら見えるカーボン柄にシッコちびりかけますた。
返信する
Unknown (kazu07222000)
2008-07-08 21:13:43
このエイリアンがUFOキャッチャーの景品だなんて凄い!ゲーセンここ数年まったく行ってないし。
今度あったらやってみたい。欲しい。

ウイング艶が凄いですね。組み立て接着ひとつ丁寧で色々技があるんですね。
私アメプラ進めているんですが、フレーム一つ成型するだけで時間がかかり先に進みません。
飽きてきちゃいます。
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Unknown (@河童)
2008-07-08 23:20:03
>feydさん
 エポキシ使った組み立てって、硬化するまでの時間が手持ち無沙汰になるんすよね。
なので、合間に遊んでみました。ミニカーのリメイク&リペイントなんてのも面白いですよ。

 F1のウィングって先組みか後組みかで悩むんですよね。
後組の場合、ただ組むだけじゃなく綺麗に組むのが中々大変です。
タミヤみたいにキッチリしてれば問題ないんですけどね。

>新米パパさん
 夢に出そうですか?中学生の時に映画館でエイリアンを見て
確かに夢で見ました。友達の腹からチェストバスターが出てくるのとか(笑
何処に居るか判らないけど間違いなく近くに居る恐怖。
 98Tとか97Tとか作ることあれば、カーボン仕込むと黒一辺倒にならずに
情報量が増えて面白いですよ。実車はもっと目が細かいんですけどね。

>ワタナベさん
 とーころがね、実は映画で見るエイリアンの質感とプロップの質感ってかなり違うんですよね。
件の管理人さんのプロップ観察スキルは相当なものでして、
他のSW物を見てもプロップ尊重派のモデラーさんのようですし、
AVP-AVP2版のエイリアンって、ほんとあんな感じの塗装なんですよね。
あの御仁、最近雑誌でも紹介され、今度日本で開催されるSWセレブレーションジャパンに
作品が招待されたんだそうです。世の中凄い人が居る門です。

 あ、私のは気楽に自分の脳内イメージ優先でプロップとか設定資料とか無視して雰囲気重視です。
既に先読みされたらしいですが、仰せの如く涎デロデロにしてます(笑
ヌメヌメってより、有機的なのにどこか金属を感じる色合いってのを目指して今夜も奮闘中。

>kazuさん
 これ、ほんと500円で2回遊べるクレーンゲームの景品とは思えない出来。
モールドとか凄い繊細ですし、別パーツの合いも修正の必要なし、
しかもパパパッと組んだだけできちんと二足立ちポーズの上
巨大な尻尾は宙に浮くという絶妙すぎる重心バランスになってます。

 アメリカンプラモは、バリとか突き出しピンとか凄いですからねぇ。
面倒でもパーツを全部綺麗に成形していけば、実はパーツの合いとか
細かく計算されたキットだったことが判ります。つまり設計は最高なんだけど
金型が日本ほど高精度ではないってことなんでしょうかね?
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Unknown (ロメオ南條)
2008-07-10 19:34:38
最初に完成した方の写真見たんで、これが元のものなんだね。塗装すると見違えるほどに良くなるものですね。
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Unknown (@河童)
2008-07-10 22:47:32
>ロメオさん
元は真っ黒黒助なんすよね。だからディテールとか
イマイチ判りにくかったんですが、意外なほど出来が良いフィギュアでした。
車だと塗りが単調なのでストレスの方が多い気がするんですが、
他ジャンルの場合は色々とメリハリ付けたりも出来るし、万が一の失敗のリカバーもお手軽なので
ストレスフリーで楽しいです。
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