がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/24 S13 製作記 その6

2004年10月22日 | 模型
 さてさて、遂に本塗装作業まで辿り着いた飴玉二号。
 先日ホワイトの下地塗料を塗った訳ですが、今日は先ずそのホワイト部分を#1200のペーパーで下地が出ない様に気を付けて磨き、更に#2000のペーパーで均して#1200のヤスリ目を消します。しっかり削りカスを落としてから、オモムロにボディ塗装に入ります。

 先日悩んでいた「ベルベットブルーパール」。実は、チョイと昔にGSIクレオスからそのものズバリの「ベルベットブルーパール」って色が発売されていたのですが、パール粒子が少々粗くイケテナイ色である上に現在は生産中止になってる模様。クランベリーレッドパールは出てるのにね。キットの組み立て説明書に記載されてる調合表も「シルバー」を調合する様に指示されていて話になんないし(笑)、結局オートバックスで見た実車の補修塗料のカラーチップの色合いと、実車の板金塗装用の調合チャートを参考に、自前で作ることにしました。先日も書きましたけど、実車用塗料は使えないのでご注意を(←誰に言ってる?)。使うと、塗料に含有された溶剤がプラスチックを侵し溶けたりグニャグニャになったりします。実車用塗料の缶スプレーで塗装してから、さぁ磨こうとボディを触ったらベッコリとボディが凹んだなんていう笑えない話もあります。発泡スチロールに自動車補修用塗料を吹き付けるとシュワーっと溶けちゃうのと同じ事ですな。もし使うなら、エアブラシ仕様前提で尚かつ濃度もムチャクチャ薄めて乾燥を早くして、それを厚塗りしたサフェイサーの上に薄く何度も塗装→乾燥を繰り返すと何とかならなくもないですが、手間の割に効果は驚く様なモノがある訳ではないので?です。特に、色の密度の問題というのがありまして、1cm平方の面積に塗られた色と1m四方の面積に塗られた色とでは、それらが全く同じ色を塗られていたとしても、明暗や濃淡に差がある様に見えてしまう錯覚みたいなものなんですが、この辺りを加味しておかないと、実車と同じ色を塗ったはずなのに全然印象が違うということが起きたりします。
 さて今回の調色ですが、まず#4ブルーをベースに#157のスーパーブラックを使って明度を落とし紺色を作ります。この#157スーパーブラックは#2の通常の黒に比べて余計な物が混ざっていないと言うか、当に純黒って感じでして、他の色と混ぜる際にも純粋に明度を落とせるので重宝します。で、紺が出来たら、ここにWAVE製パールパウダー[ホワイトブルー]を耳かき2杯弱混入して、更に#314ブルーを微妙に混色したら良い感じの紺メタが出来上がりました。ホントはクリアーブルーやクリアーレッドで調子を更に整えたいところでしたが、クリアー系の塗料は後々トラブルの元になるので、キャンディー系の色を作る時以外は使わないことにしてます。

 出来上がった塗料をエアブラシにて4回に分けて吹き付けます。最近は台風が来たり大雨が降ったりで塗装には不適切な湿度下ですが、缶スプレーと違ってエアブラシの場合は、多少の湿度の高さであれば、水抜きフィルターとエア圧の調整でカブリを避けられますので問題なし。最初は濃いめに、段々薄くしていき、最後は塗料1に対してウスメ液3の割合で薄めたものをやや低めのエア圧でジットリと吹き付けて完了・・・・の筈でしたが、ここで思っくそ失敗をやらかしました。ダマがボンネットに付着してしまったのです。ダマってのは、スプレーやエアブラシで塗装してる時に、ノズル付近に垂れてた塗料がエア圧によって塊状態で吹き飛ばされてしまう症状でして、薄めた塗料をノズル開口率を上げて尚かつ低いエア圧で塗装する時などは結構発生しやすいので注意しなければいけないんですよねぇ。すっかり忘れていました(泣)。
 幸いにもダマが飛んだのはボンネットだけだったので、この時点で一旦塗装作業を中止し、2時間程乾燥させます。乾燥したら#1200のペーパーでダマ部分を削り取ります。そして、スジ彫りに合わせてボンネット部分のみ残してマスキングし、ボンネット全体を#1200のペーパーで均してから白を吹き付けます。小一時間乾燥させ、今度は#2000のペーパーでボンネットを均していき、もう一度紺メタを吹き付けます。何度か時間を空けながら塗り重ねて紺が発色してきたら小一時間乾燥。途中、15分くらい経過してからマスキングを剥がしボンネットを充分乾かして、その後全体のトーンを整える為に、再度紺メタをボディ全体に吹き付けて、漸く本塗装が終わりました。
 ダマの御陰で二度手間でしたし、予定よりも塗り重ねが多くなってしまったこともあって、当初の目論見よりも紺が濃くなってしまった・・・。

 まぁ、パールパウダーを混ぜているのでこの時点では艶がないことと、パールは上からクリアーを塗り重ねて初めて発色するので、明日以降のクリアー塗装で、現在の濃い状態は幾らか緩和されると思います。そう期待してます(爆)。
 濃さはともかく、#157のスーパーブラックを使用したことによる紺の透明感と、オーバーコートではなく敢えてベースカラーにパールパウダーを混ぜることでメタリック感を抑えた事による「パッと見は紺だけど光が当たるとパールブルー」という狙いは巧く行ってるようです。

 ってな訳で、今日は、塗装ミスのリカバリーという思いがけない作業が挟まってしまい、思った様には進みませんでした。結局最後の最後になっても、ボンネットのダマの影で見逃してしまっていたバンパーのメッシュ付近や開口部内側等の塗り残しがチマチマ発覚し(↓)

 クリアー塗装は明日以降。明後日には出張予定があるし、カミさんが出産秒読み体制に入っているのでここ数日内に産まれるかもしんないし、ちょっと作業が今回の所までで一旦止まるかも知れませんです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1/24 S13 製作記 その5 | トップ | 1/24 S13 製作記 その7 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

模型」カテゴリの最新記事