がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

コロナ禍アーカイブ2 S.A.F.S

2020年05月21日 | 模型完成品

マシーネンクリーガー/SF3Dで最も好きな機体がS.A.F.S。登場当時、洋式便器の蓋の様だと言われてたね~。

何がイイってフィギュアの顔を塗らなくて良いので、これだけで相当に敷居が下がります。

フィギュアの顔も流石に練習せんとイカンとは判ってるんだが、ワシが塗ると全員 志村の変なオジサンみたいになるの。

それはともかくS.A.F.S。我が家には旧NITTO金型版とWAVE新金型版がダブついてる訳です。

RAPTORやFIREBALL等のバリエーション含めるとウチのマシーネンキットのストックの大半がこの機体。

前にもSNAKE EYEってのを作ったね。あれ、もう9年も前だったんですね。

で、今回は素体のS.A.F.SでWAVE版を製作。旧NITTO版に比べて腰高なのと、足首の配管やアンテナが省略されてるとか

頭の蓋を開けて内部もちょっとだけ再現されてるとか、改造してフルオープンで作る人の為の配慮がなされてるとか

諸々進化しております。

 キットは作るだけなら笑っちゃうくらい簡単に完成。動力パイプ部をスプリングに交換したことと

各関節シーリングをエポパテで塞いだこと、アンテナを追加したくらいの追加作業で基本素組です。

S.A.F.S本体の製作過程は画像を残してなかったようでありません。

 基本塗装は、全てエアブラシにて。

下地にマホガニーを塗ってからサンドイエローを塗り、その上に陸自用のグリーンとレッドブラウンで

千葉真一主演の戦国自衛隊のウッドランド系迷彩服を参考にして模様を描いてます。久しぶりに

クレオス0.2mmで描きましたが、このブラシはホント塗りやすい。今時は3万円の0.18mmが出てますが

あれ、0.2mmと比べてどんな感じなんでしょうか。10年前なら買ってたな~。

 全身迷彩柄だと、ちょっと面白味が無いので、蓋になにかアイコンを入れたいと思ったんだけど

偶々天井から降りてきた蜘蛛を見つけて、蜘蛛と蜘蛛の巣を描いてみようと突然思い付きまして描きました。

蜘蛛の巣はガッシュで手書き、蜘蛛はマスキングしてエアブラシ使ってグラデーション入れてます。

蜘蛛の巣描いた後は、デカール(キット付属のとSNAKE EYEの余りを使用)を貼って軽くクリアー吹いた上から

一回フラットクリアーでコートして、エナメル系の自家調色の埃グレーを全体に吹く。

MAX渡辺氏の秘伝のタレってのがありましたが、あれと同じ様な手法なのかはわからんけど、

墨入れやウェザリングで余ったエナメル塗料(染料系とメタリックは除く)を溜め込んで

いつの間にか出来上がってたグレーで、これを全体に吹いて換装させると全身埃まみれっぽくなります。

そこからは、埃グレーをウォッシングの様に落としつつ、油彩でフィルタリングをチマチマ入れながら

錆・砂埃・塗装剥げ・引っ掻き傷・泥汚れなどを描き込みました。塗料は、油彩とアクリルガッシュに加え

クレオスのウェザリングカラーを初使用。これ、結局の所油彩だと思うんですが、

攪拌せずに瓶の底に溜まった顔料を取り出して塗ると、油彩よりも早く乾いて定着が良いですね。

一方で攪拌して塗ると何時までも乾かずテカりも取れずの困った塗料になります。

この塗料で一番重宝するのがオレンジですな。近似値色の油彩のカドミウムオレンジは

画材屋で買うと1本1000円超えの高額塗料なので、ウェザリングカラーの方がコスパがイイ。

 その他、砂埃や泥汚れ、それから錆の一部にはヌーベルのパステルも使用してます。

カウツでは火星でしたが、今回は一転して地球。迷彩との相性で森にしました。

木粉粘度をベースに塗りつけて、タミヤのテクスチャーペイントの土ダークブラウンを塗り込んで、

そこにヌーベルのカレーパステルのイエローオーカーとマースオレンジとバーントシェンナとイエローグレー等を

茶こしで粉にして撒いてみました。後は各種ジオラマ用植物素材と庭で拾った小枝や小石で森の地面っぽくしてます。

ジオラマ素材は主にグリーンスタッフワールドのモノを使用。これまでに大阪に出張った際、本町のホビーランドや

日本橋のボークスで、取り敢えず買っとけ病で入手し積んでたモノを使用。私の模型ライフは車模型率が高いけど

マシーネンを大量に積んでる自覚はあるので、こうして素材方面も我ながら色々積んでるわけです。

ベース上の素材が整ったら、油彩を使って色調の調整。

色々積んでるとは言うものの、積みが効かないモノもあります。特にペーストやメディウム系の液剤は

長期保管に向いてないのでこればかりは調達が必要なんだけど、住んでる田舎町のチャリンコ行動範囲内に

立派な画材屋が昔からありましてね、そこで油彩やらパステルのみならず、ジェッソ、モデリングペースト、

マットメディウム、グロスポリマーメディウムなどが何時でも簡単に手に入ります。

筆やエアブラシやメンテ素材マスキング素材、果てはワーサーのコンプレサー用消耗品なんかも手に入るので、

私にとってはこの画材屋さんこそが模型ライフの生命線なんかもしれません。

と、そんな感じで一応出来上がり。出来上がりというのは、大分市のメーカーが出してる紙創り素材の雑草を使ったんだけど

塗装にガッシュを使ったら、塗装時と乾燥後の色合いが違いすぎて違和感タップリになっちゃったんですね。

ここは秋の展示会(開催出来るのか?)までに修正しておこうと思います。っつーか、紙製品にガッシュは基本×ですよ。

ラッカーエアブラシすんのを面倒くさがった結果です。

 勝手に「レッドショルダー(特殊部隊)11番部隊所属のネームド「ハメ殺しの蜘蛛」専用機なんていう中二病設定は微塵も無く

デカールに「目」があって、スネークアイの余りデカールに口が合って、面白そうだったから適当に貼り付けて

頭が寂しかったので蜘蛛の巣描いたという適当設定。何やっても概ね収まっちゃうのが自由度の高い本シリーズの楽しさです。

 

 完成体の画像だけど、ストロボが遠隔で使えない状態でして、美味く光を回せなくなっとります。

買いたいな~と思ってはいるものの、安い製品でも何やかんやで数万円はかかりますんで、中々手を出しにくい。

 

 

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