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模型趣味とその他諸々

アオシマ DD51ディーゼル機関車 製作②

2015年10月01日 | 模型

中秋の名月&スーパームーンってのがありましたな。西洋だと、これに更に皆既月食まで付いてる中々の天文ショーだったらしい。

秋分の日の夕陽。そんなん撮ったらセンサー焼けるで~のもあるが、そろそろNIKON J5買い換えを考えてたりしてて、もういいやって感じでノンフィルター(笑

出張先で観察した秋分の日の入りは、天気も非常に良く見晴らしハラショーな場所で観察出来たのでした。

で、こちらは中秋の名月。この翌日がスーパームーンだったんだが、それでもかなり月が大きく明るいので、NIKON 1 J1でもイイ感じに撮れた。

レンズが普通のズームレンズで明るくも無ければ解像度も無いって事でイイ感じってもこの程度。12諭吉の素敵なレンズが絶賛発売中なのだが、

先述の如くJ5に買い換えたいって考えてて12諭吉でも(レンズの構成と質から言えばバカ安とも言える価格設定なのよ)金額的に手が出ない。

何だか最近は、どんな買い物も勢いでポンってのが少なくなった気がするな~。子どもも大きくなってきたし、老眼も顕著になってきたしって事で

散財もコンサバティブな方向になってしまってるのかも知れません。とか言ってるそばからヒロの1/12 WilliamsFW16に涎ダラーリ。

 

さて、アオシマのDD51。ここんとこ出張続きでエラい忙しいばっかりなんですが、何故かやる気が続いてて空いた時間は殆どDD51タイム。

これは液体変速機。車で言えばトルコンATみたいなもんか?前後2機搭載だけど、パーツが1機あたり8パーツとこのキットにしては控えめ。

バリやパーティングラインが大小問わずどのパーツも結構盛大なので下処理に時間を持ってかれる~。「これでオッケーか?」と塗装に入ったら、

消しきれてないゲート跡やパーティングラインを見つけてしまう場合が多く、下処理→一部組み立て→塗装→組み立て→修正塗装という面倒くさい手順で進行中。

変速機はパーツ数も少なかったのでサッサと終わったのだが、次の行程の台車関係はそうはいかなかったのは↑ご覧の通り。

両端台車は、138パーツで2機作るので276パーツで、真ん中の中間台車は53パーツっつーことで、計329パーツ。そこらのプラモなら完成しちゃう数かと思うぞ。

で、流石に空いた時間にチマチマ進めて漸く台車を3つ組み上げた。正確には、中間台車用のエアサスペンションASSYが未だ残ってて未組み立てなのだが(汗

台車関係の組み立ては、可動部位が多いということと、そもそもの製作工程の関係で塗って組んでまた塗って組んでを交互にしないとならなかったので思いの外面倒でした。

尚、インストはここにもミスがあって、15頁工程23の転輪の軸はL22ではなくE19が正解。L22の軸は工程41の中間台車で使用する車軸です。

両端台車と呼ばれる動力台車。転輪に駆動力伝達用のデファレンシャルギアボックスが介されているが、この部分の色指示が黒ではなくニュートラルグレーだったので

台車本体を組む前にここだけ先に塗装。ニュートラルグレーだと暗すぎる印象だったので、後々ウォッシング等で彩度も明度もガクンと落ちるのを見越して明るめのグレーに変更。

転輪は、全体をグロスブラックで塗ってからホイール部分をマスクして、外縁部分のみクレオスのスーパーファインシルバーを吹き、このままだと塗った感じしまくりの銀色になったので、

削った2Bの鉛筆の芯の粉を擦り込んで金属感を出してみたがどうでしょう。

このキット、パーツの整形具合は「おいおい、新製品って言う割に既に金型ヤレてんじゃねぇか??」って位に今時珍しいほどの低品質で、

オマケに金型の割もコストダウンの為かモールドやディテールを跨ごうが何しようがオカマイ無しに割られてるので、パーティングラインが厄介なとこに入りまくりです。

そのくせして、「設計陣はアホちゃうか?(賞賛)」って位に凝ってて、たとえばブレーキは実機同様にスライド可動で全輪制動が再現されてて、

赤矢印方向にアクチュエーターロッドを動かすと、ブレーキライナーが青矢印方向に動いて転輪を抑えに掛かります。

この部分、19頁のインスト通りに組めるなら組んじゃってイインだけど、工程34や工程36の様にブレーキASSYを一括で組んじゃってから台車に組み込もうとすると

E5・E6・E7・E8の部品の組み込みが非常にやりにくいので、これらを先に台車に組み込んで、後からブレーキASSYを台車に組み込む方が楽でした。

 と0ころでこのブレーキギミック、一見パーツの精度が無いのにこんなギミック大丈夫か?と思っちゃうんですが、丁寧にパーツを一皮むいて綺麗にして丁寧に組むと、

実は素の基本設計自体は物凄い精度である事が解るんですね。ただ、コスト面からでしょう、それを100%パーツに反映出来てないのが至極残念。

ただし、この点をフォローするためという意味もあるのか、「あ~、これ完全に折れるわ」って思えてならない極細パーツも非常に多いんですが、

プラ質が通常のプラモと少々配合が異なる質になってるらしく、柔軟性が或る程度有るし折れにくいです。加えて、これは好意的に解釈すればって話なんだけど、

各パーツの組シロに余裕が有ります。アソビですね。これによって、パーツの精度の曖昧さを「後は御自分で修正してね♪」って感じで託されてる様なものなので、

諸々対処の幅は大きいかと思います。なので、分度器やスコヤといったゲージの類は、本キット製作に於いては意外に重要なツールとなってます。

両端台車は、先述のブレーキの可動のみならず、1機あたり8本のスプリングによってバンプ可動する構造にもなってます。ついでに言うとペラシャもポリキャップではあるけど回る(笑。

で、こんだけ複雑なパーツの組み合わせなんだけど、車輪の組み込みそのものは非常に単純化されていて、加えてそれなりの組み付け猶予(アソビ)もあるので、

水平垂直は思ったよりも簡単に保持出来るようになっとります。

ただし、↑の赤矢印辺りにバンプ可動用のレールが仕込まれてるんですが、この部分(パーツE2とE39)のバリもしくはパーティングラインが干渉し、

塗料の厚みも相まってスライド機構が渋くなってる事が有るので要注意。ここの動きが渋いと、後々展示する時に車輪を綺麗にレールに設置させる時に厄介となります。多分。

私も塗装後に気が付いてしまったので、再度バラしてから干渉箇所を削るハメになりました。

 また、緑矢印の砂箱。これ、箱だけじゃなくて車輪に砂を流し込むホース類もパーツ化されていて、1個辺りのパーツ数は5つにエッチングが1つとなってて、

しかも、接着面の面出し、パーティングライン消し、継ぎ目消し、エッチング貼附と面倒くさい作業の見本みたいなパーツ。

これを16個作らねばならんかったのが、現時点では一番退屈作業となった気がします。留め金のエッチングなんて良くも悪くも1/43サイズで、息止め接着も16回。失点は2(笑。

この手のは余分に入ってるから助かった。

中間台車↑は動力台車に比べればパーツも少なく簡単です。つっても両端台車に比べればって話ですがね。やはりブレーキが可動なので、事前の仮組み確認は非常に需要。

ブレーキのみならず、エアサスペンションパーツも車体のロールに連動して可動するようになってるんだけど、接着すべきパーツと接着しちゃイカンのパーツの指示が曖昧なので

インスト指示より現場合わせっつー感じで仮組み確認しながら三歩進んで二歩下がるの進み具合。なんせ、実機車両は言うまでもなく、こちとら鉄道車両は全然疎いトーシローなので

一回組んで確認しないと、今自分が製作してる部分が一体何なのかがサッパリ見えて来ないのよ。車や飛行機や戦車ならインスト見なくても大体どこらの部品か判るわけですが、

こうして初めて挑むジャンルだと全くの手探りになっちゃうんですね。

 ところで、このキットを製作し始めて改めて気付いたこと。コメント欄で新米パパさんも危惧しておられたけど、このキットは内容が非常に充実していて、

それでいてプラモデルらしい組み立て作業の充実感や達成感が楽しめる製品ではあるけど、プラモデルを作ったことが無い人や、ガンプラパチ組専門で楽しんでる人には、

正直面食らう部分が多いキットでもある。上に掲載したツールは、どれも本キット製作時に利用頻度が高いツールなのだが、どれもが組み立て時の正確性を確保するためのツール。

ハセガワのステンゲージはパーツ固有の形状計測のためのワンオフゲージ製作の為、スコヤは地に対しての垂直を確保するためのツールだし、

所謂キサゲは接着面に起こされてしまってるパーティングラインを面を壊さず削り取るモノで、刃幅のBMCタガネはゲート跡をやはり接着面を崩さずに切除するためのツール。

こうした正確な接着面を確保するツールの有無で、製作の組み立て精度のみならず、進み具合そのものが相当に違ってくると思います。

 

 

っつーことで、これにて台車関係は一応作業を終えましたんで、次回からはインスト通りに内装関係に着手します。エンジンと変速機と台車という三箇所の工作で

パーツ数量的には概ね400パーツ強ほど消化したので、もうちょっとで折り返し地点って感じでしょうか。ここに至っても、まだ北斗星カラーにするか旧国鉄色にするか迷い中(笑

ただ、持ってる資料的には北斗星カラーの資料ばかりなので、やはり北斗星かな~。この場合


金帯と流星(?)マークの塗装が面倒くさい。キットにはデカールが入ってますが、車体の各所に数多に開けられたルーバーやスリットのお陰で綺麗に貼るのは難儀しそう。

塗装する場合、国鉄色の白帯と違って、太線と細線のダブルストライプである事と、左右の運転席に描かれた流星マークは、白い星と組み合わせ合った金星を描かねばならず、

金は塗膜段差の影響をモロに受けるので安易に白星→金星と重ねて塗れないため見た目に反して結構マスキングが面倒くさい。その面倒くささがどの程度なのかを

ボディーワークの工程にすすむまでにはまだ暫く時間が掛かるので、その間に試行錯誤してみよう。

今回、防塵防毒のマスク本体が破損したので急遽買い換え。マスクしてるのに溶剤臭がしてきたので吸収缶の寿命かと思いきや、呼吸連動の弁が壊れたのと、

マスク本体のゴム製の顔当て部分が劣化してフィッティングが悪くなってたこと、そもそも吸収缶とマスク本体の間のOリングパッキンがダメになっててここからエア漏れしてるってことで

ここ10年で3度目の買い換えとなった。Wタイプのパーフェクトなマスクも欲しいんだけど、田舎のホームセンターでの吸収缶の入手しやすさからこのタイプ一択なんすよね、、、

 

 

 

 

コメント (5)
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