がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

続・値上げ問題とST27新報

2006年11月10日 | 模型
 タミヤの値上げですが、前回のエントリー以降も続々と発表されております。
http://www.tamiya.com/japan/info/price/06/061101.htm
 会社の傾き加減がどーしようも無いレベルまで来てるんでしょうか?
もーーの凄く安易な値上げっぷりに、この”作る楽しみを追求する”業界の底冷え具合というか
先行き真っ暗具合を表してるというか。ちなみに、先日アオシマが日差S13シルビアを新製品で出してきましたが、
エンジンレスで1800円、エンジン付きで2000円で勿論新金型。プロジェクターライトは
ライト本体と前面カバーを見事なパーツ割りでプラモ市場初の実車通りの再現度を確保したり、
あの塗り分けが面倒くさいテールランプを三色パーツ組み合わせで再現等現代の技術を投じての価格なのに、
なんでタミヤといえど旧時代の製品までアホみたいな価格で出せるかね?

 で、価格上げ以上に頭に来るのが、いつの間にか告知に
「原油高のせいで・・・」云々
ってのが消えちゃってるんですよ。そら

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【<NY原油>2週間ぶり、終値で58ドル割る】

 2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標である米国産標準油種(WTI)の12月渡しが前日終値比0.83ドル安の1バーレル=57.88ドルで取引を終えた。終値で58ドルを割ったのは約2週間ぶり。暖房向けの消費地である米北東部が来週、温暖な気候になるとの予報も売りを誘った。
(毎日新聞) - 11月3日19時44分更新

【続落=NY原油】

 【ニューヨーク2日時事】2日午前のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国で平年より暖かい天候が続くとの見通しを背景に、需給緩和観測から続落している。午前10時10分現在、米国産標準油種WTIの中心限月12月物は前日終値比0.66ドル安の1バレル=58.05ドルで取引されている。 

【石油メジャー3社増収 7-9月期 原油高止まり反映】

 米エクソンモービル、英BP、英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルの国際石油資本(メジャー)3社の7~9月期決算が26日、出そろった。原油価格の高止まりを反映し、好業績が続いている。

 純利益は、エクソンが前年同期比5・7%増の104億9000万ドル(約1兆2400億円)でトップ。米上場企業の黒字としては過去2番目の高水準を記録した。

 一方、BPは同3・6%減の62億3100万ドル(約7400億円)、シェルが同34・2%減の59億4200万ドル(約7000億円)。いずれも原油高を反映して売上高を伸ばした。ただ、BPは税費用などの増加、シェルは前年同期に資産売却益を計上していたという特殊要因があり、減益となった。

 7~9月期の米原油先物相場は7月に1バレル=78・40ドルの過去最高値を記録。その後、在庫増加などを背景に下落したが、60ドル前後と高値を維持した。(ロンドン 時事)
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 10月28日8時32分更新
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こんな市場になってくりゃ、ここまでの値上げを遂行する理由としては弱くなってるかも知れませんが


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 【1-9月期 資源高倒産すでに106件】

 原油高など資源高を原因とする倒産件数がすでに昨年の実績を上回っていることが、民間調査会社の帝国データバンクの調べでわかった。今年1~9月期の資源価格高騰による倒産件数は106件に達し、昨年1年間の実績である78件をすでに大幅に上回っている。資源価格の高騰を製品価格に転嫁できず、収益を圧迫されている企業が増えていることが浮き彫りになった格好だ。

 資源価格の高騰は原油にとどまらず、金属や食品、木材など多岐にわたっている。要因別では、やや落ち着きを取り戻しつつあるものの、原油高による倒産が72件と、全体の7割を占めた。昨年約4割を占めた金属関連の高騰に伴う倒産は15件と、全体の14%にとどまった。

 業種別でみると、製造業が36件、運輸業が33件と突出しており、それぞれ全体の約3割を占めている。運輸業では「荷主の理解が得られない」などとして、燃料高を販売価格に転嫁できないケースが多いという。

 負債規模別では、1億円以上10億円未満が67件、構成比63%でトップ。次いで1億円未満が20件(構成比19%)、10億円以上50億円未満が14件(同13%)と続いている。都内の中堅企業では「販売価格を上げることによる顧客離れが怖い」(内装工事)といった声も聞かれ、資源価格高騰のしわ寄せは、中小・中堅規模の企業に集中しているようだ。

 原油価格が一時に比べ下がったことなどで、資源価格高騰に伴う倒産は、直近の9月では8件に減っている。ただ、今年3月から8月までは6カ月連続で2けたの倒産件数を記録するなど、高水準が続いていた。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 11月4日8時32分更新
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こういうニュースもあるんですし、別に恥ずかしい理由でもないんですけどね。
普通に考えると、ここまでの無茶な値上げをするって事は、それだけ背に腹は替えられないほど
業績が悪化している事を自己申告してるようなものなので、株式会社として株主総会なんかで
説明しきれるのかと余計なお世話を焼きたくもなりますが、株式公開してないからこそ出来る暴挙なのかも(笑。

 そらそーと今日、なにげにスタジオ27のサイト見てると、いつの間にか情報が更新されてました(オセェヨ)
で、今後の新製品予定を見てるとですねぇ、ちょっと前の予定表とは大違いでF1もの大量アナウンスです。
気になる車だけでも

1/20 ホンダRA106 2006 20,790 11月中旬予定  
1/20 B.A.R.ホンダ 007 2005 20,790 11月中旬予定  
1/20 ホンダ 078 コンセプトカー 2005 20,790 11月中旬予定  
1/20 フェラーリ248F1 日本GP 2005 20,790 11月下旬予定  
1/20 スーパーアグリSA06B 日本GP 2005
1/20 フェラーリF300 イタリアGP 1998 20,790 12月中旬予定  
1/20 フェラーリF300 日本GP 1998 20,790 12月中旬予定  
1/20 ルノーRE40 フランスGP 1983 20,790 12月下旬予定  
1/20 ルノーRE40 南アフリカGP 1983 20,790 12月下旬予定  
1/20 ブラバムBT53 1983 19,740 12月中旬予定 限定再生産
以下来年以降
1/20 マクラーレンMP4/2 1984 限定再生産
1/20 ウィリアムズFW09 1984 限定再生産
1/20 ロータス95T 1984  
1/20 フェラーリF310 1996(前期型)  
1/20 フェラーリF310 1996(後期型)

というラインナップ。全部買ってたら軽く20万コースだし、その多くは棚の肥やしになってしまうので、
買う側としては的を絞って買いたいのですが、幾つか疑問点があります。
 先ずは、なんと言ってもフェラーリF248F1日本仕様。もうね、そら過去ずーっと日本仕様で
出してるからとか有るんでしょうけど、なんでブラジル仕様じゃ無いのよと今回ばかりは思ってしまいます。
ひょっとして日本仕様と大差ないのかも知れませんが、途中で煙り吹いて飛んじゃった車と
怒濤の追い上げでラストレースを印象づけた車とでは、ユーザーの「欲しい度」は
どう考えても日本仕様じゃぁないだろ?って思うんですが。
まぁ、ここの○○仕様ってタメオ辺りの仕様宣言と異なって実にいい加減なので、
いざ作るとなると日本仕様でもブラジル仕様でもどっちでもいいやって感じになっちゃう気はするんですが、今回ばかりはねぇ・・・。
※:その後、akiさんから、スタジオの248は日本/ブラジルと銘打って出るって教えて貰いました。早合点してゴメンねスタジオちゃん。


 それから、F300なんかもラインナップされてますが、原型リニューアル版になるのか非常に気になります。
と言うのも、ST27の既発のF300は、同社が1/24から1/20にラインナップの主軸をシフトしたばかりの頃の製品で、
メッタクソ作りにくいキットなんすよね。最悪なのがメタル製のアンダーパネルと、
その奇々怪々なパーツ分割でして、そこいらを全面リニューアルで出すなら、既発版持ってる私ですが
思わず買っちゃうかも知れません。フォルム自体は、既発版で充分な再現度だったのですが、
最近のここのキットは機械彫り原型なのかは知らないけどボディーワークが行けてないので、
案外二個一組こーすになっちゃうという笑えないものが出てくる可能性もありますがどうなるやら。
 ルノーRE40とかマクMP4/2とかウィルFW09辺りは露骨なF1レジェンド便乗企画でしょうなぁ。ルノーはピクピク来ちゃうなぁ。

 ついでの話として、今更ですが、スタジオのキットって買うときに安心感がないんですよね。
というより、買って箱を開けてガッカリしたことの方が多いんです。
昔のはソコソコボディーの出来が良かったりしたモンだから、
面倒くさいけどガレキとしてはそう悪いもんでもなく、
又私的にも嫌いじゃなかったんですが、最近買った物は軒並みボディーワークのガッカリ度が高いんすよ。
じゃ、買わなければいいじゃないかって話ですが、他に選択肢がないし、スクラッチビルドするような
スキルも時間も有るわけじゃなし、かと言って完成品ミニカーを買ってポンってのは趣味じゃないですし、
結局手を出してしまうんですよね。例えるなら、携帯HPの写真で選んだデリヘル嬢を呼んでみて、
いざ対面したら顔からサイズから微妙に「違うんじゃね?」って嬢が来て、チェンジするにも
他に選択肢がある訳じゃなくしゃぁねぇなー、っつー感じかと。

 それから文句ついでにMFHことヒロが年末にFW16を再販するそうです。
ここで大問題なのが、前回販売した物と若干異なっていて、
特にラジエターやブレーキダクトなど重要なパーツに考証ミスが有ったらしく、
そこらを改訂して出してくるんだそうです。ガレージキットではマァ良くあることでもあるんですが、
こういうのって若い人だと思い切って買った様な人も居る価格ですし、
パーツの改訂するなら有償でも良いから既発版を買った人にもフォローが欲しいです。
前回の販売から数年経過しての再販ならともかく、僅か1年ですからねぇ。
何とかしてくれないだろうかと期待してみるのでありました。

 そんな感じでそろそろ年の瀬。ボーナス年末商戦ってやつで、各社から色々出てきますので
すぐ作る派も積ん毒派も、お財布や家庭内財務大臣との折衝が大変な時期になります。
グーダグダ言いながらも、楽しみな季節だったりしますね。
コメント (8)
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