碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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週刊新潮で、フジ「心がポキッとね」の山口智子についてコメント

2015年04月30日 | メディアでのコメント・論評



思えば、「心がポキッとね」とは、なかなか大胆なタイトルを付けたものです。

主演は阿部サダヲ。

実にユニークな役者さんであり、びっくりするようなお芝居を見せてくれる人ですが、それは映画やドラマの企画内容がうまくハマった時です。

果たして、今回のドラマは、阿部さんにとって良かったのか、どうか。

何しろ、どう見ても、山口智子が悪目立ちしています。

暴走気味で、しかも誰も止められないみたい。

主演は阿部サダヲなんだけどなあ。


というわけで、週刊新潮の「春ドラマ特集」の記事で、「心がポキッとね」の山口智子について、以下のようにコメントしました・・・・

上智大学の碓井広義教授(メディア論)は、

「山口智子に関しては、人によって評価が全く違うと思います。甘えたような、ヘラヘラした喋り方の往年の山口節は、中高年層へのサービスのつもりでしょう。

でも、画面の中の彼女は、役柄というより、良くも悪くも山口智子そのものに見えてしまう。『だよねえ~』という喋り方を聞くと、『アナタもう50だろう。ちゃんと喋ろうよ』と突っ込みを入れたくなります。このドラマでは邪魔になっている気がします」


(週刊新潮 2015.04.30)


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