若者の夢、応援したくなる温かさ
ハウスメイトパートナーズ
「受験生のメイト」篇
大学生になったのはオイルショックの1973年。教室まで徒歩10分の場所に、台所もトイレも共同の四畳半を見つけた。
農家が古い納屋を改造したもので、壁はベニヤ板だったが、新生活自体が楽しくて何の不満もなかった。
あれから半世紀。今年もまた若者たちが夢に挑む季節が訪れた。
ハウスメイトパートナーズ(東京・豊島)の新CM「受験生のメイト」篇には、志望校の見学に来た女子高生(⻑山莉々さん)が登場する。
不安と期待に揺れながら歩くうち、「この街に住みたい」という気持ちが膨らんでいく。
そんな受験生を、ハウスメイトの店先で見つめるのは指原莉乃さんだ。掃除の手を休め、声には出さず「そうだよ、待ってるよ」と声援を送る。
物件のオーナーをサポートする中尾明慶さんや、メンテナンスなど管理を担当する椎名桔平さんも、遠くからそっと励ましてくれる。
まるでドラマのような贅沢な配役だ。見る側もまた、彼女がこの街の住人になれるよう祈りたくなってくる。
最後の坂を登れば、ゴールはもう目の前だ。頑張れ、受験生!
(日経MJ「CM裏表」2023.01.30)