新潮社の編集者・馬宮守人さんと夕食。
さらに、某バーへと移動した。
お店に入ると、客はカウンターに一人だけ。
それが文芸評論家の福田和也さんだったので、びっくりした。
ついさっき、馬宮さんとの食事の間に、福田さんの話題で盛り上がっていたからだ。
「日々あれほどのお酒を飲みながら、どうやってあんなに本を読み、なぜあれだけの原稿が書けるのか」といった、いわば超人伝説みたいな話だ。
しかも、以前同じキャンパスで仕事をしていたとはいえ、今、福田さんは娘のゼミの先生である。恩師である。
先日彼女の就職先が決まったのも、この数年間、福田ゼミで鍛えていただいたおかげ。厳しい薫陶あればこそだったのだ。
親として、お礼を述べたいと思っていたら、こんなところでばったり(笑)。
その後、飲みながらの話題は『1Q84』から江藤淳先生のことまで多岐に及ぶという、実にゼイタクで楽しい時間でありました。