碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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「勝者なき消耗戦」と書かれたテレビ

2011年01月13日 | テレビ・ラジオ・メディア

今週の『週刊ダイアモンド』(1月15日号)の特集は、「新聞・テレビ 勝者なき消耗戦」。

うーん、勝者なき消耗戦かあ。

どんどん追い込んでくるなあ(笑)。

・聖域なき大リストラの嵐
・フジと日テレが散らす火花!熾烈な視聴率の“質”の争い
・制作会社の人材の受け皿化で民放のノウハウ吸収するNHK
・弱者の犠牲でようやく成り立つ歪んだテレビ番組制作の裏側
・キー局との関係は崩壊寸前 赤字ローカル局の死屍累々


いやはや、いずれも「おっしゃる通り」である。

特に気になるのは制作会社の疲弊ぶり。

制作費という蛇口が締められて一番つらいのが、実際に番組作りを行っている制作会社だ。

3~4割もカットされた制作費となれば、やはり以前のような内容とそれなりの質は難しい。

予算削減→質の低下→視聴者のテレビ離れ→視聴率低下→スポンサー離れ→予算削減という“負のスパイラル”は今年も続いていく。

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