肝主謀慮=かんはぼうりょをつかさどる
古人は将軍が戦争時に深謀遠慮することを肝の作用に例えている。
これは、肝はある種の高等神経の機能と関係があることをのべている。
肝気は舒暢条達を好み、肝気の鬱結あるいは肝気の太過によって、肝陽が偏亢すると容易に人は躁々しく怒り易くなる。
これに反して、肝気が不足すると、驚き恐れやすくなり、「肝は謀慮を主る」の作用に影響する。
<素問霊蘭秘典論>「肝は将軍の官にして謀慮出づ。」漢方用語大辞典
肝主謀慮=かんしゅぼうりょ 肝(かん)は謀慮(ぼうりょ)を主(つかさど)る
「謀」とは企てる、「慮」とは考慮するという意味。
「肝は謀慮を主る」とは、古人が肝の作用を将軍の征戦時の深謀遠慮に見立てて表現した定言である。
それによって肝の機能と人の意識・思惟活動が関与していることを説明している。
人の意識・思惟活動は本来心神が統轄するが、肝は血を蔵し、心神は血液の滋養によって維持されるので、肝の蔵血機能と心神とは密接に関係している。
肝臓の蔵血機能が正常なときは、人の意識・思惟も正常であり、深謀遠慮することができる。
事物に対して適切な判断ができる。
反対に肝が蔵血できないか肝血不足になれば、問題を冷静に考えることができず、煩躁・怒りっぽい・驚き恐れるなどの症状が現れる。
そこで肝臓には謀慮を主る作用があるという。(「素問」霊蘭秘典論篇)中医基本用語辞典
東洋学術出版社 黄帝内経素問 霊蘭秘典論篇 より
肝者、将軍之官、謀慮出焉。
肝なる者は、将軍の官、謀慮焉より出づ。
肝は知恵と勇気にたけた将軍にたとえらえ、一切の計略や推測・考慮をするときに力を発揮します。
霊蘭秘典論篇 第八 第一節 2010-09-01 09:26:33 | 日記
霊蘭秘典論篇 第八 第一節 語句の意味 2010-09-02 09:34:50 | 日記
霊蘭秘典論篇 第八 第一節 語句の意味 2-2 つづく 2010-09-03 09:29:04 | 日記
霊蘭秘典論篇 第八 第一節 語句の意味 2010-09-04 09:28:16 | 日記
霊蘭秘典論篇 第八 第一節 肝は将軍の官 胆は中正の官 だん中は臣使の官
柴崎保三著 鍼灸医学大系 霊蘭秘典論篇 第一節より
「謀慮」とは、いろいろとはかりごとをめぐらして、外邪の駆逐、内賊の鎮圧等健康保持のための方策をたてて、それを実行することである。
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肝がしっかりしていれば、病気に罹りにくくなり、回復も早くなる。
それが、肝腎の臓器。
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