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黄帝内経素問 寶命全形論篇 第二十五 第四節

2013-05-06 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 寶命全形論篇 第二十五

第四節

(原文)

 帝曰。願聞其道。

岐伯曰。凡刺之眞、必先治神。五藏已定、九候已備、後乃存鍼。衆脈不見、衆凶弗聞、外内相得、無以形先。可玩往來、乃施於人。人有虚實。五虚勿近。五實勿遠。至其當發、間不容瞚。手動若務、鍼耀而勻。靜意視義、觀適之變。是謂冥冥莫知其形。見其烏烏、見其稷稷。従見其飛、不知其誰。伏如横弩、起如發機。

 帝曰。何如而虚、何如而實。

岐伯曰。刺虚者須其實。刺實者須其虚。經氣已至、慎守勿失。深淺在志。遠近若一。如臨深淵、手如握虎。神無營於衆物。

(訓読)

 帝曰く「願くは其の道を聞かん」と。

岐伯曰く「凡そ刺の眞は、必ず先づ神を治す。五藏已に定め、九候已に備わりて、後乃ち鍼を存す。衆脈見われず、衆凶聞こえず、外内相得て、形を以て先にすることなかれ。往來を玩ずべくして乃ち人に施すなり。人に虚實あり。五虚なるも近しとすることなかれ。五實なるも遠しとすることなかれ。其の當に發すべきに至りてや、間瞚(かんしゅん?)を容れず。手の動くこと務むるが如く、鍼耀やきて勻なり。意を靜かにして義を視、之が變に適するを觀る。是を冥冥として其の形を知ることなしと謂う。其の烏烏たるを見、其の稷稷たるを見、從って其の飛ぶを見て、其の誰たるを知らず。伏すること横弩の如く、起つこと發機の如し」と。

 帝曰く「何如にして虚し、何如にして實するか」と。

岐伯曰く「虚を刺すは、其の實するを須(もと)む。實を刺すは其の虚するを須む。經氣已に至らば慎しみ守りて失することなかれ。深淺は志にあり。遠近は一の如し。深淵に臨むが如く、手に虎を握るが如し。神は衆物にとらわれることなかれ」と。

 

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