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黄帝内経素問 経脈別論篇 第二十一 第一節 語句の意味 1-2

2012-11-13 09:45:14 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 経脈別論篇 第二十一

第一節

 黄帝問曰。人之居處、動靜、勇怯、脈亦爲之變乎。

 岐伯對曰。凡人之驚、恐、恚、勞、動、靜皆爲變也。是以夜行則喘出於腎。淫氣病肺。有所堕恐、喘出於肝、淫氣害脾、有所驚恐、喘出於肺。淫氣傷心。度水跌仆、喘出於腎與骨。當是之時、勇者氣行則已。怯者則着而爲病也。

故曰。診病之道、觀人勇怯骨肉皮膚、能知其情、以爲診法也。

 

語句の意味 1-2

居處=居処・きょしょ。いどころ。執務していないとき。

 

動靜=動静・どうせい。動くと動かないと。たちいふるまい。行動。人のようす。消息。安否。動物と植物。

 

勇怯=ゆうきょ。勇気があるのとおくびょうと。剛勇と卑怯と。

勇=ユウ。イサましい。強い。イサむ。思いきって進む。元気を出す。いさむこと。おとこ気をてらうこと。兵士。

怯=キョウ。オビえる。オジける。恐れる。弱い。

怯=きょう。

①五不男の一つ。男子の陽萎で生育に影響するもの。⇒五不男。

②虚労証をさす。虚労により血気が虚衰し、心が常に恐れるもので、俗の怯証の名がある。

五不男=ごふなん。男性が先天的に生殖器官に欠陥のあるもの、あるいは病変により生殖能力のないもの。

天・漏・犍(艱)・怯・変の五種をさす。

天は天宦のことであり、一般に男性の先天性の外生殖器または睾丸の欠陥と、第二性徴発育不全をさす。

漏は精液が固守せず、精液が自然にもれることである。

犍は陰茎あるいは睾丸の切除のことである。

怯は陽痿のことである。変は人痾ともいい、両性器型のことで俗に陰陽人という。

 

驚=きょう。

①ものごとにおどろき、心が動揺すること。心神が穏やかでなくなり、脈が結代したり、大きくなったり、一時とまったりする。これはもともと、心気が虚していたり、心胆がともに怯えやすかったり、あるいは肝虚・胃熱などにより、物ごとにおどろき易くなっている。五志の一つで、水に配当される。

②ものごとにおどろく、精神障害の一種で、特に驚愕、あるいは全身の痙攣をおこし、意識不明になる場合。痙攣を発する病の総称。脳性の痙攣をいう。

<素問至真要大論>「少陽の勝は熱胃に客して・・・善く驚き膽妄(せんぼう、うわごと)し・・・」

<素問陽明脈解篇>「足の陽明の脈病めば、人と火とを悪み、木音を聞けば則ち愓然として驚く。鐘鼓には動を為さず。・・・陽明は胃の脈なり。胃は土なり。故に木音を聞きて驚くは土、木を悪むなり。」

<素問四時刺逆従論>「陽明・・・濇なれば則ち、積を病み、時に善く驚く。」

<素問奇病論>「腎風にして食すること能わず。善く驚し、驚已りて心気痿する者は死す。」

<素問評熱病論>「諸諸の水病は故に臥することを得ず。臥するときは則ち驚す。驚するときは則ち欬甚だしきなり。」

<素問大奇論>「肝の雍は両胠満し臥するときは則ち驚し、小便するを得ず。」

<素問診要経終論>「春に秋の分を刺せば筋攣し、逆気環りて咳嗽を為す。病癒えず、人をして時に驚し、・・・。」

<素問挙痛論>「驚するときは則ち心倚る所無く、神帰る所なく、慮定まる所なし。故に気乱るるなり。」

<素問痺論>「肝脾は夜臥するときは則ち驚し・・・。」

 

驚は「おどろく」と訓じられているが、本来は、いずれもハッと全身を緊張させることなのである。特に驚を「おどろく」という訳は適当ではない。

従って本文の「然而驚」は「然として驚(おどろ)く」と訓ずるよりは、「然として驚(キョウ)す」と訓む方が適切であり、その意味は「ギクッと緊張する」ことである。鍼灸医学大系・陽明脈解篇

 

恐=心中おそれおののき不安がること。五行の水に配当される五志の一つ。

<素問陰陽応象大論>「腎は志にあっては恐也。」

<素問陰陽大論>「恐るれば腎を傷り、思うは恐にまさる。」

<霊枢本神篇>「肝気虚すれば恐る。」

 

恚=い。恨むこと。腹をたてること。<霊枢憂恚無言篇>「人の卒然に憂恚して言に音なき者。」

 

勞=ろう。①病名。虚労の簡称。<金匱血痺虚労病>「それ男子平人、脈大を労となし、極虚も又労となす。」②病をおこす原因の一つ。過度の疲労をさす。<素問挙痛論>「労すれば気耗す。」

 

動=どう。①病名。ふるえる病。

<素問陰陽応象大論>「風勝れば動す。」

②脈象。⇒動脈(どうみゃく)。

<傷寒論弁脈法>「陰陽相搏つを名づけて動と曰う。陽動ずれば汗出で、陰動ずれば発熱し、形冷悪寒する者は此れ三焦傷なり。若し数脈関上に見われ、上下に頭尾なく、豆大の如く、厥厥として動揺する者を名づけて動と曰うなり。」

 

變=へん。五不男の一つ。両性奇形をいう。

変=ヘン。カわる。改まる。移る。動く。違うようになる。カえる。違わす。変わらせる。変化させる。カわる。変化。普通と違うこと。思いがけないできごと。むほん。変化。ばけもの。

 

是以夜行則喘出於腎

*王冰の注に「腎は夜を主って気幽冥に合す。故に夜行くときは則ち喘息内腎より出づるなり」とあり。鍼灸医学大系

 

喘=ぜん。病証名。呼吸が急促なこと。

<説文>に「喘は疾息なり」とある。疾とは快速のことであり、息とは一呼一吸のことであるので、疾息とは、呼吸回数が正常な人と比べて速いことをさしている。

⇒喘証(ぜんしょう)。

<傷寒論釈解>「喘とは、気液、邪の為に壅がりて宣通するを得ず、胸中に逆し湊まりて呼吸を阻礙し、喉下に声を作すの称なり。」

<素問逆調論>「臥するを得ず、臥すれば喘する者は、是れ水気の客なり。」

腎主納気=じんはのうきをつかさどる。腎は吸気の働きと関係がある。

 

淫氣=いんき。

①正気(生命力・抵抗力)を傷ること。

<素問生気通天論>「風客淫気、精乃ち亡ぶ。」

②気がしみこんで栄養することをいう。

<素問経脈別論>「食気胃に入りて、精を肝に散じ、気を筋に淫す。」

③淫は有余、過度、失節をさす。一般に人体の陰気や陽気の過亢やある種の気候の異常は、ともに正気を傷り、病を起す。

 

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