小林恭二 1986年 福武書店
このブログを始めてから、
いちばん好きな作家である小林恭二の本を読み返す機会が増えることになった。
この単行本には、タイトルどおり「小説伝」と「純愛伝」という2つが収められている。
純愛伝のほうは、「電話男」の続編のようなもので、文庫では電話男とカップリングになっているらしい。
小説伝のほうは、著者のあとがきにいわく「騒々しい作品」なんだが、電話男を読んだよきは、なんかフワフワーっとした感想しか持ってなかった私が、この2冊目の単行本でこれ読んだのが、小林恭二にはまるきっかけになったんぢゃないかという気がしないでもない。
おはなしは、西暦2064年に、もう人類のあいだでは長いこと書かれることも読まれることもなかった「小説」が突如発見される、しかも単行本にしたら500冊程度になろうかという長編。
というわけで、これを誰かが本当に読むんだろうかってことで、荘厳なばかばかしさをもって話は展開してくんだけど、とっても面白いです。
このブログを始めてから、
いちばん好きな作家である小林恭二の本を読み返す機会が増えることになった。
この単行本には、タイトルどおり「小説伝」と「純愛伝」という2つが収められている。
純愛伝のほうは、「電話男」の続編のようなもので、文庫では電話男とカップリングになっているらしい。
小説伝のほうは、著者のあとがきにいわく「騒々しい作品」なんだが、電話男を読んだよきは、なんかフワフワーっとした感想しか持ってなかった私が、この2冊目の単行本でこれ読んだのが、小林恭二にはまるきっかけになったんぢゃないかという気がしないでもない。
おはなしは、西暦2064年に、もう人類のあいだでは長いこと書かれることも読まれることもなかった「小説」が突如発見される、しかも単行本にしたら500冊程度になろうかという長編。
というわけで、これを誰かが本当に読むんだろうかってことで、荘厳なばかばかしさをもって話は展開してくんだけど、とっても面白いです。