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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

グッジョブ!グッドリーズン!!(国体2位入賞)

2010-10-01 23:54:55 | 馬が好き
…だからぁ。馬はたしかに好きなんだけどぉ。
馬の話題は、週イチくらいにとどめたいのさ、俺、ここでは。
でもさー、着外だったら、さらっとスルーしようと思ってたんだけどぉ。
やってくれちゃいました グッドリーズン 国体2位入賞です

(↑これは試合前。余裕しゃくしゃく? ふつうにジャレてたみたい。慣れない環境に行ったとき、外国産馬のほうがタフなような気がするのは、私の偏見だろうか?)

っつーわけで、9月30日~10月4日の日程で、千葉県勝浦市を会場にして行われている「ゆめ半島千葉国体」の馬術競技、きょう第2日は、いよいよ我らがグッドリーズン登場ということで、観に行ってきました。
会場は「ブルーベリーヒル勝浦特設馬術会場」ってことで、

↑こーんな、テニスコートとかある、なんつーかリゾート施設みたいなとこに、馬場を“特設”した、らしい。
なんでも、芝の馬場で国体の馬術やるのは、1979年の宮崎大会の一部種目以来、ってふれこみなんだが、残念なことに、昨日まで雨にたたられて、馬場グチャグチャ。

競技開始前どころか、競技の合間にも砂入れたり、人力での叩きだけではニッチもサッチもで、ローラーまで入れたり この日のメイン、標準障害飛越競技は、選手半数の競技が終わったとこで、10分間のインターバルをとって馬場整備作業を入れることまでした。

グッドリーズン、標準障害飛越競技は、出番が1番だってことで嘆いてましたが(やっぱり他の人の走行を先にいくらか見といたほうが有利)、この馬場なら、もしかしたら後のほうが走りにくいんぢゃないの?って思うくらい
もちろん、練習用の馬場だってグッチャグチャなんだから、出場選手たちは大変だったと思うよ。力を出し切れる状態と言えたかどうだか。でも、条件はみんな一緒って言っちゃえば、それまでなんだけどね。

さて、朝9時からの少年ダービー競技なんかをのんびりと観る。みんなウマいなーとしか言えない。
場内実況アナウンスがあるんだけど、これが意外と初心者というか、きょう初めて競技観にきたひとでもわかるようにって配慮があるくらい親切で、観ててもよかった。
こうぢゃないとね、馬術ってとっつきにくいんだから。でも、知らないひとが見ても、障害はそこそこ面白いと思うよ。馬場は知らないけどさ 今日も私なんかは馬場はすぐ隣でやってんだけど観に行かなかった。

さあ、グランド整備に手間がかかるもんだから、予定より10分遅れになっちゃったけど、いよいよ11時20分から成年男子トップスコア競技の始まりだ、グッドリーズン登場。
「トップスコア」というのはですねー、説明むずかしいんで、きょうもらったパンフレットから引用しちゃいますね。
>この競技は、難度に応じて40点から120点までの点数がつけられた障害物を、60秒の規定時間内に自分の希望する順序と方向で飛越していきます。
>完飛した時のみ得点が与えられ、最高得点を得たものが勝者となる点取り競技です。各障害は、どちらの方向からも飛越でき、同じ障害を2回まで飛越できます。障害の中に1つあるジョーカー障害は、完飛すると200点が与えられますが、万一落下させると200点の減点となり得点に大きく影響します。ジョーカーへの挑戦は、馬の調子と選手の判断によるもので、この競技の見所といえます。

っつーわけで。まあ、たぶん一度見てみたほうが、早くわかります ふつうは、1個落とすとマイナス4点とか減点法なんだけど、これはクリアしてくと得点が加算されてくんで、普通のゲーム感覚で面白いと思います。あそこが120点!とか、ピンボールみたいな感じで。(それは違うか?)
ちなみに今回は、40点=95センチ・幅100センチのオクサー、50点=100センチ垂直、60点=110・幅120のオクサー、70点=120垂直、80点=125垂直、90点=130垂直、100点=130・幅140のオクサー、110点=135垂直、120点=135・幅150オクサー、ジョーカー=145センチの垂直。

(↑見てわかるように、袖に点数がついてる)
なお、ジョーカー(飛べば200点、落とせばマイナス200点)は一番高い145センチの垂直なんだけど、御丁寧なことに、その障害バーが短いんだか軽いんだかで、馬の足が触れば他の障害よりは簡単に落ちやすくなってるんだそうな。(イジワル)
時間制限ありなんで、全部を飛ぶわけでもなく、どこをどう回って飛ぶかは、それぞれの作戦。
自分だったらどうするんだろう、って考える。やったことないし、セオリー(あるのか?)も知らない。普通の障害みたいに、最初は低いのから徐々に高くしたいところ。でも跳びやすいのが一番だから、やりやすいラインのとこあったら2周するかもしれない。あんまり馬場を横断するように走るのは時間のムダだから、回転しやすい馬に乗ったら馬場の片側でなんとかクルクルまわろうとするかもしれない。飛べるかどうか分かんない高さのギャンブルはしないかも。まあ、正直言って、よくわかんない。
いったい何点とれば勝てるのかも定かぢゃないんだが、どうやら上位は1000点超えでの争いではないかという評。ちなみにグッドリーズン、関東ブロック予選で、成年女子のトップスコアではあるけれど、1400点以上をあげて優勝している。
次々と高得点のやつ撃っていくんだろうな、と思う。
もし得点が同じだった場合は、タイムの速いほうの勝ち。タイムっていうのは、60秒経つとベル鳴らされるから、そこからゴールラインを駆け抜けに行って、そこまでのタイムが計られる。
競技開始、参加は26組(←人&馬って意味ね)。きのう、事情通に聞いたら、なんでも現在の障害馬術界のなかでそうそうたるメンバーなんだそうだ。
ただ観てても面白いけど、それぞれの元々の力、出場までの背景、下馬評とか知ってたほうが、もっと面白いはずなのは確か。そういう意味で、誰が誰なのか知らないで、どの馬がどんだけのポテンシャル持ってるのか詳しくないまま観るのは、ちょっと残念。
ところが競技は意外と低調(失礼!)な感じで進む。でも、何人か終わったとこで気づいた、これは大変な状態だぞって。馬場が悪くて、馬のジャンプが上がってこないのか、なんでもないような障害をけっこうみんな落としている。おそらく回転のときもすべってるし、そのへんからの影響か、やっぱ踏み切りのときなのかわかんないけど、意外と拒止も多い。
とうとう、ジンバテン(人馬転倒)による落馬失権まで発生した。(明らかにすべったもの)
そんななかで、前年新潟国体のトップスコア優勝者(あとで聞いたらシドニーとアテネのオリンピック選手だそうで)が、「ジョーカー」を2度飛んで合計1000点を叩き出し、トップに躍り出た。

そのあとも、なかなか迫る人馬は現れず、いよいよ26組中22番のグッドリーズンが登場。
ここまで気づいたことには、障害をひっかけて落としちゃうのはもちろんだけど、そもそも「ジョーカー」に向かってく人馬が少ない。おそらく21組でて4組だけ、うち2組は落下させている。
トップは1000点、入賞圏内は500点ってとこか。
どうするんだろう、グッドリーズン。スタートだ。

軽く50点から入る。回転して、2個目、3個目へ。


いいぞ、いつもの跳びだ。
止まるそぶりも見せない。(実は、きのう練習で止まったらしい
次々行けー。あ! ポイント稼ぐとこである「120点」を落とす
もちろん一度落としてしまえば、2度目は飛べない。点数加算に大幅なマイナスだ。
でも気落ちなんかしてるヒマはない、次だ!


次々クリア、ここまでで480点。
どうするんだ、いくのか!?
いった!「ジョーカー」だ!

クリア 
200点加算。トータル680点。
まだ時間ある。
次はどこいくんだ。
ターンした。
ってことは、2度めの「ジョーカー」だ
ひとが馬乗ってるのみて、熱くなることは、めったにない。
しかし、このときばかりは声が出た。
「行け!」

「よし!」
落とすどころか、触ったりするもんか 見事クリアだ
私だけぢゃなくて、一般ギャラリーもうなった、見事な飛越だ。
ここでタイムアップ、トータル880点は、第2位
結局、全馬終了して、そのまま確定、2位入賞となった。
悪条件のなか、よくやった あとから結果だけ見れば、あとひとつとか、勝ちたかったって人もいるかもしれないけど、よくがんばったと思う。勝敗は時の運だよ。

午後におこなわれた標準障害飛越競技は、一番での登場だったんだけど、2落下があって減点8、最終順位は12位に終わった。


ほんとは、こっちも上位を望んだんだけど、まあしかたない。
健闘を称えましょう。
あすも女子のトップスコア、少年のリレー競技に登場します。よく食べて、よく寝て(?)、がんばってください。

おまけ 直前追い切り(?)9月26日の練習風景。140センチくらいを飛んでます。


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