
朝起きて「今日はどうしよう?」と。カルドナからバルセロナに戻る直通のバスは、以下の時間しかありません。(たぶん)それも平日。土日祝日は2本ぐらいしかないみたいだ。
06:35、08:14、14:55、17:14
08:14だと早すぎるなー、でも次は14:55です。14:55だとグエル公園いけません。9時台とか10時台がないのです。せめてこの間にもう一台走ってくれれば。。。
バス+列車だと3時間以上かかる。タクシーは高いからいやだ。
究極の選択。朝食食べないからいいや、他に見ると来ないし、という事で08:14のバスで戻るとにしました。
スペインのこの時期は日の入りが早く、日の出が遅いです。チェックアウトして外に出たころはまだ暗く、坂を下っていく間に明るくなっていきました。
カルドナの朝はかなり寒かった。。。吐く息が白くなります。朝とお日様の日差しが強い昼とでは、かなりの温度差があります。
バルセロナに戻るバス停もわからなかったので、ここでも地元の人に聞きまくる。お城の山を下りた道をはさんで反対側をすこし下がったところに、屋根付きのバス停がありました。



グエル公園は16:30からのチケットをネットで購入していました。グエル公園は7ユーロです。ここも前は無料でした。最近有料になったようですね。まあ、しかたないかな。観光客殺到するから時間で区切らないとやっていけないのかもしれない。
時間があったらカサ・バトリョの隣にあるカサ・アマトリェーを見たいと思っていたので、そこに行きました。”チョコレート製造を生業とし、後にチョコレート王と呼ばれたアントニ・アマトリェールの邸宅です。モデルニスモ建築の1人、カダファルクによって改装されました。”との事です。
カダファルクはあまり知りませんが、この時代ってガウディを筆頭に、モンタネール、カダファルクと、素晴らしい建築家を何人も輩出した時代なんですね。
前カサ・バトリョを見た時、隣の建物もかわいいなあと思っていた。ここは最近内装が見学できるようになったそうです。どこかでそれを見て、見てみたかった。自由に見学できるのではなく、時間を区切ってツアー形式で見学します。ガウディの建物に入るにはかなり並ぶことを知っていたので並ぶと思っていたんですが、隣のカサ・バトリョは長蛇の列なのに対して、こっちは列はまったくありませんでした。すぐツアーに参加できました。人気無いのかな?やっぱりみんなガウディのほうに行ってしまうんですね。ここ、結構穴場です。13ユーロでした。ガウディに比べたら、入場料も安いです。
入るのに床を汚さないように靴カバーをします。ガイドはスペイン語と英語で説明してくれました。
私以外はすべてスペイン語で私だけ英語。ガイドのお姉さんは私のために英語で説明してくれたけど、わからなかったな。。。
ステンドグラスやシャンデリアがモデニスモという雰囲気。同じモデニスモ建築なのでガウディと似ているような感じもしますが、もっとクラシックかな。うまく説明できないけど。
ステンドグラスの装飾を多用しています。中世の教会の宗教的なステンドグラスや中世のお城の豪華なシャンデリアとはデザインが違いますね。当然だけど。
壁にはスペインスタイルのタイルが敷き詰められていて、天井の装飾も凝っていてきれいです。作ったチョコを下に送る仕掛けもありました

このチョコレートショップは、昔からあるのでしょうか?パッケージにはアマトリェールと書いてあります。リノベーションされていて、カフェのショップも古い感じはしなかったです。今風のスターバックスのような雰囲気のカフェとショップ。カフェは野菜系などの新しいメニューがメイン。なんだかこんな古い素敵な建物で、その建物の古い素敵さをなくしてしまっているので、もったいない、と思いました。
チョコラテもあったので、興味があってカフェでチョコラテを飲みました。クッキーがついていて、3.5ユーロでした。クッキーはチョコをつけて食べます。マドリッドだと、クッキーじゃなくてチョコラテにチュロスをつけて食べるのが普通。同じスペインで同じチョコラテでも、地域によって食べ方違うんだね。
チョコのパッケージがきれいだったので、つい4枚板チョコセットとチョコラテ用板チョコを購入してしまいました。

入場料は、20.5ユーロです。たっか~~~い!!!こういう1個の施設の入場料では最高額なのではないでしょうか?約2500円です。




ここは、一番上の階がガウディ博物館になっています。最初は一番上の階から見学して、下に降りて、一般住宅のモデルルーム(?)を見ます。そしてそこから屋上に上がって、あのザ・ガウディの煙突が見れます。その下の階からは、一般の住宅になっているようです。詰めすぎで時間がなかったので、高い入場料払ったのにガウディ博物館のほうはあまりじっくり見ることができませんでした。
住居の部屋や廊下など、一部見学可能です。
廊下には白い六角形のタイルが敷き詰められています。ガウディのデザインなんでしょうね。このタイルのデザインは、バルセロナのランブラス通りなどの敷石に使われていました。通りを歩いていて下を見たら、「ん、この六角形のタイルのデザインはもしや!」って感じです。
カサ・ミラの一般住居は「TVでスペイン語」で紹介されたことがあります。とっても素敵な御宅でした。生活しやすい空間になっています。公開されている部屋も、きれいで住みやすそうでした。
写真などで見るガウディの設計した建物というと、奇抜な建物や装飾というイメージです。私は実際にカサ・ミラの部屋を見るまで、生活しにくいと思ってました。でも、実際に見ると確かに奇抜だけど、それほど装飾は過多というほどではないです。全体的にその発想がすごいというか、住むことにその装飾が交わるというか、台所や空間など、逆に住みやすい空間に思います。家賃もそんなびっくりするほど高くはないそうですよ。TVでは家賃は出てなかったけど、家賃を据え置くかな?そういう約束があるようです。
ああっ、私もカサ・ミラに住んでみたい。住居が世界遺産、ガウディの建物。。。 夢だわァ。。。。

グエル公園は敷地が広いのですが、チケットで入るのはあの有名なベンチやタイルで作られたトカゲだっけ?がある地域です。少し早く入れてくれるかと思いましたが、時間ごとに入場が区切られていました。
有料で入れるグエル公園の邸宅があったので、そこに入ります。5.5ユーロ。ガウディの椅子やドアの取っ手などが展示されていました。ガウディの椅子は人間工学に沿っているというか、人間の形に沿っていてとても座り心地がいいそうです。ここでもそのようなビデオが流れていました。
取っ手も人間の手を考慮して、とても握りやすい形に作ってあるそうです。
ああっ、あたしもガウディの椅子を家において座りたい。。。前、六本木ヒルズでガウディ展をやっていて、ガウディの椅子のレプリカを売ってました。あまりできがよくないにも関わらず、高かった記憶が。。。まあ、カサ・ミラに住むより可能性はあるかな。。。。。



前にここ来たことありますが、はる~かはる~かはる~か昔です。まだツアーで海外旅行していた頃だな。
タイルがカラフルでかわいいです。グエル公園にある家は、まるでお菓子の家みないです。壁がクッキーだったり、砂糖をまぶしたような屋根だったり、カワイイい色を付けた砂糖菓子の壁だったり。
有名なベンチに座って、写真を撮ったりして過ごしました。
ベンチから望むグエル公園の風景は、ちょうど夕暮れ時間で空がうっすら赤くなってきて、きれいでした。
タイル張りで口からみずちょろちょろでるトカゲはかわいかったです。みんな自分の隣にして、写真とってました。


時間がない(こればっかだけど)ので、カウンターにならんでいるポテトサラダとエビとホタテの串を頼む。飲み物はコーラ。串は調理してから出てきます。またこのホタテとエビの串が美味しかった!バーベキューのような焼き方ではなく、上品な焼き方でほんのり味もついている。時間がなかったし、ポテトサラダでお腹が膨れたので、他は頼みませんでした。でも、もう一個ぐらいシーフード頼めばよかった。。。
この後キャリーバックを引き取り、バスで空港に向かいます。この後、リスボンへのフライトです。
このリスボンが鬼門でした。リスボンの宿は、レジデンスです。ようするに、人の家を借りるというもの。24時間レセプションがある宿ではありません。Booking.comで「チェックイン時間を過ぎてからの到着になるけど、いい?」と問い合わせたら、「入り口のキーの暗証番号を2日前にメールで送るよ。」と返事が来た。Booking.comにはPCのアドレスしか登録してなくて、旅先からはPCのメールは見れません。だからMicrosoftのメールアドレスを伝えるメールを出したけど、返事もないし、暗証番号通知のメールも来なかった。。。。きっとそのメール、届かなかったんだな。。。
リスボンの空港からはタクシーで宿に向かいました。タクシーでも市内までは10ユーロぐらいで行けます。夜遅いのでタクシーを使いました。
その住所のところで下してもらいましたが、こういう宿って看板だしてるわけではないので、どのビルかわからないのです。近くにいる人に聞いて(聞きまくって)、宿の電話番号にかけてもらって、ようやく入口の暗証番号を開けてもらいました。
でも建物に入ったがいいが、今度は廊下から部屋に入らなければならない。電話して、部屋にはいる鍵のあるBOXの暗証番号を教えてもらいましたが、うまく開かない。結局宿の人に来てもらう羽目になってしまいました。その上、この時に宿代払っておけばよかったのに、払わなかった。彼も言わなかったし、私も部屋に入る事だけに集中してたから気が付かなかった。これが後になって後悔する羽目になるのであった。。。