旅の恥はかきすてです

旅行が好きです。
いままで行った国は41、都市は160以上。
世界遺産は140以上!
そんな旅行を書いていきます。

2020年1月 豊島・直島 倉敷

2020-01-26 | 国内旅行


2泊3日で広島と豊島・直島と倉敷を観光しました。
というより、先にひろしんビックウエーブでプリンス・アイスワールドのアイスショーのチケットがあって、アイスショーだけ見に広島いくにはもったいないので、何処の行きたいか考えた。
広島では牡蠣食べてアイスショーみた以外は観光してません。
2年前のNHK杯でも広島を訪れいて、広島観光をした。今回は違うとこ行きたいなと思って考えた。ここらへん、行きたいとこたくさんあるのよね。
前回目と鼻の先の尾道も生きたかった。松山の温泉もいいけど、旅行好き・建物好きが高じて今建築に勉強をしている身としては建物みたいな、という事で豊島・直島で豊島美術品と地中美術館に行きたい!で考えた。
1日しか回れる時間がなくて、2島めぐるにはフェリーの時間が難しい。
犬島も考えたけど、どの島の組み合わせでも結局船(フェリーor高速船)の便数は少ないので同じこと。
計画を立てるのには、船の時間が大きなネックになります。
で、以下のスケジュールで豊島・直島に行ってきました。
簡単にご紹介しとく。

2020/1/18(土)
 朝:8:15発のANAで羽田から広島空港へ飛ぶ
 昼:ミルキー鉄男の牡蠣小屋で牡蠣網焼きランチ
 午後:ひろしんビックウエーブでプリンス・アイスワールドのアイスショーをみる
 夕方:新幹線で倉敷に移動

2020/1/19(日)
 早朝:宇野港に行く
 宇野港(8:40)ー>豊島・唐櫃(からと)港(9:20)
 豊島・家浦港(13:40)→直島・宮浦港(14:02)
 直島・宮浦港(17:35)→宇野港(17:55)
 宇野港から倉敷に
  (直島から岡山の宇野港に向かう船は結構あるみたい。
   だから、帰りの時間は決めてなかった。)

2020/1/20(月)
 倉敷観光して午後新幹線で東京に戻り


豊島・直島の滞在時間ですが、意外と満足できました。
美術館やアートの施設は島内に散らばっており、バスは本数が少なくほとんど使えないと思ってよい。タクシーはほぼなく、予約制らしい。
ここが心配でした。
でもご安心、豊島も直島の港には貸自転車がありました。電動自転車が半日1000円で借りられます。豊島は違う港で乗り捨てなので、+300円でした。普通の自転車はもっと安く借りられますが、絶対電動自転車です!坂が多いので、普通自転車は役立たずです。400円ぐらいの差なので、ここはケチらずに。
そういえば、10年ぐらい前かな?豊島・直島に来たことあって、自転車で回りましたが、電動ではなかったので、えらいきつかった。それも夏だったような気がする。


豊島では、貸自転車屋さんで地図をもらい、説明してくれました。
港の右にある「心臓音のアーガイブ」は有名な海外のアーティストの作品ですが、前回見たのでパスして、左の豊島美術館に行く。
豊島美術館は半地下の丸い白いドームで、上に2つぽっかり穴か開いてるだけの空間しかないんですが、それがまたすごくて、再訪したいと思ってた美術館。
ぽっかりあいた穴からは青い空の中に木々が見えたり、方角によっては青い空だけになったり。ドームの白が額縁のようになり、そこからぶらんとひもが垂れて風にそよいでたり、床では水がちょろちょろでて、ちょっと水たまりになって動いたり、ほかの水たまりと一緒になって少し大きな水たまりになったり、そういうアートをずっと見ていられる美術館です。
初めて見た時は、そりゃもう想像を超える建物とアートでした。
西沢立衛氏の設計です。SANAAとしてだと思いましたが、建築のノーベル賞といわれているプリッカー賞を受賞しています。軽井沢の千住博の美術館も西沢氏の設計です。
この建物を見ると、「やっぱ凡人ではなく天才しかできないわ」という感じです。
この日はいい天気で、美術館は高台にあるので、周辺から見下ろす畑と海の風景やドームの窓からのぞく青い空がまたよかった。
いや~、今回もすばらしーー
内部は写真禁止なので、写真ないです。

この後、自転車で家浦港に向かいます。
途中に島のキッチンかな?古民家を改造した食堂があって、入りたかったけど時間が気になるので我慢。横尾正の美術館にはいりたかったのだ。
空の粒子という神社にちょっとした針金かな?のアートを見て、先に進みます。
家浦港近くに、いちご家さんという、苺農家さんがやっているカフェがあって、よさげなのでそこに入る。
苺かき氷やパフェ、クレープなど、苺を使ったスイーツがあります。
苺クレープを食べました。700円。
苺たっぷりで、苺はすごい美味しい。クレープのクリームと一緒に食べるとさらに美味でした!!こういう土地ならでの美味しくてお得なものに出会うとうれしくなります。
倉敷のくらしき桃子でも苺パフェがあって、1500円以上かな?そことはいろいろ違うのですが、そこのパフェよりずっとお得です。

その後、横尾忠則美術館。
豊島にあるんですよね~、あの横尾忠則さんの美術館が。豊島では、豊島美術館と横尾忠則美術館に行きたかった。
しかし、思ったより大きさがなかった。町家を美術館にしています。
入口には赤い窓があって、こんな風に見えます。
内部は写真禁止なのでないですが、受付から少し行くと、日本家屋とお庭があります。庭にはカラフルなタイルの池があります。
トイレも2台あって「横尾式トイレ」だったかな、そんなトイレで中は1面金色のアルミでした。
あとは数点の横尾作品が展示されており、円形の塔のようなものもあり、周りには小さな横作品が書いてある壁紙で、下が鏡になっていて、ブラックホールの中にいる感じ。(ちょっちオーバーだけど)


意外と直島行きの船までの時間があまり、クレープだけではまだ小腹がすいていたのでカフェを探す。
季節的なこともあるのか、通年こうなのか、港の周りは閑散としていて、開いてるカフェないなと思ったら、1件だけ見つけました。
「てしまのまど」というかわいらしい名前のぼろい外観のカフェ。
私が書く「ぼろい」は褒め言葉なんで、誤解なさらないように。ちょっと古くてかわいいというようなニュアンスかな。そういうカフェ。
中に入ると、内装が素朴で、若い女性一人でやっているようでした。田舎の親戚のお家にお邪魔する感じ。ちょうど数種類のパンがあったので、オリーブとチーズのパンを購入。250円です。ここで食べるというと、温めて、温かいお茶までいただきました。
この島らしい、とっても安らぐカフェでした。
女性誌に載りそうなカフェです。


船で直島に。直島でも港の前に貸自転車屋さんがあって、電動自転車を借りる。同じ1000円。
地中美術館は事前予約が必要です。私が見た時は15分間隔で15人づつ。15人づつとは少ない。シーズンオフなんで1週間前ぐらいでも予約できましたが、オンシーズンはすぐなくなっちゃいそうです。
だから広々したスペース鑑賞できます。
この美術館は展示物が4しかありません。モネの部屋、ウオルター・デ・マリアの部屋、ジェームズ・タレルの部屋。4つ目は安藤忠雄設計のこの建物自体。この美術館のメインです。
1人の作家で1つの部屋。贅沢です。作品の入れ替えはありません。全て10年前と同じ作品でした。
ここも写真禁止。
私が好きなのはモネの部屋。大きなモネの絵が4枚かな?1枚は壁一面の大きなもの。
モネの絵は不思議です。近くで見ると、ただぐちゃぐちゃに色を乗せているだけに見えるに、遠くから見ると水連になっている。近づいたり離れたりしてみます。
モネは私が最も好きな画家のひとり。
安藤忠雄氏の建築は、ザ・安藤忠雄!!でした。

閉館時間まで時間がないので、出て自転車で移動。
家プロジェクトの安藤忠雄美術館に行きたかったのだ。冬は17時まえに閉館してしまうのだ。
安藤忠雄美術館も思ったより小規模でした。ここも日本家屋を改造した美術館。初期代表作の「住吉の長屋」や「地中美術館」の模型などがありました。
横にはしゃれたカフェがありました。時間あったら入りたかったかない。
斜め正面には、家プロジェクトの1つの家があって、最終入場だった。16時45分ぐらい。
時間がきまってて、少し待って入場。
中に入ると真っ暗な部屋にしばらく座ります。そして時間がたつと、うすーい光が見えてきた。
どのとき係の人が来て、「何もしていませんが目が慣れて見れるようになった。」みたいな事を言う。
なーんだ、こういうからくりというかアートだったのね。

その後は、宮浦港に戻り自転車を返して、港近くの”I Love 湯”へ。
ここはお風呂のアート。見学するには、お風呂に入るしかありません。湯冷めして風邪ひきそうだったからどうしようかと思ったけど、せっかくなんで、入湯料を払ってオリジナルタオルを購入してだいたい1000円ぐらいかな?素っ裸で中に入ると、外人さんがいました。
お風呂は面白かった。湯船の床にアートがあって、カラフルなタイルも貼られいて、脱衣所のベンチにはちょっとした動画が流れている。
これっ、都会の銭湯でもまねできる(いや、参考にできる)と思う。
若者にはうけます。お年を増した方は苦い顔しそうですべ。
どうでしょうか?
入る前に船の時間をみたら、17:45かな?そういう時間のフェリーがあって、これに乗ろうと思って、あまりゆっくり湯舟に入っている余裕はなく、猫の行水。さっと入って,さっと出て、港に行って、草さんのかぼちゃの写真を撮る。ちょうど夕焼けの時で、いい背景でとることができました。

船で宇野港に戻り、倉敷に戻って、倉敷で夕食を食べて、またホテルの大浴場に入って、就寝。
コメント
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