旅の恥はかきすてです

旅行が好きです。
いままで行った国は41、都市は160以上。
世界遺産は140以上!
そんな旅行を書いていきます。

01月01日 フェズのメディナを歩く

2016-01-01 | 2015年12月 マドリッド・モロッコ


朝食の時間はリクエストできるとのことで、昨日7時にリクエストしていた。
このリヤドは屋上があって、そちらでも朝食がいただけるそうだ。
屋上をリクエストしていたけど、「ゲストが寝ているから、ダイニングでお願いします。」とのこと。
ダイニングで朝食を食べた。
私は朝が早い人なんで(たぶん)、あんまし7時から朝食という人はいいないんだろう。
ヨーロッパだと朝食は8時からという宿も多い。遅いとこだと8時半とかもある。
何種類かのパンと3種類のジャムとバター、自家製と思われるヨーグルト。オレンジシュ―ス。
あとはコーヒーとミルク。
こんな素敵なモロカン装飾のお部屋で朝食をいただけるなんて、幸せ。

リクエストに添えなかったので、後で「屋上でコーヒーをどうぞ」と。
客室が少ないので(4部屋ぐらいなんでしょうか?)宿のお世話係は男性一人。
この方、素晴らしいバトラーぶりでした。

のんびり宿で朝を過ごして、歯磨いて、町歩きにでます。

この宿は、屋上からの眺めがすっごくよかった。
メディナのごちゃとした屋根の連なる風景が本当にきれいだった。(前のブログの写真)
何時までも見ていたい風景。
実際にそうした。
宿のことはあとでまとめようかと思ってはいる。

モロッコは2回目です。
10年以上前にモロッコを一周した。
今回は北側(ラバト、フェズ、メクネス、シャウエン)だけだけど、その時はマラケシュやワルザサートまで行った。
書いていると、現地の人にナンパ(?)されまくった思い出がよみがえる。
そういえば、その頃は今ほど洗練されていなかったからか、今回は行ったところが限られているからか、過去に会ったような面白い(?)現地の人とは合わなかった。
バスを待っていると声を掛けられ、日本人の書いた紹介みたいなメモを見せて「日本に行ったことがある。前にここで出会った女の子の家に泊めてもらった。」(泊める女の子もどうかと思う)とか、他のところでは「LooK!」と言って自分の目をさして(「おれの目を見ろ。正直者の目だろう。」という意味だろう)だまそうとしている男とか。
アイト・ベン・ハッドゥでは、案内してくれたベルベル人の男に、「あなたが好きだ。結婚して、旅行会社を経営しよう。」(なんてストレートなんだ。。。)とか。
「あなたは私を好きなのではなく、お金が好きなだけ。」と言ったら、言わなくなった。
そんな風で、現地の人と遊ぶのはとても楽しかった。
(ちょっと他と記憶が混ざってる?)

前にフェズに来た時は、ガイドさんに案内してもらった。
たいていの観光客がここから観光を始めるであろうブルーゲートでガイドさんに勧誘されて(?)、ガイドをお願いした。
メディナは複雑で、絶対自力で観光できないと思ってたから。
ぼったくりガイドではなく、きちんとライセンスをもっているいいガイドさんだった。
そのガイドさんに絨毯屋さんに連れて行かれ、そこで絨毯を買った。
パイル形状のプラッシュタイプ。(短い毛のあるタイプ)
郵送にしてもらって、ちゃんと届きました。
といっても、郵送代をけちったから(踏み倒そうとした)着払いの空港便になってしまい、それが結構高くてショックだったのだが。。。
その時はあんまり現金の持ち合わせがなく、カードもこういうとこで使うのが危ないと思ったのか使えなかったのか忘れたけど使わなかった。
物価の安いモロッコの旅行だし、絨毯なんて買う気なかったので、多めに現金を持っていかなかったのだ。
その絨毯は本当にステキで、ずっと使ってます。
サイズ単位で料金が決まっていて、たぶん適正価格だったと思う。
手織りの割には安かった。送料がかかったとしても。
そいうやあ、物価もずいぶんあがったような気がする。
日本に比べて、そんなに安いという事は感じなかった。
食事なんて飲み物入れて600円ぐらいだ。
有名な広場の食堂だから相場より高いかもしれないけど、特に外国人料金というものではないと思う。
ローカルな人が沢山いたサンドイッチ屋さんでも、サンドイッチが10DR(130円)だった。
こういう事は、結構再訪したどこの国でも感しる。

今回は絨毯を買う気まんまんだった。
でも、そう思ってると足元見られて高い値段になってしまうので、好みに合った品実のいいものでそれに見合う値段のものがあれば買おうと思っていた。
絨毯を買う事も、今回の旅行の目的のひとつだった。
フェズでも何軒か絨毯屋さんに入りましたが、前回のようにパイルのある絨毯は置いておらず、キリムのような毛がないものばかりで、品実もいいとは言えなかった。
一応値段もきいてみたが、言い値が350$ぐらいからで、その時点でやめた。
まあ、ディスカウントすれば半分ぐらいにはなるとは思うけど、品質がいまいち。
そして、伝統的な柄なのか、大量生産されているのか、どこのお店でも同じようなパターンのカーペットが置いてあった。
フェズでは前回のような幸運には恵まれなかった。
前回みたいな絨毯のあるお店に行くのには、ガイドさんを雇うしかないのかしら?
でもそのためにガイドを雇うのはなあ。。。
第一、メディナを自由にふらふらしてみたかった。

メディナは思ったほど迷宮ではなかった。
私の場合は、もちろん迷うけど。
最初はス―ク・ダッバーギーン(タンネリ)へ。
そういう看板の矢印がでていたし、現地の人が誘導するのでそっちに行った。
近くなると、客引きがいて案内いてくれる。
革製品のお店が入る建物を上がるように促され、屋上に上がると、そこから革製品を染めている様子が眺められます。
写真撮って、ボーと眺めてました。
こういう工場って、ここだけなんでしょうか?
それとも何件もあるのかな?
ちょっと疑問に思った。
もちろんただじゃない、チップを要求されます。
革製品も見たけど、買う気がせず。
日本で使うかと言えば、どうかという感じだし。
そして、モロッコの革製品は臭いんです。
くさやのような臭い言ったらいいのか、そういう臭いがしてなかなか抜けません。
フェズでは、絨毯を買わなかった事もあってかさばる革のクッションカバーを買ってしまい、今家ではクッションカバーからモロッコ臭が漂っています。(臭い!)
神経質な人は、モロッコでは革製品を買わないほうがいいかもしれませんね。


次はアッタリーン・マサドラへ。
ここは14世紀にたてられた神学校だそうです。
10DHで入場できます。
時間が早かったせいかあまり観光客がおらず、そのイスラム建築の素晴らしい装飾に感動!
その美しさにしばし呆然とする。
規模は小さいですが、イスラム装飾がきれいです。



イスラムの施設は他にいくつもありますが、入場可能なのはこことプ―・イナニア・マドラサだけです。
メディナの中には、モスクなどはいくつもあります。
大抵の施設はムスリム以外は入場不可です。
入口からちょっと見るだけ。
ぷらぷらしてると、そういうところをいくつか見る。
特に看板とかが出ているわけではないので、いろいろある中で結構わかりすらい。
プ―・イナニア・マドラサのほうが少し規模が大きいのかな?

とりあえずこの2つだけは確認したけど、「地球の歩き方」に乗ってる他のところはあんまり気にしてチェックしなかった。
王宮にも行かなかった。
メディナから少し離れたところにあって、トライしたけどつかなかったのだ。
どうせ入場きなく、門を見るだけなんで、あきらめた。
前来た時に、モロッコの民族衣装のジュラバを来て、この門の前で写真を撮ってもらった。
その写真は今でも捜せばあるかな?
その頃はお土産でもジュラバが売られていたような気がするが、今回はあんまり見なかったな。
そのジュラバは今でも家にある。
フェズのメディナは主要な道が2本あって、そこには観光客用のお土産屋さんもあり、そのほか現地の人用のお店もある。
そういう現地の人が買い物をする様子を見てるのもいいし、お土産屋さんを見るのも楽しい。
ただし、あまり日本で使えそうなものはないけど。。。
フェズでは丸1日時間があったので、何回か同じ道を行ったり来たりもできた。

ランチと夕食は、プ―・ジュルード門の近くにレストランが並んだ一角があって、そこで食べた。
モロッコ料理。
Munuでモロカンサラダと飲み物、タジンかクスクスなどのメインとデザートで7DH。約850円。
一時タジンが日本でもブームになった。あのとんがった蓋のある鍋で煮込む料理。
その時も食べたいと思ったけど、あっという間にブームは去り、結局食べてません。
タジンを食べて、やっぱりタジンはとってもおいしかった。
ブームになるのがわかる気がする。
お昼は鶏肉の木の実のタジン。
モロカンサラダは細かく切ったきゅうりやトマトをドレッシングで混ぜたもの。
これもまたおいしい!家でもやってみよう。
ランチの時に、おまけも出してくれました。これもおいしかった。
デザートはモロカンスタイルのクッキー。
焼き菓子に砂糖の膜を着けています。ちょっと甘め。
飲み物はミントティーです。
ミントの葉がグラスに入っていて、砂糖がたっぷり入っている紅茶。
モロッコ以外ではミントティーというと、ただのミントの味のする紅茶ですが、モロッコではちゃんとミントの葉が入ってます。
おいしい。
おいしかったので、夕食も同じ店でクスクスを食べました。

夕食の帰り、宿に戻ろうと思ったら迷う。
宿の"Dar Gnaoua"はメディナの中だけど、メインの通りからは外れている。
壁に"Dar Gnaoua"の書いた目印はあるところからはいたるところに貼ってあるのだが、今回はそのあるところがわからなかった。
仕方がないので、現地人にきく。
少年に聞いたが、そいつがあんましいいやつではなく(外見はよさそうだったけど)着いた着いたが、チップを要求する。
10DR上げたが、50DRくれとせがむ。
タクシーだって、10DRなんだから十分だろう。
急いでドアを開けて入るが、その男はあきらめきれなかったらしい。
そうしたら宿の人が追い払ってくれたようです。

フェズでは2泊するよう計画したけど、観光は1日で十分だった。
一応、絨毯の交渉ともあるかと思って時間とったけど、絨毯は買いそうにもないし明日はメクネスに行ってからシャウエンに移動することにしました。
メクネスには行くかなとも思ってたけど、あんまり調べてなかった。
シャウエン行きのバスチケットは、昼間タクシーでCTMまで行って購入済みです。
16:15出発。
時間もあったし、やっぱり満席なるのが怖い。
フェズ-メクネスは列車で約40分です。
明日はフェズ-メクネスを列車で往復してフェズのバスターミナルからシャウエン行きのバスに乗ります。
時間とか大丈夫なんだろうか。。。バス乗り遅れたら、予約しているシャウエンのホテルに泊まれなくなっちゃうよ―
気が弱いんで、不安。。。
リャドでは部屋ではWiFiは使えないけど、公共スペースでは使えます。
スマホで列車の時間を調べておきました。
あと「地球の歩き方」を見て、メクネスの情報も収集。
ネットでも一生懸命情報収集しました。

そんなこんなで夜が更けて、お休み。
コメント
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