日々好日

さて今日のニュースは

消費税増税法案衆院成立造反者57名

2012-06-26 18:22:16 | Weblog
今日消費税増税関連法案の衆院採決が行われました。

果たしてどの位の賛成があるのか?民主党からどれだけの造反者が
出るのか注目されて居ました。

法案は民主党・国民新党・立ち上がれ日本それに三党合意で自民党
公明党が賛成し363の賛成票で480票の75・6%と言う高率
で成立しました。

反対票は96票でその内57票は与党である民主党の造反者でした。

予想はされて居たが是ほどまで造反者が出るとは思わなかっただけに
意外な感じです。

その中で小沢氏に預けて離党確実な人は現在40名と言われて居る。
ただ直ちに離党新党結成するのかそれとも段階的離党し出来るだけ
破壊工作で離党者を連れ出すのか現在の処不明らしい。
小沢氏は全て自分に任せて貰ったので時期を見て決意行動すると言明。

野田首相は裁決後記者会見を行い、一緒に遣ろうと呼びかけたが此だけ
の造反者が出たのは残念である。

今日本は厳しい状況にある。
先送り出来ない状況だ。
逃げずに、財政を何とかやり繰りして行かねばならない。
出来れば消費税は増税しないに超した事は無いが、14年までに何とか
行革や選挙制度改革、ムダの削減・経済再建等同時進行で遣って行かね
ばならない。

先送りせず同時進行でやり抜く積もりと明言した。

またこの法案が成立したら民意を問う事を匂わせました。

そして造反者に対しては民主党のルールに従い厳正な処分を行う事を
公言しました。

野田首相の言われる事は皆一々理屈にあって居ます。

処が小沢氏・鳩山氏が言う処はあくまで公約違反で挙党当時の趣旨に
違反するので反対すると言う主張です。

しかし政治は時の流れに適合した政策を打って初めて国民のために
なるものです。

日本の財政の悪化は予想外であった事。
東日本大災害と言う未曾有の国難に遭った事。
欧州財政危機等で異常円高が続き日本経済が悲鳴を上げ出した事。

此を無視して小沢氏は國を食い物にして国民にバラマキを行うべき
と主張して居ると同じ事です。

このまま國を食い潰すシロアリで居る事は楽です。

しかし此では何時か自分達が滅亡してしまいます。

そこの処が判って居てあえて若い党員を煽動する古ダヌキです。

さて今後はどうする積もりなんだろうか?

EU首脳会議で銀行同盟創設か?

2012-06-26 08:44:47 | Weblog
メキシコで行われたG20首脳者会議を受けてEUではこの程EU首脳会議を開催
する事が決まっています。

この会議で欧州債務危機に関しEU加入国の銀行一元化を図るため「銀行同盟」
構想が持ち上がって居ます。

これは現在各国毎に分かれて居る銀行の監督や銀行が破綻した時預金払い戻しの
預金保険制度等を一元化する制度です。

欧州債務危機は國の財政悪化が銀行経営を圧迫し、銀行経営が弱体化して行くと
言う悪循環を呼びました。

こうした悪循環を断ちきる為にはユーロ圏全体で銀行監督行政を一元化して預金保険
も共有する構想が出て来て今回の実施に踏み切る模様です。

現在今回の発端となったギリシャにすでに一次・二次支援で2400億ユーローが
支援済みです。

そしてアイルランドが850億ユーロ支援。ポルトガルが780億円支援。
今年になって今度はスペインが正式に支援要請をして居ます。

スペインはかって日本が経験した不動産バブルが現在進行中で苦しんで居ます。

スペインはEU圏で4番目の経済規模で此が破綻すると世界恐慌に発展する恐れが
あると言われ、また最終的に3番目規模のイタリアまで波及する恐れもあります。

そこでEUは1000億ユーロのスペイン支援の用意があると言っています。

だが金を出すのは大半がドイツです。

フランスの銀行の発行する債券はランクの格下げが行われたものが出て必ずしも
フランスも安泰とは言えません。

現在ギリシャが緊縮財政支持の政権に変わりましたが、今より緩和して緊縮財政
をと修正を要求しています。

是に対しドイツは一切罷り成らぬと強い拒否の姿勢です。

ドイツとしては支援はするがそれに対応する財政強化政策を要求しています。

銀行の不良債権が市場に出回り余計銀行経営を悪化させて居る現状打破の為にも
EU圏の銀行同盟は良い政策と思われます。

消費税増税法案衆院採決の日。さてどうなるか?

2012-06-26 07:09:46 | Weblog
ヤッサモッサしてどうにか民主党政権は消費税増税関連法案を
衆院採決まで持って来た様だ。

重要事項は棚上げし、譲歩可能な点まで譲歩し三党合意に漕ぎ
つけての衆院採決です。

肝心の民主党内は権力闘争の煽りで党が纏まらず分裂は必至の
状況での採決です。

昨晩は最後の最後まで野田首相が党員に協力を呼びかけたが、
返って来るのは怒号と、離党の意志表示。

此では最早修復不可能です。

三党合意が正常に作動すれば喩え小沢グループが造反しても
法案成立は可能の筈です。

さてどうなる事やら・・・

小沢グループは政権公約不履行だ、消費税は上げないと言った
言って居たのに上げるのは約束違反だと盛んに攻め立てて居る。

確かにその通りです。

しかし其れを言って居た頃とは状況が全く変わって来て居る事
を隠しての詭弁だと思えてならぬ。

昨年、東日本大震災が起きました。
欧州財政危機等による異常円高。経済の低迷。企業海外流出。
等々状況は日々変化していきます。

それに適合した政策を打ち出して行くのが政治ではないか?
小沢グループが恐れるのは解散総選挙です。

消費税増税を一番判って居るのは小沢氏本人だと思います。

今増税反対を叫べば国民が付いて来ると読んでのパァフオー
マンスとも云えます。

此処まで来れば当然民主党を出るべきでしょう。

党の方針に反対し、あくまで離党はしないと言う卑怯な方法
は民主主義のルール違反です。

幾ら反対しても組織で決めた事には従う。
それが嫌なら組織を出ると言うのが我々が教わったルールです。

鳩山氏を初め一部党員はそんな事も判らないのか?

今回の採決で恐らく、反対や欠席議員は60~70名程ではないか
と推定される。

ハッキリ反対を表明するのは50名前後。
その内離党表明するのは40名内ではと一部では見て居る様だ。

造反者をどうするかがまた問題として浮き上がって居ます。

造反者数によると言う意見。党の存続優先で採決に反対しても
穏便な処分を言う意見。

この際徹底的粛正すべきと言う意見。

三党合意した自民党は造反者の処分が条件だと言う意見もある。

党議に反対したのだから当然処分すべき事ではあるが民主党内
にも内部事情があって其処まで遣れない様だ。

当然其れを見越しての造反者も多数居る様だ。

出来れば禍根を残す様な処分は避けた方が良いが、何処まで
執行部が出来るか、力量を試されて居る様だ。

すぐ衆院総選挙となれば離党した議員の大半は寄る辺を無くして
苦戦は免れないでしょう。

それでも小沢氏に共に行動を取る積もりらしい。

またどうせ壊される新党なんか意義があるのか?

兎に角今日採決が行われますがどんな展開になるのか?
やってみなくては判らない様だ。

大山鳴動ネズミ一匹とはならない様な状況ですね。