日々好日

さて今日のニュースは

大飯原発今週末にでも再稼動決定か?

2012-06-11 07:38:10 | Weblog
大飯原発3・4号機の再稼動は日本の今後の原発行政の行方がかかって
居ると言っても過言ではありません。

ここで原発再稼動罷り成らぬとなれば、日本の原発50基が全て動かせ
無い事になりかねないからです。

そこで政府はこの夏場の電力繁忙期に電力不足の事態が起きる予測を立て
現実を国民に突きつけました。

これには流石に国民も容認せざるを得なくなりました。

まず大飯原発再稼動に強固に反対を唱えて居た橋下大阪市長が事態の大き
さに驚き再稼動黙認の形をとりました。

これで一気に世の流れがかわり再稼動やむを得ずとなった。

今日・明日にでも原発立地自治体福井県知事の同意を得て再稼動に動き
だすのではと思われます。

しかし此には問題があります。

まず原発運用の安全基準は現在可能な手立てをした暫定安全基準で運用す。
今夏限定の再稼動なら認める。

と言った条件がついて居ます。

処が二次安全テストの目途もたってなくて、恒久的非常電源の設置も此から
と言う時早々と再稼動して国民の安全は守れるのかと言う事。

しかしもし再稼動を見送った場合大変な打撃が日本経済や国民生活を襲い
かねないと言う懸念です。

今回野田首相は絶対的安全基準は存在しない。
現段階で遣れる処までやって安全が保障される暫定的安全基準で再稼動す。
国民生活優先で決意した。
ただ夏場限定では国民生活は守れない事を付け加えました。

色々な思惑をはらみ、どうやら大飯原発は再稼動に向けて動き出した様だ。

欧州財政危機はどうなるのか?

2012-06-11 06:55:04 | Weblog
ギリシアの財政危機に端を発した欧米財政危機は留まる処を知りません。

一時はあわやデフォルト寸前まで行ったギリシアですが、どうにか収まり
近く再選挙に持ち込みましたが、まだ爆発の危機は去って居ません。

ギリシア・イタリア・アイルランドと飛び火した財政危機は今度はユーロー
圏内で四番目の経済規模を持つスペインまで拡大してしまった。

スペインはギリシアの5倍のGDPなので規模が全然違います。

ギリシアがユーロー圏離脱の問題処でなくユーローそのものの存在が危なく
なってきます。

スペインから資金援助の要請があるとユーローは勿論加入国がこぞって支援
援助を申し出て忽ち10兆円支援が決定しました。

これでどうにか急場は凌げそうで、此をうけてユーロ安も回復し一時円高で
1ユーロー96円台が今100・72円台を上下する程に回復しました。
しかしまだ日本にとってはユーロー安。円高は続くようです。

スペインの今回に財政危機は勿論ギリシア関連が大きなウエイトを占めて居るが
克って日本が経験した不動産バブルの後処理に苦しんで居ます。

失業率24・3%と言う驚異的高率。日本の5%や米国の10%も目ではない状況
で二人に一人は失業者と言う現状です。

働く場所をうしなったスペインの失業者は海外就職で特にドイツを希望して外国語
習得が盛んになって居るとか。

経済の悪化は、銀行の取り付け騒ぎに発展し、更に悪化し、國の資金調達に支障を
来たし財政危機になり此方もデフォルトが懸念される程になった。

負のスパイラルと言う現象です。

果たして何処でこの罠から抜け出る事が出来るか?
日本経済にも少なからず影響して来る事で決して他人ごとではない。