世論調査野田内閣支持率微増・政党支持率も微増

多寡がマスコミの世論調査等と軽視する向きも多いが、今や
国民の動向を知る貴重なデーターとされて居ます。

今回共同通信が行った全国緊急電話世論調査の結果が、発表
されました。

野田内閣の再改造後の支持率は前回から４・０ポイント増加で
３２・０％と微増していました。

それに伴い内閣不支持率は８・１ポイント減って５０・０％
でした。

政党支持率は自民党が前回より２ポイント増で２２・５％。
民主党が前回より１・３％増で１５・７％と共に増加した。

また無党派と回答したのは、前回調査より大きく減少して
４３・３％でした。

今回の改造内閣の大きな目玉民間人の防衛大臣起用に際して、
６０・５％が評価すべきと回答しました。


修正協議の大きな争点自民党は民主党マニフエスト即撤回を
要求しています。

是に対し、選挙を経て変更すべきが６７・４％。
選挙に関係なく変更しても問題ないが２７・４％です。

消費税増税関連法案が今国会で不成立の場合野田政権は
どう対処すべきかを問うた処

６０・６％が、首相は衆院解散・総選挙すべきと答えた。
１８・２％が野田首相の退陣要求。
１７・６％が野田首相は続投し、法案成立を目指せと回答。

今回限定的に暫定安全基準で再稼動に大きく前進した大飯
原発再稼動の問題では賛成が３８・８％。反対５０・６％

賛成が前回に比べて多くなり反対が大幅に減りました。
此は実際問題として目の前に迫って来た事からかも・・・

民主・自民・公明三党修正協議会談どうなるのだ

野田首相が法案成立に向けて大きく梶を切った事で、民主・自民・公明
三党修正協議会談が大きく脚光を浴びてきました。

消費増税を柱にする社会保障と税一体改革関連法案を巡り、三党での
修正協議会談が開かれました。

処が民主党輿石幹事長は修正協議に応じる様に要請するが、法案採決
日程を明示しません。

これでは応じる事が出来ないと野党は持ち帰り再度今日夕方に再会談
を申し合わせました。

一部では輿石幹事長の意向は法案の先送りで、野田首相の意向とは
大きくかけ離れて居ると言う向きもあります。

同じく自民党の石原幹事長の立場も、倒閣を目指す若手・中堅議員の
圧力と、早急な法案成立を行い、次の政界再編に踏み切りたい自民党
領袖達古参議員の間に立って下手な動きは出来ません。

公明党も同じだと思います。この党も泥船の民主党の手助けになる様
な修正協議会談不要論と、早急に法案成立させて次のステップに進みたい
と言う両論が拮抗して居て井上幹事長も下手な動きは出来ません。

謂わば今の各党幹事長達が幾ら会談しても平行線で、先延ばしされる事は
明白です。

今の各党幹事長に任せて居ては到底ダメでしょう。

ただ此処で野田・谷垣等党首会談で打破出来るかと言うとそんな単純な
問題ではなさそうだ。

あとは一か八か野田首相が賭けに打って出る気があるか？

今噂に挙がって居る採決日の候補は野田首相がＧ２０へ参加する直前の
６月１５日か、今国会会期終了日の６月２２日となって居る様だ。

果たして其処まで遣れるか？

何れにしてもこのままでは済まされない事です。

或る程度両党首が下工作をしてやれると踏んだら強行採決に出る可能性も
残されて居る様な気がします。

どうせ壊れるものなら壊して次のステップに進むが賢明かも知れませんね。

決着は早い程良いのかも知れません。

我々国民も其処まで腹を括って、構える必要があるのかも知れません。