鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

文章術

2018年07月16日 | 日記


「本論から書け、前置きを目をつぶって切ってみろ」

「なるべく改行し、意識して余白を作れ」

「しゃべるように書け、親しいものに話していると思って書け」

花森安治「暮らしの手帖」初代編集長の文章教室語録。

おまけに文章は「見るもの」でもあると断言している。

ささやかながら「ブログ」という文章を書くことを私は日常にしているので、

「文章」のプロの、大先輩の方々のこんな言葉は宝物なのです。

「暮らしの手帖」は大好きな雑誌です。



何でもそうですが、文章も一生勉強です。

ブログを書きはじめたころ、大好きな向田邦子のエッセイ―を何度も繰り返し読みました。

そして先ず、文章のリズムの「師匠」と決めました。(失礼しました)

しかし、読めば読むほど、その文章の巧みさ、構成力の見事さに圧倒され「師匠」は「神」」

のレベルになりました。

脚本家、エッセイスト、晩年は長編にもトライし、昭和という時代背景を描いた最高傑作

「あ・うん」は、、なんど読み返しても新しい発見があります。


昭和56年8月、私の師匠は、本当の神になってしまった。



 向田邦子 「あ・うん」文春文庫






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