半端な雨量じゃありません。
鎌倉、水はけが悪くすぐ浸水するの知っているので、高潮時刻に合わせ
避難所に行こうと思ってます。
さて何をもっていこうかと思ったとき、最初に頭をよぎったのが
「鎌倉今村」のラベルです。
貯金通帳やカードも大事ですが「どんな時でも仕事がすぐできるように」
と考えると、これらのネーム類を水にぬらさないようにすることが必至。
お願いして作ってもらうまで数週間かかってしまいます。
浅草の織ネーム、タグを作ってもらうその会社には3度足を運んだ。
1度目は、もう20年も前。恐る恐る「あのー100枚ぐらいでいいので・・」
と言ったら、却って割高になるから500枚作りなさいと言われた。
2度目は、1000枚となった。
3度目は5000枚。
そのあとはメールで注文するようになり、久しく会社には伺ってない。
「500枚」から「1000枚」の間に、私には忘れられない光景がある。
浅草の雷門から歩いて20分ほどにあるその会社に、出来上がったタグを
引き取りに行った日の事だ。
「わざわざすまんね、社長が自ら確認しないと気が済まねーんだなー
やっぱり、浅草っ子だ」
世間話で中学校の先輩にあたると知ったおじさんの担当者は、笑いながら
私を茶化した。ベースの色を変更したのでちょっと心配だったのだ。
印刷されたネーム、タグ類は大きな棚にきちんと並べられていた。
コムサデモード、ヨシエイナバの隣に、「鎌倉今村」の小箱があった。
私はドキッとした。というより申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
「これだ、いいかな?」
そのあとは上の空だったような気がする。(なんて可愛らしい!)
たまたまヨシエイナバの隣が空いていただけなのに、それだけなのに・・
心の中で誓いを立てた。ちゃんと事業にしよう。何事にも動じないような
稲葉賀恵さんに負けない経営者に絶対になろうと。!(大真面目にです)
あれから何年たったのか。今思うと、あの頃のピュアな志はあるものの
体力、気力の衰えが・・・、もどかしい私がいる。
仕方ない、それでいいの、と折り合いをつけながら仕事をする。
それはよいとして、今の悩みは・・・、タグが底をついてきた。
10000と行くか、5000とするか、答えを出しかねている。