有隣堂戸塚モデイ店の売り場に、ひとつとびっきり華やかな道中財布があります。私の勝手な思い込みで北条政子をイメ-ジしたものです。
勿論お会いしたことはなく(あったりまえ!)昔の大河、岩下志麻さんのやられた政子像に近いのです。
ブックカバ-も、色々な作家さんの、色々な本を想像しながら布を組み合わせたりしています。
実は、昨日嬉しい事がありました。こんなことがあるのかしら、と思うようなことです。土曜日、1日売り場に立ち、数冊文庫本の販売をしました。その中の一人のお客様(男性の方)に、お買い求めいただいたブックカバ-を、東海道線の中で、女性の方がお持ちになっていたのです!斜め前の座席に座っていらっしゃいました。
もう少し詳しく書くと、熱心に文庫本をお読みになっていらっしゃったその本に、前日お売りした鎌倉今村のブックカバ-が掛かっていたのです!
一瞬、肩辺りから腕にかけ、冷気に似たものが走り、私は食い入るようにその方を見つめていました。普段は乗らない東海道線、大井町の売り場のメンテナンスの帰りで、品川から乗りこんだのです。
有り難うございました。心が弾む、と言うより責任感を感じました。何度か電車の中で、鎌倉今村の商品をお持ちのお客様にお会いしたことはありますが、昨日の出来事は、なぜか「責任」が託されたような気がしてならないのです。
商品の一つ一つ、これからも大事に、しっかりとお客様の元にお届けする事をお約束いたします。有り難うございました。