「モーヴァン」のリン・ラムジー監督、2011年の作品。ライオネル・シュライバーの同名小説を映画化したもの。
うーん、
こういう不条理なストーリーは僕は苦手かも。
インパクトはあったし、役者達のクオリティも高く、
作品の完成度も高いのですが、
そのぶん本当に後味の悪い映画でございました。
フランクリンと愛し合い、子供をさずかったエヴァ。
それまでのキャリアを捨て、子育てに専念するも、
生まれたケヴィンは生まれた当初から彼女になつかず、
成長するにつれ、意図的に母親に反抗し
(3歳程度にして無表情で冷徹!)、
フランクリンの前では一変してかわいらしく振る舞うようになっていった。
愛そうにも取りつく島がなく、
エヴァは夫ともその苦しみを共有できず、ひたすら苦しみ続ける。
そして二人目の女の子が生まれ(今度は普通の子!)、
少しは母親の幸せを得られるようになったエヴァだが、
今度はあろうことかケヴィンは巧妙にも妹に虐待を行うのだった。
そして、妹の大切なハムスターを殺し、
妹の片目を失明させ、
最後16歳の誕生日前に彼は自分の学校の体育館でとんでもない事件を引き起こすことになる。。。
ちょっとねー、
あまりにも幼子にしてありえないほどのママいじめぶりに
どうも入り込めなかったのですが、
(タイマンを張れるのは、「オーメン」のダミアンか、チャッキーかくらいのもんです)
よくこのエヴァ役をティルダ・スウィントンは演じきったものです。
ホント精神がおかしくなりそう。
最終的に、
ケヴィンがなぜ母を憎み傍若無人な振る舞いをし、
犯罪を犯してしまったのか、その理由は誰も知る由はない。
(もう少しそこを掘り下げてくれたら、後味は少しはマシだったのだろうけれど)
ただ少年院の面会室でケヴィンが、
自分自身にもその理由がわからないといったのは、
きっと本音だったのだろう。
それはエヴァが彼から聞いた
初めてのホントのことだったに違いない。
We Need to Talk About Kevin (2011) Trailer
うーん、
こういう不条理なストーリーは僕は苦手かも。
インパクトはあったし、役者達のクオリティも高く、
作品の完成度も高いのですが、
そのぶん本当に後味の悪い映画でございました。
フランクリンと愛し合い、子供をさずかったエヴァ。
それまでのキャリアを捨て、子育てに専念するも、
生まれたケヴィンは生まれた当初から彼女になつかず、
成長するにつれ、意図的に母親に反抗し
(3歳程度にして無表情で冷徹!)、
フランクリンの前では一変してかわいらしく振る舞うようになっていった。
愛そうにも取りつく島がなく、
エヴァは夫ともその苦しみを共有できず、ひたすら苦しみ続ける。
そして二人目の女の子が生まれ(今度は普通の子!)、
少しは母親の幸せを得られるようになったエヴァだが、
今度はあろうことかケヴィンは巧妙にも妹に虐待を行うのだった。
そして、妹の大切なハムスターを殺し、
妹の片目を失明させ、
最後16歳の誕生日前に彼は自分の学校の体育館でとんでもない事件を引き起こすことになる。。。
ちょっとねー、
あまりにも幼子にしてありえないほどのママいじめぶりに
どうも入り込めなかったのですが、
(タイマンを張れるのは、「オーメン」のダミアンか、チャッキーかくらいのもんです)
よくこのエヴァ役をティルダ・スウィントンは演じきったものです。
ホント精神がおかしくなりそう。
最終的に、
ケヴィンがなぜ母を憎み傍若無人な振る舞いをし、
犯罪を犯してしまったのか、その理由は誰も知る由はない。
(もう少しそこを掘り下げてくれたら、後味は少しはマシだったのだろうけれど)
ただ少年院の面会室でケヴィンが、
自分自身にもその理由がわからないといったのは、
きっと本音だったのだろう。
それはエヴァが彼から聞いた
初めてのホントのことだったに違いない。
We Need to Talk About Kevin (2011) Trailer
人間は生まれた時はみな、無垢な天使のはず・・・サイコパスのような人格障害者になるのは、乳幼児期の環境(特に母親の接し方)が大きく影響することが、最近の脳や精神・心理の研究で分かってきたそうです。
日本ではケヴィンみたいな子が増えている気がします
日本の場合、
大人がまだまだ子供のようである事が多いから、
ケヴィンのような子が増える可能性が高いことも
納得させられる部分ですね。